【読書会_開催報告】第5回_Yokohamaゆったり読書会(24年7月28日(日)開催)
▽はじめに
2024年7月28日(日)10時~第5回「Yokohamaゆったり読書会」を実施しました。今回初めて「ミステリー」をテーマとした読書会を開催しましたが、脱線トークも含め楽しく時間となりました。(ご参加者の皆様ありがとうございました!)以下、開催報告になります。
▽開催場所
今回も桜木町のレンタルスペースをお借りしました。桜木町駅徒歩1分でアクセスも良く、キレイな内装であったので、また利用したいと思っています('ω')
▽自己紹介・アイスブレイク
まず、自己紹介とアイスブレイクを行いました('ω')アイスブレイクのテーマは「夏にやってみたい趣味のお話」。
ゴルフに挑戦する、車で旅行に行きたい、美術展示会の準備をする、スポーツ観戦をするなどのコメントを頂きながら、穏やかな雰囲気になりました。
▽ご紹介頂いた本
今回以下の本をご紹介頂きました。
①「静かな炎天」若竹 七海 (著)
(概要)
ひき逃げで息子に重傷を負わせた男の調査や疎遠になった従妹の消息を追う晶の物語(「静かな炎天」)。初版サイン本を入手するために奔走する過酷な一日(「聖夜プラス1」)。タフで不運な女探偵・葉村晶の魅力が詰まった短編集。
②「悪いうさぎ」若竹 七海 (著)
(概要)
女探偵・葉村晶(あきら)は、家出中の女子高校生ミチルを連れ戻す仕事から刺されて療養した後、今度はミチルの友人・美和を探すことに。高校生たちの親への不信や残酷さを描きながら、晶はミチルや大家の光浦たちと共に行方不明の同級生を追う。好評の葉村晶シリーズの長篇。
(感想)
今回、若竹 七海さんの葉村晶シリーズ2作をご紹介頂きました。仕事はできるが不運すぎる女探偵葉村晶が、吉祥寺を舞台に事件を解決していくシリーズで、この葉村晶というキャラクターに惹かれるミステリーで、ドラマにもなっているようです。「悪いうさぎ」にはミステリー専門店も出てくるようで本好きの私としてはとても惹かれます!巻末にミステリー本の紹介もあり、これから新しい本を探すのも楽しそうです。葉村晶シリーズ読む順番は、こちららしいです!
③「ワニの町へ来たスパイ」ジャナ・デリオン (著)
(概要)
潜入任務で暴れすぎて一時潜伏を命じられた凄腕秘密工作員の私は、ルイジアナの町でおしとやかな女性を演じようとするが、到着早々保安官助手に目をつけられ、住む家の裏で人骨を発見。地元婦人会の老婦人たちに焚きつけられ、一緒に人骨事件の真相を追うことに。大人気ミステリ・シリーズの第一弾。
(感想)
優秀な秘密工作員で、ちょっと暴れすぎて本当は潜伏していなくてはならないのに、大人しくしていなければならないのに、周りのみんなに焚きつけられ、事件解決をしなくてはならなくなる、ちょっと滑稽な展開が面白いと思いました!いわゆる「コージーミステリー」= 主人公が刑事や探偵など専門の人間ではなくいわゆる素人などの設定で、ミスマープルのような普通の賢い一般人が事件解決する点が、海外ならではだな~と感じました!
④「神様ゲーム」麻耶雄嵩 (著)
(概要)
「神様」と名乗る謎の転校生・鈴木太郎が、神降市で起きた連続猫殺し事件の犯人を瞬時に言い当てる。憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された芳雄は、鈴木が全てお見通しだと主張する中、彼を信じるべきか疑うべきか悩む。やがて鈴木の予言通りに殺人事件が発生する。
(感想)
自称「神様」の転校生・鈴木太郎の予言は一体どのようなものか、背景にどのような謎があるのか、猫殺しの犯人、真相は!?など非常に興味深いミステリーでした!麻耶雄嵩さんは、独特の世界観と手法的アプローチに強いこだわりを持った癖のある作風で、マニアックかつカルト的な支持を得ているということですので、読んでみたいと思いました!「神様」の転校生・鈴木太郎は「さよなら神様」という別の作品にも出ているらしく、纏めて読了してみたいですね。
⑤「白薔薇殺人事件」クリスティン・ペリン (著)
(概要)
ミステリ作家の卵であるアニーは、大叔母の住む村に招かれる。資産家の大叔母は、16歳のときに占い師から「いつかおまえは殺される」という予言を信じ続けてきた。アニーが屋敷に到着すると、大叔母は図書室で血を流して倒れており、そばには白薔薇が落ちていた。大叔母が約60年かけて調査した記録を手がかりに、アニーは犯人探しに挑む。犯人当てミステリの大傑作。
(感想)
大叔母の手記を頼りに、アニーという主人公が事件を解決していく設定が面白いと思いました。海外ならではの登場人物が多い内容で誰が犯人なのか!?なかなか難解なのかなあと思いつつ、情報整理しながら謎解きを進めていくのも楽しそうですね。ご紹介頂いた方はレビュー特典の発売前の貴重な本をお持ちいただき、表紙が通常販売のものと違って「おお!」と思いました。タイトルも素敵で、読んでみたい1冊です('ω')
⑥「満願」米澤 穂信 (著)
(概要)
人を殺した女が控訴を取り下げ静かに刑に服するが、最後に真の動機が明かされる表題作をはじめ、恋人との復縁を望む「死人宿」中学生姉妹による「柘榴」、ビジネスマンの危機を描く「万灯」など全六篇を収録。史上初の三冠を達成したミステリー短篇集で山本周五郎賞受賞作。
(感想)
私が紹介した本です。短編集ミステリーですが、とにかく文体が秀逸です。そして人間のちょっとした認識のズレや思い込みが、後々恐怖を招く展開が素晴らしいです!米澤 穂信さんは、なんでこんな小説が書けるのか!と感嘆です(笑)ご参加者の中にも、米澤 穂信さんを推している方が結構いらっしゃって嬉しかったです。この作品はドラマにもなっているようで、今度見てみようと思いました。
※以下はオマケで概要だけ紹介しました。
⑥「春にして君を離れ」アガサ・クリスティー (著)
⑦「十戒」夕木春央 (著)
▽ランチ会
今回は読書会終了後、雑談しながらランチ会を初めて開催しました。ご参加者の皆様お時間作って頂き、有難かったです<m(__)m>!
▽終わりに
初のミステリー限定企画、皆さまのイチオシのミステリーをご紹介頂き、語ることが出来て楽しい時間でした(^^)/またタイミングを見て、第2弾もやってみたいです。
次回は、9月8日(日)AM10:00-桜木町周辺になります。現在、ご参加者募集中なので、もし良かったらご参加頂けますと嬉しいです<m(__)m>!
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