障害者やその周りの人が抱える情報格差を無くしていくために、あなたの力が必要です
情報格差をなくし、選択肢のある社会に
初めまして。
一般社団法人Ayumi代表理事の山口広登と申します。
お時間がある方はまず、Ayumiの自己紹介動画をご覧ください。
突然ですが...
あなたは明日も健康で不自由ない生活を送れると断言できますか?
私の従兄弟は、高校卒業式の直前に事故に遭い、突然車椅子生活を余儀なくされました。
希望から絶望に変わりながらも、彼は生きることを選択しました。
いつも太陽のように明るかった従兄弟が、車椅子生活になり、日常で諦める姿を見て、店舗・施設・社会のバリア(障害/障壁)に注目するようになりました。
その言葉を、今もこれからも忘れることはありません。
「慣れてるから大丈夫」
「みんなに気を使わせるから俺は家にいるよ」
「どうやったって”できない”ことは周りの人より多いんだ」
車椅子利用者や身体障害当事者が抱える課題を理解するため、私は4ヶ月間車椅子生活を体験しました。また、障害当事者やその家族との交流を通じて「調べても出てこない」という情報格差の課題が見えてきました。
この問題を深掘りするため、障害当事者やその家族合計214名に対して、「調べたい情報にWEB媒体・SNSを通じてアクセスできるか?」という調査を実施しました。
調査結果を見て、障害当事者やその家族が知りたい情報を得ることができず、企業側としても障害者の方へ情報を届けることができない状況であることがわかりました。つまり、双方をつなげるハブ機能を果たすサイトがないことに気がつきました。
これらの問題を解決するため、「ふらっと。〜バリアフリー情報サイト〜」を立ち上げました。このサイトは障害当事者や家族が求める情報を入手できるよう設計され、同時に企業がこの特定のコミュニティに届ける情報サイトです。
「ふらっと。〜バリアフリー情報サイト〜」の目標は、情報格差を解消し、障害者と企業を繋ぐことです。さらに、障害者雇用の新たな可能性を探求し、それによって生まれる新たな価値を追求しています。
この理想を具現化するために、Ayumiでは障害当事者を情報サイトの運営に起用しています。なぜなら、障害があることで、読者の気持ちに深く寄り添い、共感的に情報を発信する力となるからです。
たとえば、このサイトでは障害当事者が執筆した「新幹線を車椅子で利用する方法」に関する記事があります。
参照:【新幹線で車椅子旅行】車椅子席や多目的室の予約方法を体験談を交えて詳しく解説!
この記事は、ライター自身が新幹線の予約方法の不透明さから感じた困りごとを解消するために生まれました。実際に新幹線を利用した体験を基に、予約の手順や利用時の注意点などが詳しく解説されています。
彼らが日常的に直面する問題は、他の人にとって価値ある情報に変わります。これまで調べても見つからなかった経験を持つ彼らの知見は、社会全体にとって不可欠なものです。
メディアの過去・現在・未来
話は少し変わりますが、メディアを設立して今年で2年を迎えます。
最初は限られたメンバーのみで、掲載できる記事数もごくわずかでした。
そこで昨年2023年1月よりクラウドファンディングを実施し、259名の方から1,667,500円の支援金をいただきました。
それにより毎月10記事を掲載、これまでに250記事以上の情報を発信し、多くの方に見ていただけるメディアへと成長しています。
しかし、私たちの目標である「情報格差を無くす」という点では、まだ道半ばです。目標達成に向けて、以下の具体的なロードマップを掲げています。
「困ったらAyumiを見よう」という障害当事者と「広報に困ったらAyumiを頼ろう」という企業が多く集まり、私たちの目標であるバリアフリー情報サイトを通じた企業と障害当事者のハブになることができている状態を目指しています。
充実した記事であってもGoogle検索で上位に表示されなければ、情報を求めている障害当事者や家族に届かないため、Google検索で上位表示させるための対策・当事者ライターへの教育にもコストを投じています。
さらに、多くの身体障害者やその家族に継続して情報を提供するためにも、サイトの更新と情報の鮮度を維持することが必要不可欠で、情報格差を無くすためには多額の費用が必要です。
