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神社仏閣巡り

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神社仏閣を訪れ、学んだことを書きます。
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熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)

熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)

和歌山県田辺市本宮町本宮

ユネスコ世界遺産

【社格】
式内社(名神大社)
旧官幣大社
別表神社

【御祭神】
家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)
熊野坐大神(くまぬにますおおかみ)
熊野加武呂乃命(くまぬかむろのみこと)

【御由緒】
崇神65年に、今の大斎原(おおゆのはら)に創建されました。
『熊野権現垂迹縁起』には、熊野坐大神は中国の天台から飛来されたと伝わっています。
古代から中世に

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専修寺(せんじゅじ)

専修寺(せんじゅじ)

三重県津市一身田町2819番地

「本山専修寺」や「一身田専修寺」とも呼ばれます。

真宗高田派 本山

【御本尊】
阿弥陀如来
「証拠の如来」

【真慧と 証拠の如来】
天台宗延暦寺は、寛正年間に以前から敵対していた本願寺第8世蓮如を「仏敵」とし、幾度となく攻撃を加えてきました。
迷惑を被ったのは専修寺門流(高田派)です。
延暦寺は専修寺門流と無碍光流(本願寺派)を同一視し、敵と看做していたので

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水戸東照宮(みととうしょうぐう)

水戸東照宮(みととうしょうぐう)

茨城県水戸市宮町2-5-13

正式名称は「東照宮」、別名は「権現(ごんげん)さん」、「三所権現」など。

【社格】
旧県社
別表神社

【主祭神】
徳川家康(東照公)

【配祀】
徳川頼房(威公)

【御由緒】
元和七年(1621年)四月二十一日に、水戸初代藩主徳川頼房公が、父徳川家康公の御霊をこの地に祀ったのが始まりです。
当初は神仏習合で仏祭でしたが、天保十四年(1843年)第九代藩主斉昭公

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真清田神社(ますみだじんじゃ)

真清田神社(ますみだじんじゃ)

愛知県一宮市真清田1-2-1

【社格】
尾張国一宮
延喜式内社(名神大)
国幣中社
別表神社

【御祭神】
天火明命(あめのほあかりのみこと)

【御由緒】
神武天皇33年3月3日に当地で鎮祭されたのが始まりと伝えられています。
他にも崇神天皇年間に国常立尊を当地に奉斎したという説もあります。
社名の「ますみだ」は「真墨田」という用字も存在します。

⛩尾張一宮の謎
尾張国には延喜式内社の名神大

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開成山大神宮(かいせいざんだいじんぐう)

開成山大神宮(かいせいざんだいじんぐう)

福島県郡山市開成3丁目1番38号

東北のお伊勢さま、とも呼ばれます。
拝殿に掲げられた神号は、有栖川宮熾仁親王による書です。

【社格】
県社

【御祭神】
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
豊受大神(とようけのおおかみ)
神倭伊波禮彦命(かむやまといわれびこのみこと)=神武天皇

【御由緒】
安積開拓の開拓民の精神的なよりどころにするため、福島県の典事の中条政恒が伊勢神宮の分霊の奉遷を神宮司

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大崎八幡宮(おおさきはちまんぐう)

大崎八幡宮(おおさきはちまんぐう)

宮城県仙台市青葉区八幡4丁目6-1

【旧社格】村社

【御祭神】
応神天皇
仲哀天皇
神功皇后

【御由緒】
創建年代不詳。
平安時代初期、東夷征伐に際して坂上田村麻呂が、武運長久を祈念すべく武門の守護神である宇佐八幡宮を現在の岩手県水沢市に勧請、鎮守府八幡宮を創祀しました。
室町時代に奥州管領大崎氏はこれを自領内の現遠田郡田尻町に遷祀し守護神として篤く崇敬した為、大崎八幡宮と呼ばれました。

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志波彦神社(しわひこじんじゃ)

志波彦神社(しわひこじんじゃ)

鹽竈神社境内

延喜式内名神大社

【御祭神】
志波彦大神(しわひこのおおかみ)
  農耕守護・殖産・国土開発の神。
 記紀等に記述は無く、土着神と考えられます。

【御由緒】
創建年代不詳。
元は仙台市岩切の冠川の畔に鎮座され、陸奥国百社の名神大社でした。
明治7年に鹽竈神社の別宮本殿に遷祀、昭和13年に現在の地に御遷座申し上げました。
全額国費を以て造られた最後の神社とも言われています。

