宮地泰史  │コンサート企画・制作者 │謎解きイベント企画・制作者 │脚本家

”クラシック音楽”と”謎解き”と”演劇”を組み合わせた新感覚の舞台「音楽探偵バッハの事…

宮地泰史  │コンサート企画・制作者 │謎解きイベント企画・制作者 │脚本家

”クラシック音楽”と”謎解き”と”演劇”を組み合わせた新感覚の舞台「音楽探偵バッハの事件録」シリーズの企画を中心に、謎解きやクラシックコンサートの制作を行っています。七国プランニング代表。http://sitchcock.net/

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【自己紹介】 七国プランニングとは

クラシック音楽と謎解き。一つは仕事でもう一つは趣味。この二つを何とか融合しようと思い、七国プランニングの活動を始めることにしました。 七国プランニングの主な活動としては、クラシック音楽謎解きミステリー「音楽探偵バッハの事件録」という、謎解きとクラシック音楽のコンサートを掛け合わせた舞台作品の企画と制作を行っています。 この作品が目指しているのは、能動的にクラシック音楽に触れる機会を創りだし、クラシック音楽に興味を持ってもらうことです。 まだまだ試行錯誤中ですが、2019

    • オール・久石譲・プログラム コンサート

      お盆の最中、彩の国さいたま芸術劇場で10月、11月に上演する「ジャパニーズ・ミニマル・ミュージック ~オール・久石譲・プログラム~」のリハーサルを行いました。 初の顔合わせでしたが、非常に素晴らしく充実したリハーサルを行えました。 今回のコンサートは、全て久石譲さん作曲の作品で、前半は「フェルメール&エッシャー」という、オーソドックスな室内楽(ピアノ独奏、ピアノ三重奏、ピアノ五重奏)のために書かれた作品。後半は「ヴィオリストを撃て」という10人編成のバンド的室内楽を演奏

      • 音楽探偵バッハの事件録(明石、守山公演へ向けて&初演振り返り)

        音楽探偵バッハの事件録~消えた天才ピアニスト~ 7月21日(日)明石市立西部市民会館 7月28日(日)守山市民ホール 小ホール 7月の公演に向けて、久しぶりに音楽探偵バッハの稽古。キャスト&スタッフとも準備万端で、かなりいい感じで稽古を終えました。 本作は、ショパンが抱いていたであろうポーランドへの想いをベースにして物語を創ってみました。ショパンが生きた時代は今から200年も前の事ですが、現代もそれほど変わってないよなぁ。と、改めて思います。そんな視点でショパンの曲を聴

        • ミュージカル「ナルニア国物語」

          今年の8月に河内長野ラブリーホールで上演するラブリーホール・オリジナル・ミュージカル「ナルニア国物語~ライオンと魔女と洋服ダンス~」の脚本と作詞を担当させて頂きました。 ラブリーホール・オリジナル・ミュージカルは、小学4年生から大学生くらいまでが在籍するラブリーホール・ミュージカルスクールが創っているオリジナルミュージカルで、今回で13回目の公演となります。 私はこれまでに4本の脚本を担当し、今回で5作目を書かせていただきました。初めての原作もの、その上超有名作品に取り組

          音楽探偵バッハの事件録 file.6 「消えた天才ピアニスト」(初演終了)

          音楽探偵バッハの事件録の新作「消えた天才ピアニスト」の初演が無事終わりました。といっても終わったのは先週ですが、公演終了後、振り返る暇もなく日常に忙殺されております。とはいえ、少しくらいは振り返っておこうと思い、少しだけ忘備録として記録しておきます。 まず、集客についてですが、初めての3公演に挑んだわけですが、結果、どの公演もほぼ満席(3回目は完売)という快挙!動員数も西宮市フレンテホールでの記録としては最高となりました(万歳!)。 これはひとえに制作スタッフのおかげです

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          ばってん少女隊「私、恋始めたってよ」

          ミュージカルの仕事が終わり、夏の休みは、ほぼ執筆時間。御籠中です。書く時間と書く事があるというのは私にとって幸せな時間です。とはいえなかなか進みませんが…。 書いている時は基本バッハとかクラシック音楽を聞いてることが多いんですが、ミュージカルの台本書いている時は日本語のポップスやアイドルソングを聞いたりしています。その中で最近出会ってしまったのが、ばってん少女隊の「私、恋始めたってよ」という曲です。この“ばってん少女”というグループは何年か前に「Oisa」という曲が自分のツ

