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「心のiPod」にはポジティブな曲を貯めておこう

パフォーマンスを高める心の仕組み

「心のiPod」がパフォーマンスを左右する

中学生のころ、サッカーに活かすために読んだ「ホイッスル!勝利学」という本。

この本に書いてあった「心のiPod」という考え方が、今でもずっと僕の頭の中に残っています。

(ちなみに「ホイッスル!」はめちゃくちゃ面白いサッカーマンガです!)

この本では、サッカーや日常生活で良いパフォーマンスを出すための考え方や心の仕組みなどが書かれているのですが、その中で「セルフコンセプト」という言葉が紹介されていました

「セフルコンセプト」とは簡単に言うと、思い込みや固定観念のことです。

例えば、「嫌な奴と一緒でやる気が出ない」と考えていると、心がどんどんネガティブな方向に進んでいってしまいますが、反対に、「今日は良いことがありそうだ」と考えれば、ポジティブな方向に心が進んでいきます。

こんなふうに、心がどんな状態に向かっていくかという方向性を決める大事なものが「セルフコンセプト」なんです。

そしてこの「セルフコンセプト」の仕組みをわかりやすく説明する時に使われていたのが、「心のiPod」という例えです。

いざという時は「心のiPod」に入れた曲しか流れない

iPodは、基本的にダウンロードしてある曲しか再生することができないですよね?(今はサブスクなどもありますが)

それと同じように、心の中で流れる曲(感情)も、自分の中に記録されているものしか再生することができないんです。

そのため普段から、「楽しい」「ワクワクする」「好き」といったポジティブな曲をたくさん心の中にダウンロードしておくと、そういった曲がたくさん流れます。

逆に、「ダメだ」「つまらない」「嫌い」といったネガティブな曲ばかり心の中に入れていたら、そういった曲しか再生されないんです。

そしてこの「心のiPod」の機能が重要になるのが、僕らが仕事などの日常生活で困難なシーンに直面した時です。

そういった「いざという時」に勝手にスイッチが入り、ダウンロードされている曲の中から自動で再生をはじめます。

つまり、その時に僕らの「心のiPod」にたくさん前向きな曲が入っていれば、心はポジティブな方向に進み、反対に後ろ向きな曲が多く入っていれば、心はネガティブな方向に進んでいってしまうのです。

このように、僕らの感情は「心のiPod」によって再生される、と言われると、なんだか心の仕組みがとてもイメージしやすくないですか?

ポジティブな曲を増やす方法

僕らの「心のiPod」にポジティブな曲をたくさんダウンロードするために実践できる方法は、ミスをしてしまった時でもとにかく「前向きな独り言」を繰り返すことです。

例えば、仕事で大きな失敗をしてしまったとしても、

・「このミスを次に活かせばもっと成長できる」

・「ミスをカバーするためにできることに意識を向けよう」

といった「前向きな独り言」を、沈んだ気持ちのままでも良いので心の中で繰り返してみてください。

最初は中々すぐに気持ちまで前向きにするのは難しいですが、何度も繰り返すうちに「心のiPod」にポジティブな曲が貯まり、いざという時に心が選択する方向も、ポジティブなものに変わっていきます。

皆さんも、大事な場面でポジティブな気持ちになってベストなパフォーマンスを出せるように、今日から少しだけ、「心のiPod」にポジティブな曲を貯めることを意識してみてはいかがでしょうか。

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