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希少資源の生産性とは?ちきりん「自分の時間を取り戻そう」を読んで

昨日、小学校受験塾の授業内容について感じた事を書きました。

我ながら、書いてる最中に「だったら辞めちゃえよ!」と突っ込みを入れていましたが。

次男が楽しそうに通っている事、長男が小学校にスムーズに馴染んだのは幼児教室へ通っていたお陰かもしれない。

そんな思いもあり、首を傾げながらも通い続けていました。

でも、昨日この本を読んで
「やっぱりやめよう」と思いました。

本について

この本は2016年に発売されてベストセラーになったので、読まれた方も多いかと思います。

私はちょうど2016年に長男を出産した事もあり、その当時はこういう本から離れていた時期でした。

ちきりんさんのアイコンや名前は色々な所で見かけた事があったのですが、何故か今までブログも本も手に取った事がありませんでした。

でも、偶然図書館で見かけて借りてみたら凄く面白かったのです。

去年、私にとってNO1ヒットだったこちらの本に通じるモノがありました。

この本は2016年の本ですが、既にウーバーやクラウドワークス等の「働く人のシェア」や、エアビーアンドビー等の「空間のシェア」等、
社会全体が「高生産性シフト」しているという事を説明しています。


この流れは止められないし、これからはどんどん「高生産性シフト」していく。
「自分の時間」を取り戻すためにも、個人として「どうやって生産性を上げるか?」という本です。

デンマーク本もそうですが
「これは、日本国民全員が一度読んだ方が良い!」と本気で思える一冊でした。

自分の感じていた事を代弁してくれた


本の中では、「時間」と「お金」という人間にとって最も大切な希少資源をどう使えば生産性が上がるか?

という考え方を詳しく解説しています。

私も無駄だと感じていた「大学の学費」や「名刺」についても書かれていました。

貧困過程の子供らが大学進学をするため、奨学金と言う名の多大な借金を抱えてしまうことが問題になっていますが、大学が生産性を上げ4年分を1年で教えるようになれば、生活費は1年分しかかからず、借金(奨学金)の額も大幅に減らせます。お金に余裕のある過程が、生産性の低い学校に多額の授業料を払うのはともかく、借金までしてあんな生産性の低い教育サービスを買わなければならないなんて、本当に馬鹿げたことです。

正直私は「大学は就活の為のパスポート」という認識でしたが、「学ぶ」という側面から見て「生産性が低い」というのは新しい発見でした。

そして名刺については、「ネット時代に名刺交換の意味すら不明なのに名刺管理ソフトや名刺フォルダまで作って管理するのは無駄」と書かれていて大きくうなずきました。

これって、年末に私が感じていた事そのものなんですよね。
物を所有するにもお金がかかるし、管理するのに時間もかかる。
「大事な希少資源を投入する価値があるのか?」という視点で考えたらもっとスッキリ生きていける。

そして思い出した「Notion」


ちょうど2週間前に、NotionをDLしてみたよ~という記事を書きました。

何とか使いこなしたい!と3日に1回位、試してみたのですが正直全然快適にならないのです(笑)

「読書ノート」を作ろうと思ったのですが、「本の画像を取り込んでアイコンにして~」と書いてある。

でも、本を検索→画像をコピペ→本のURLもコピペして…なんてやっていたら結構な作業量。

それよりも「ブクログ」でバーコードをスキャンしてアプリ上で「読んだ本」「読みたい本」を管理した方が早い。


そして読書ノートですが、急に「iCloudのメモで良くない?」と思ったのです。

今回の本も、図書館で借りた本なので付箋を大量に貼って
「この後どうしよう?」という感じでした。
せっかくなので記録したい。

そこでiCloudメモに音声入力をしてみたら、10分位で付箋を貼った場所の内容を転記できました(20箇所位付箋貼ってました)。

写真も挿入できるので、自分のアクションプランをノートに手書きして撮影したものも添付。
タグ付けすれば完成です!

増えてきたら不便かもしれないけど。
Notionを無理に使いこなそうとして頑張るよりも早いし、Notionじゃなきゃいけない理由もないので今の所これで良いかな!って感じです。

そんな風に切り替えられたのも、この本のおかげ。

そして幼児教室の退会を決めました

この本を読みながら、幼児教室への通塾にかかる「時間」と「お金」について考えました。

前々から感じていた事ではありますが、平日の夕方に通塾する事によって、私にとって貴重な「お風呂で読書」という時間もなくなり、子供も帰宅後1時間少々で就寝となり慌ただしくなる事が嫌でした。

また、お金についても普通の習い事に比べたら「物凄く高い」です。

私立小学校はとても魅力的な学校ではありますが、徒歩圏内には勿論ないので子供の「時間」という希少資源が奪われる。

これは、十分理解していた事ではあるけれど。
環境は時間に勝つのでは?と思っていました。
ですが、結局私立小学校へ進学した所で殆どの学校は「一斉授業」であり、何かしらの不満やモヤモヤは残る気がします。

入学までにかかる塾代、学費を考えたら、公立以上にモヤモヤが増してきそう(笑)

だったらここに余計なお金と時間(父母会だって公立より遥かに多い)を投入するのはやめよう!という決断に至りました。


「色々な教育観に触れる事」は好きなので、もしかしたら学校見学とか行くかもしれませんが(笑)

万が一、素敵な学校の側に引っ越す様な事がおきて「やっぱり受験しよう」と思いなおす事があったとしても、それはその時頑張れば良い事。
(急に思い立って合格できる世界ではありませんが💦)

最後に、色々な意味で「うーん痺れた!」と感じた一節をご紹介。

本来、自分の欲しいもの手に入れたいものを理解するのはそんなに難しいことではありません。
にもかかわらず、私たちは頻繁に欲しいものを見誤ってしまいます。
それは大人になると「自分が欲しいもの」と「手に入れれば社会が評価してくれるもの」が違うと理解し始めるからです。
そして「こっちを手に入れた方が得なのではないか?良い人生が得られるのではないか?」と言う計算を始めるのす。

勉強についても、仕事についても「社会からの評価」ばかりを気にしていると、徐々に「自分の欲しい物」が分からなくなる。

これは私が何年か前から感じていた事でした。
繰り返しになりますが、私は今「お金」よりも「時間」が欲しい。

そして子供の進路についても「学歴」よりも「好きな事」を大事にしてほしい。
そう思っています。

興味・関心を引き出すためのアプローチは沢山するけど、社会的評価に振り回されないように気を付けよう。

そう改めて思えた一冊でした。

〈あとがき〉
この本があまりにも面白かったので、早速kindleでちきりんさんの別の本を購入し読み始めました。
図書館で借りて1ページも読んでない本が3冊もあるのに(笑)

最後までお読み頂き、有難うございました。
今日も素敵な一日になりますように☆彡


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