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鹽竈神社(しおがまじんじゃ)

鹽竈神社(しおがまじんじゃ)

宮城県塩竈市一森山1-1
  志波彦神社(しわひこじんじゃ)との二社が同一境内に鎮座している、珍しい神社さんです。

【御祭神】
主祭神・別宮
 塩土老翁神(しほつちのをぢのかみ)

左宮
 武甕槌神(たけみかづちのかみ)

右宮
 経津主神(ふつぬしのかみ)

陸奥国一宮
  全国にある鹽竈(鹽竈・塩竈・塩竃・塩釜)神社の総本社。

【御神紋】
塩竈桜

【御由緒】
創建年代不詳。
武甕槌神と経

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來宮神社(きのみやじんじゃ)

來宮神社(きのみやじんじゃ)

静岡県熱海市西山町43-1

【御祭神】
日本武尊(やまとたけるのみこと)
  武勇と決断の神
五十猛命(いたけるのみこと)
  樹木と自然保護の神
大己貴命(おおなもちのみこと)
  営業繁盛、身体強健の神

全国四十四社のキノミヤジンジャの総社

【御由緒】
古くから来宮大明神と呼ばれ、熱海の地主神として来福・縁起を司り、信仰されていました。
和銅3年(710)に熱海の海へ漁夫が網をおろしてい

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箭弓稲荷神社(やきゅういなりじんじゃ)

箭弓稲荷神社(やきゅういなりじんじゃ)

埼玉県東松山市箭弓町2-5-14

【御祭神】
保食神(うけもちのかみ)
 宇迦之御魂神(うがのみたまのかみ)
 豊受比賣神(とようけひめのかみ)

この三柱の神は、いずれも食を司る神であり、「うけ」「うか」「うが」が御名に含まれています。
保食神は宇迦之御魂神と同一視され、稲荷神社に祀られる例が他にもあるそうです。

【御由緒】
和銅5年(712)に創建と伝えられます。元は「野久稲荷」と申し上げ

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近江神宮(おうみじんぐう)

近江神宮(おうみじんぐう)

滋賀県大津市神宮町

御祭神
 天智天皇(天命開別大神)

御神徳
 時の祖神 開運・導きの大神
 文化・学芸・産業の守護神

百人一首かるた大会の開催地としても有名です。

御由緒
ご鎮座は昭和15年と、比較的新しい神社です。
しかし大津に都を置いた天智天皇のゆかりの地として、神社や伝説などが多く残っているところでもあります。
全国16社の勅祭社の一社であり、毎年4月20日の例祭には、宮中より御

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妻沼聖天山歓喜院(めぬましょうでんざんかんぎいん)

妻沼聖天山歓喜院(めぬましょうでんざんかんぎいん)

埼玉県熊谷市妻沼

御本尊:大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)  秘仏
錫杖の中央に祀られているので御正体錫杖頭と言われます。

御本殿は国宝。

日本三大聖天のひとつ。

立派な貴惣門の左右には、毘沙門天と持国天が。

昭和33年には、世界の平和を祈願して平和の塔が建てられました。
多宝塔の形をとっています。

関東八十八大師 第八十八番
関東三十三観音 第十六番
東国花の寺百ヶ寺 第二十七番

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出雲大社埼玉分院(いずもたいしゃさいたまぶんいん)

出雲大社埼玉分院(いずもたいしゃさいたまぶんいん)

埼玉県朝霞市本町2丁目20−18

【御祭神】
荒船神社:三宝荒神(サンポウコウジン)
出雲大社:大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)
祖霊社 :幽冥大神(カクリヨノオオカミ)
      (大国主大神の別称。祝詞『幽冥神語』での呼称です。)

【御神徳】
荒船神社:商売繁盛、火災除け
出雲大社:縁結び、家内安全、厄除け

【御由緒】
1983年、出雲大社朝霞教会として創立。
2020年、出雲大社

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出雲大社(いずもたいしゃ)

出雲大社(いずもたいしゃ)

いずもおおやしろ、とも。

島根県出雲市大社町杵築東195

【御祭神】
 大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)

【御客座五神】
 天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)
 高御産巣日神(タカミムスビノカミ)
 神産巣日神(カミムスビノカミ)
 宇摩志阿斯訶備比古遅神(ウマシアシカビヒコジノカミ)
 天之常立神(アメノトコタチノカミ)

式内社(名神大)、出雲国一宮、神社本庁の別表神社

【御由

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