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インナーケアとは?

インナーケアとは「栄養バランスの良い食事」「適度な運動」「十分な睡眠」により生活全般の質を高め、身体の内側からの美肌づくりのこと。

インナーケアとスキンケアは何が違うのか?

「肌へのアプローチ方法」の違いです。
スキンケアは、肌にうるおいを与えたり、くすみを解消したりと身体の外側から表皮層へとアプローチすること。

一方インナーケアは、食事や運動、睡眠などによって身体の内側からアプローチすること。
スキンケアとは異なり、身体の内側から全身のコンディションを整えることが得意なのがインナーケアです。

美のためには、外側と内側の両方からアプローチすることが重要です。

肌の調子を整え、美肌をキープするうえで、内側からのケアは欠かせません。肌と身体のコンディションは密接に関わっています。

たとえば、身体の冷えなどで血行が悪くなると、肌はくすんでしまいます。
根本的な解消には、血行を良くするためにお風呂にゆっくりと浸かったり、運動をして血液の流れを促進したりする必要があります。

肌は健康のバロメーター

どんなにスキンケアを頑張っても肌の調子が一向に改善しないなら、身体の内側に問題があるかもしれません。

たとえば、身体に必要な栄養素が足りていない、疲れが溜まっている、運動不足で汗をかいていないなど、これらは体調を崩す原因になります。

あたりまえすぎて気づけないという方も少なくないので、全身のコンディションを整えるためにも今一度、生活習慣などを見直してみることをおすすめします。

インナーケアに興味があるものの、何をやると良いのかわからない方もいるでしょう。
インナーケアを行ううえで意識したいのが、「食事」「運動」「睡眠」です。

インナーケアのポイント!

栄養バランスの取れた食事

肌や身体の構成、維持などには食べたものが大きな影響を与えています。
そのためインナーケアを実践するなら まずは栄養バランスの取れた食事を心がけること。

バランスの良い食事とは、以下の3つがそろった献立のことを指します。
・主食:ご飯、パン など
・主菜:肉、魚、卵、大豆製品 など
・副菜:野菜、海藻類、きのこ など

バランスの整った食事を意識すると、美肌をキープしやすくなります。
また、インナーケアを意識するにあたり、肌に良い栄養素を積極的に摂ることも大切です。

例えば、たんぱく質は肌の主成分であり、肌細胞を作るのに必要な材料です。
肌の健康をキープするために、たんぱく質が豊富な肉類や魚介類、乳製品、卵を使った料理を摂取しましょう。

さらに、健やかな肌をキープするのに必要なビタミンAや抗酸化作用をもつビタミンC、肌の新陳代謝を促進するビタミンB2・ビタミンB6も欠かせません。

加えて、女性ホルモンのエストロゲンと似たような働きをするといわれている大豆イソフラボンもおすすめです。

エストロゲンは肌にハリやうるおいを与えたり、代謝を促したりする効果があるといわれています。エストロゲンの分泌量は40歳ごろから減少するため、大豆イソフラボンを積極的に摂ってインナーケアに役立てましょう。

ただ、仕事や家事、育児などで忙しいという方は、サプリメントや漢方で補う方法も良いかもしれません。生活リズムが整いにくい方や、食事で補え切れない栄養素は、サプリメントを上手に使って身体の内側から健康を目指しましょう。

適度な運動

肌のためには、血流改善やリラックス効果につながる、散歩やウォーキングもいいかも。
まずは家でも簡単にできる、ストレッチや体操から始めてみましょう。少しずつでも続けることが大切なので、始めやすいものからチャレンジしてみてください。

また、血液の流れが良くなることから、女性に多い冷え性などの悩み解消も見込めます。
血行不良から生じる肌のくすみといったトラブル解消にもつながるでしょう。

十分な睡眠をとって心身を休息させる

睡眠不足は肌のターンオーバーが乱れる要因のひとつです。
肌のターンオーバーが乱れると、肌が持つ本来の働きである代謝力が低下し、皮膚のキメが荒くなったり、皮膚の表面にあるバリア機能が低下したりなど、肌トラブルにつながります。
健やかな肌をキープするには、肌のターンオーバーをスムーズにすることが欠かせません。

スキンケアをどんなに頑張っても、睡眠不足などでゆっくりと休めなかったり、ストレスがかかったりすると肌のコンディションに影響します。
ストレスは血行不良や自律神経の乱れ、ホルモンバランスの乱れにもつながるので、しっかりと休んで心身ともにリラックスすることが大切です。

また、睡眠中は成長ホルモンの分泌量が増えることがわかっています。
成長ホルモンには全身の細胞を修復する作用があり、肌のターンオーバーを促して肌のダメージを修復するほか、
身体の修復なども促し疲労を軽減する作用があります。

睡眠不足が続くと成長ホルモンが分泌されにくくなることから、肌のターンオーバーが低下し、肌荒れが起きやすくなるのです。
また、疲労がなかなか取れないといった全身の不調にもつながります。

インナーケアとは、
肌を健やかな状態に保つために行う内側からのケアのこと。
美容と健康の維持・促進のために、インナーケアを日々の生活に取り入れてください。