『Yamada: The Samurai of Ayothaya』(2010)【忍者映画】【海外映画の中の“日本”】
―――ムエタイ vs 忍者軍団!!☆
江戸時代初期、アユタヤ王朝のシャムに渡り活躍したという
実在の人物、山田長政をモデルに描いた映画。
主演は、タイを拠点に活躍する俳優の大関正義。
日本人傭兵である山田長政は、ビルマ兵を装った日本人の
忍者軍団に襲われるが、現地のムエタイ集団に救われる。
寺院で看病を受け、僧侶からムエタイを習い、
タイ人と友情を育んでいく。
友情の証として刀を交換し、共にビルマの辺族と戦い、
最後に、宿敵の悪い日本人を倒す……という物語。
悪ボスは…
「ジェラルド・オカムラのコスプレをした奥田瑛二」!
それ以外の表現など、未来永劫を以てして不要!
いや、厳禁だッ!!☆(笑)
K-1王者のブアカーオ・ポー.プラムック選手が出演!
彼だけが目当てで本作を観た、というユーザーは多いね。
ブアカーオからボッコボコにあしらわれる主人公!
こりゃイカンというワケで、カタナフェチ(笑)の僧侶に弟子入り。
でも、日本着の袴だけは着用を続ける。動きにくそうだな~…。
どうやら、日本武術とのハイブリッドな格闘技を目指す模様。
…さて、修行の成果は?リベンジなるか!?
そして、国の平和を脅かす辺族との戦いが始まるのだ。
ビジュアル的に、非常に判り易い悪役。
とにかくもう、アブないヤツらとしか言い様が無い。☆(笑)
全体的な印象としては…
1950年代に東映が量産してた少年向け映画の、
『笛吹童子』や『紅孔雀』といった、新諸国物語シリーズ。
アレだね。
主人公が笛吹いてるトコとか、まんまじゃない?(笑)
ただ、アレみたいな全力ハッピーエンドってワケでもなく、
親友が主人公を庇って命を落としたりと、重みもある。
決して伝記モノなどではなく、あくまでアクション映画。
素手格闘に加えての、カタナバトルも見応えあり!☆
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