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不況時に就活・転職がうまくいかなくても、人生はいくらでも変えられる

私はFラン地方大卒で、新卒時はバブル崩壊の超就職氷河期のタイミングにあたったロスジェネ世代と言われた世代です。

新卒時は職無しで派遣社員として働きはじめました。

30代で自分の夢を実現するため会社を辞めてアメリカに留学し、卒業するタイミングがリーマンショックにあたり、1年半も転職先の採用が無く、実家で無職の状態を経験したオッサンです。

今は航空会社で昇進試験の大事なタイミングでしたが、コロナの影響により会社の仕事が大幅に無くなり、自宅で休業を余儀なくされています。


私は不況のタイミングこそ、自分のスキルを磨いたり、あらたな稼ぐ術を身に付けるいい機会だと考えています。


私は子供の頃からのパイロットになる夢を抱いて新卒の就活に挑みましたが、各社採用凍結の中、唯一採用していた会社にも約5000倍の倍率でしたが4次試験で敗退し、はかなく夢は散ってしまいました。

航空会社以外の他の企業もすべての採用試験で敗退しました。

しかし、転職をすることで国際線パイロットとしての夢を実現しました。


どん底人生から自己実現を達成してきた経験を書いていきたいと思います。

私はこれまで6回転職をして現在7社目です。

派遣社員(120万)
プログラマー(280万)
システムエンジニア(450万)
外資系ITコンサルタント(1200万)
アメリカ留学
国際線・国内線パイロット(1400万)


新卒就活時の教訓


僕は22年前の1998年、これからはITと人工知能(AI)の時代が来ると信じて、大学では人工知能(AI)と3Dグラフィックスの研究を行っている最先端の研究室に入りました。

卒論では、車の自動運転をモデル化し、たくさんの空飛ぶ自動車(モデル)がそれぞれ車間をとって、前方に障害物があっても回避しながら自動運転するプログラムを3次元グラフィックスで表現しました。

(バックトゥザフューチャー2の空飛ぶたくさんの車が整列して飛んでいるイメージ)


某航空会社の4次試験の面接

私「AIを活用した自動操縦でより安全性の高まる仕組みを構築できる」と熱弁したところ、

部長「すごく楽しそうに話すね。じゃあ、そのAIを活用できる仕組みの研究をした方がいいんじゃない?」

部長「そのAIの開発経験って飛行機の操縦にどう活かせるの?」

という展開になり、うまく答えられず面接で敗退。。


格闘ゲームなどで有名な某大手ゲーム会社の最終役員面接

最終の二人まで残っていて、そのうち一人だけ採用というところまできました。

役員「で、そのAIの自動なんちゃらってユーザーにとってどう面白いの?」という展開になり面白さをうまくアピールできず。。

もう一人の応募者は自作ゲームをインストールしたゲーセンの筐体テーブルを、かついで持参してきていて、実際に役員にプレイしてもらい、

「これは面白い!」という展開になり、結局その方が内定しました。


つまり、どんなにプログラミングスキルやAIのスキルがあったとしても、採用先の企業にとってメリットになるのか、人々に価値を提供できるのかという視点がなければ内定は貰えないということに気づかされました。

自分という商品(スキル・経験・実績)を使って、人々に価値を提供し、その企業に利益をもたらすことができるということを面接の場で証明できれば採用されるということです。

就職とは採用側のニーズと、自分という人的商品の価値が合致してはじめて成立する取引だと気づきました。


キャリア戦略


私は年収は手段であって目的ではないと考えます。

私の人生の目的はパイロットになるという自己実現を果たし、自分のスキルで、たくさんの人々に旅を楽しんでいただくことです。

それが私の提供できる価値なのだと考えました。


ではどうすれば、その自分という商品を用いて航空会社のパイロットとして採用されるか?

操縦スキルはもちろんのこと、安全に飛行機を飛ばすための様々な能力が求められます。

パイロットに求められる能力は、Developer(開発者)ではなくオペレーターであると考えます。

Developer:新しい商品やサービスを開発する能力を持つもの
オペレーター:与えられた機材・燃料・時間といった制約条件の中で、安全に運航し、危機に陥ったとしても冷静に判断し、解決する能力を持つもの

操縦スキル以外の、危機を解決する能力は具体的に下の5つが必要です。

・コミュニケーション力
・意思決定
・チームワーク
・ワークロードマネジメント
・状況認識力

危機や問題解決能力に必要な上記5つの能力については、他の職種での仕事をしていく過程で意識して身に着け、実績をだせばよいのです。

飛行機の操縦スキルは、ライセンスを取得してパイロットとして操縦できる能力を、資格と採用試験の操縦試験で証明すればよいのです。

飛行機のライセンスを取るには、フライトスクールに入る必要があり、学費は約2000万円かかります。

その学費2000万円を貯めるために年収を上げて稼ぐ必要があります。(年収は手段であって目的ではない)


では新卒職無しの派遣社員@年収120万円スタートの私がどうすれば年収をあげられるかを考えます。


日系大企業では、どんなに実力や実績があっても飛び級昇進は難しい。


それならば、外資系企業であれば年齢が若くても実力で昇進できる環境がある。

年収の高い外資系企業に入るにはどうすればよいか?


その外資系企業のクライアントに価値を提供できるスキルと経験、そして外資系企業に利益をもたらす人材価値(市場価値)を高める必要がある。

それにはどうすればよいか?


その外資系企業の募集要項に、欲しい人材の必要なスキルや経験が書いてあるので、そのスキルと経験を身に付ければ採用のニーズにマッチする。

そのスキルと経験を得るにはどの会社に入ればよいか?

今の自分の持つスキルと経験と、応募要件に求められるスキル・経験との差は何か?

その差を埋めるためには何をすべきか?


という風に、人生の目的から逆算していくことで、何をすべきかが見えてきます。


キャリア戦略を目的から逆算すると以下のようになります。


パイロットに転職

パイロットの応募要件(操縦スキル・危機管理、問題解決能力)

パイロットの操縦ライセンス取得

学費2000万円必要

外資系企業で高年収の会社に転職(貯金・問題解決能力を高める)

外資系企業の応募要件を満たすための会社に転職

プログラミングスキルを活かした企業に転職

プログラミングスクールに入り価値提供できる能力に引き上げる

派遣社員(スタート)


転職で人生は変えられる


目先の年収ではなく、自分の自己実現の達成、自分の人生の目的の達成のために今を行動することで、本当に幸せに満ちあふれた人生を歩むことができます。


今は、大変な状況ですが、私はこの機会を新しいスキルを身に付けるチャンスだと考えています。


私は何度も不況や挫折を経験しました。


挫折しても、また這い上がればいいだけです。


夢は見るものではなく、自分の手で掴むもの。


行動することで自分の人生はいくらでも変えられます。


時代や環境のせいにはせず、将来の自分の目的を見据えて、そこから逆算して今すべきことに注力することで、必ず道は開けます。


就活で失敗しても転職で人生は変えられる。


過去、私が大学生で就活に苦しんでいた時期の自分に向けたメッセージとして書きました。

私が過去6回の転職で活用してきたおすすめの転職サイトと転職で失敗しないための転職術を私のブログで詳しく解説していますのでよかったら参考にしてみてください。




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