私たちの取り組む課題は障害者や障害児のご家族だけのものではありません。国内でバリアフリー情報を必要とする方は4,500万人にも上ります。
私たちの目標は「情報格差をなくし、選択肢のある社会」を創ることです。
私たちだけでなく、未来の子どもたちが同じ困難に直面することなく、希望を持てる社会を共に創り上げましょう。
希望を抱ける社会にするために、寄付をお願いします。
あなたの支援が情報格差を無くす一歩につながります。
(個人様向け)
■月額500円から寄付をする
■単発1,000円から寄付をする
(法人様向け)
■月額1,000円から寄付をする
■単発3,000円から寄付をする
皆様からいただいた寄付の使い道
皆様からいただいた寄付は下記のような用途を考えています。
1.「ふらっと。〜バリアフリー情報サイト〜」の更新頻度の維持費
2.障害者ライターの給与UP
※Ayumiから支払っている文字単価の平均は1.5円
※ライティングの未経験者への平均文字単価は0.3円〜と言われています。
3.WEBサイトの利便性向上のための改修費(保守運用費、維持費含む)
4.Google検索で上位表示させるためのWEB分析とリライト施策費用
寄付いただいた皆様へ
寄付をいただいた方へ以下の特典をご用意しております。
一般社団法人AyumiのFacebookグループへの招待
寄付者限定交流会への招待(オフライン)/ 年
Facebookグループを通じた活動状況報告 / 随時
寄付を通じて、私たちと「障害の有無に関係なく、選択肢のある社会」を共に目指していけますと幸いです。
運営メンバーからコメント
私は、進行性難病の当事者で、現在は首から上と右手がわずかにしか動きません。
最初はWEBライターとして参画し、右も左もわかりませんでしたが、山口を始めメディアメンバーに助けていただき、昨年11月に責任者に就任しました。
「ふらっと。バリアフリー情報サイト」は、情報格差を解消し、バリアフリー業界のGoogleを目指すという目標のもと、ライターや校正者など多くのメンバーが毎日全力で取り組んでいます。
加えて、私を始め障害当事者も一緒に運営しているメディアです。
様々なメンバーが、情報格差の解消に向けて一致団結し、得意不得意を補いながら自分のできる価値提供を行っています。
メディア運営を通じて、読者の皆様だけでなく、我々運営メンバーにとってもフラットに働くことができ、Ayumiを通じて一人ひとりのキャリアアップに繋がっているのです。
できないを「価値」に変える。
「ふらっと。〜バリアフリー情報サイト〜」は、そのような社会のきっかけになると確信しています。
私がAyumiに参画したきっかけは、X(旧Twitter)での募集投稿でした。私は、身障者ではありませんが社会的ハンディを背負っている障害者として情報格差をなくしたいという想いに惹かれて応募したのが始まりです。
それから1年以上、このメディアで書き続けてきて当事者の方から「役に立った」「記事をきっかけにいろんな場所に出かけるようになりました」など、嬉しいお声が届くようになりました。今後もメディアを運営していくなかで、障害者と健常者が同じように人生を楽しむためのヒントになるような情報を発信し続けていきたいです。
ふらっと。は「できない」を価値に変えるきっかけとなる入り口です。
私は主に「ふらっと。〜バリアフリー情報サイト〜」の記事校正やマニュアル作成、入稿の仕事を担当しています。
代表の山口とは大学時代からの友人で、山口の活動や想いに共感し、Ayumiの立ち上げ当初から関わってバリアフリー情報サイトを作り上げてきました。
ほとんど何もなく人数も少ない状態から始めましたが、今ではたくさんの人がAyumiに参画してくれて、応援してくれて、とても感慨深いです。
Ayumiのメンバーはみんな誠実かつ真摯に仕事に向き合っていて、みんながいればAyumiが目指す障害の有無の関係ないフラットな社会を実現できると信じています。
今後ともAyumiの活動を応援していただけると嬉しいです。
バリアフリー記事の校正と、WEBデザインを担当している栗田です。前職のご縁で山口をご紹介いただき、Ayumiに巡りあいました。
山口の熱いお話を伺い、自身の「必要としている人に、最適な情報やサービスを届けたい」という想いがAyumiで実現できると確信して、2022年より参画させていただいております。
記事やデザインを通して、自身の想いが実現していると同時に、誰かの役に立てている実感を得られていることがとても幸せです。
Ayumiの描いている「障害の有無に関係なく、選択肢のある社会」が、1日でもはやく実現されることを願いながら、私もその社会作りに少しでも寄与できるよう自身の能力を上げ続けていきます。
私は先に働いていた友人の紹介で、本業とは別に業務委託という形でAyumiに委画するようになりました。
参画したことで、本業では経験することの出来ない仕事や、普段の生活では出会うことのない方と関わる機会に恵まれており、これは何よりの財産だと感じます。
福祉業界では、まだまだデザインが発展途上だと言われています。作り手の想いが込められた良いデザインは、よりいっそう福祉業界を盛り上げる一助となるはずです。
表面的な綺麗さだけではないデザインの本来の役割を意識しながら日々の業務に取り組み、Ayumiひいては福祉業界のさらなる発展に寄与するのが、私の今の目標です。
一般社団法人Ayumiを運営してきて感じること
起業準備を含めてバリアフリーに関する課題に取り組んでからすでに3年が経過しました。起業初期は、課題の多さと深さに不安を感じながら日々を過ごしていました。
今は違います。
3年間活動をしてきて、信頼できる仲間が増えました。
Ayumiのために動いてくださる方々も増えてきました。
Ayumiと協業・連携・提携してくださる会社も増えてきました。
このように支えられることで、私たちの取り組みがさらに強化されています。
私たちは情報格差を無くすために、単に記事を発信するだけでなく、できるだけ多くの人々に「ふらっと。〜バリアフリー情報サイト〜」を知ってもらうことも重要だと考えています。
このサイトを通じて、誰もが必要とする情報へアクセスできる社会を築き上げたいと思っています。
今回の寄付キャンペーンは、寄付を集めるだけでなく、Ayumiの活動や私たちが目指す未来について広く知ってもらうためのものです。
そして、次世代の子供に私たちが経験した課題を感じさせないためです。
私たちはまだ個人、企業、社会にとって微力な存在かもしれませんが、今回のキャンペーンやnoteを通じて出会ったあなたがAyumiのことを知り、社会課題について知ったことが、情報格差を一歩でも無くすための大きな一歩となると信じています。
今までの想いを込めて書いた文章をご覧いただき、誠にありがとうございました。
(個人様向け)
■月額500円から寄付をする
■単発1,000円から寄付をする
(法人様向け)
■月額1,000円から寄付をする
■単発3,000円から寄付をする
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バリアフリー情報サイト運営に関わる活動実績
今までどんなことをしてきたのか?
の振り返りも兼ねてここに載せておきます。
※2022年6月1日〜2024年4月31日 一部抜粋
※それぞれの活動実績内容にリンクを貼っています
2022年6月:バリアフリー情報サイトの本格運用スタート
2023年1月:クラウドファンディングを実施し、167万円調達
2023年5月:コミュニケーションボードのリリース
2023年6月:社会起業家 上原大祐氏がアドバイザーとして就任
2023年6月:株式会社Yogiboが運営する「Yogibo Social Good」へ参画
2023年8月:バリアフリー情報サイト:記事数150突破
2024年1月:リブランディングの実施
2024年2月:アンバサダー制度の発表
2024年3月:「心のバリアフリー」サポート企業の審査を通過し登録
2024年4月:長崎ユニバーサルツーリズムセンターと連携し長崎のバリアフリー情報発信の支援が決定
長崎ユニバーサルツーリズムセンターとの連携はAyumiがお世話になっている方の繋がりに加え、バリアフリー情報サイトの活動実績を認めていただいたと言っても過言ではありません。全てが繋がっているのだと感じます。
メディア掲載実績はこちらからご確認いただけます。
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