          ミニマル音楽の行方~スティーヴ・ライヒ&アンディ・アキホ~

          毎年恒例になってきましたザ・フェニックスホールのミニマル・ミュージック・プロジェクトですが、今年は4人のパーカショニストによる「ビートジャック」と創ります。今回は4人のパーカッションアンサンブルと、完全アコースティック(PAや事前録音などは使用しない)をテーマにプログラムを創りました。 まずは定番のライヒから。今回は、フェイズシフティング(ライヒが開発した同じ音型を徐々にずらして演奏する奏法)の集大成である“ドラミングpart.1”をチョイス。ボンゴのみで4人の奏者が音型を

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          【感想】LEO 琴リサイタル2023

          ちょっといろいろ忙しすぎて何もかけてなかったのですが、先日あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホールで観た琴奏者LEOさんのコンサートが素晴らしかったので感想を残しておきます。このコンサート、第1部が琴のSOLO、第2部が、琴、ピアノ、チェロのトリオ演奏となっていたんですが、特に第2部のトリオ演奏に心を持っていかれたのでした。 当日、席についてプログラムを開いたとたんに驚いたのはプログラム。特に2部には坂本龍一の「M.A.Y. in the Backyard」「1919

          Lux in Tenebris/闇の中の光

          フルート奏者、若林かをりさんのライブパフォーマンス「Lux in Tenebris/闇の中の光」を観てきました。公演日からちょっと日が経ってしまったのですが、とても素晴らしい公演だったので、少し感想を残しておきたいと思います。 今回の公演を簡単に説明すると、同名のCD作品をもとにライブ化したもので、演奏されるのは全編サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-)のフルート無伴奏作品。その演奏に 加えてタイナカジュンペイさんのモノクロームの写真が映し出されます。写真の投影は松本永さ

          パトリツィア・コパチンスカヤ ヴァイオリンリサイタル

          ザ・フェニックスホールの主催公演としては今年度最後となるパトリツィア・コパチンスカヤさんとヨーナス・アホネンさんのリサイタルが無事終了しました。最後の最後に本当に素晴らしい演奏会でした。シェーンベルク、ウェーベルンといったあまり馴染みのない曲で聴衆を異世界にひっぱり込み、その後にド直球のベートーヴェンのソナタで度肝を抜くという、なんともたくらみに満ちたプログラムでした(そんなたくらみがあったかどうかは知らんけど(笑))。 特にベートーヴェンのソナタは圧巻でした。縦横無尽にテ

          突劇金魚「罪と罰」を観て

          突劇金魚さんの「罪と罰」を観てきました。言わずと知れたドストエフスキーの名作。恥ずかしながら若い頃に気合を入れて読み始めたものの、登場人物名が全く頭に入って来ず挫折した覚えのある小説です。と言うわけで、途中までしかあらすじがわからないままでの鑑賞でしたが、色んな不安を木っ端みじんに吹き飛ばす本当に素晴らしい舞台でした。 特に第2部で描かれたラスコーリニコフとスヴィドリガイロフとの対比が見事でした。よくある話だと大罪を犯した者は壮絶な罰を受けるか、それとも自責の念から自殺して

          「音楽探偵バッハ」市川町へ行く。

          音楽探偵バッハの事件録「怪盗モーツァルトのたくらみ」兵庫県市川町公演無事に終了しました。市川町は兵庫県の中央部、姫路市から少し北に上がったところに位置する人口1万人くらいの谷間の町です。 今回は市川町文化センターに呼んで頂き初めて行ったのですが、とても素敵なホールでした。 ホールは図書館と併設されており、素晴らしいと思ったのは図書館スタッフと連携し、クラシック音楽クイズや本の紹介がされていることでした。その横に音楽探偵バッハ公演のチラシやポスターが掲示されており、子どもた

          山陽電車「なぞときさんぽ旅」へ行ってきました(感想)

          お正月は家族で謎解きへ。山陽電車の「なぞときさんぽ旅」に行ってきました。山陽電車とは、神戸(西代駅)から姫路(山陽姫路)まで、兵庫の南部を東西に走る電車です。関西の人でも京都や大阪に住む人にとってはあまり馴染みのない路線だと思います。今回は家族でプチ旅行のつもりで参加しました。 〇おすすめポイント 本作は、山陽電車を普段使っている人より全く使った事のない人お勧めです。謎は東(神戸方面)から西(姫路方面)へ移動していきますので、スタートは神戸市内の駅からが最適です。お勧めポ

          「音楽探偵バッハ」が日経新聞で紹介されました!

          11月18日(金)の日経新聞の夕刊で「音楽探偵バッハの事件録」の事を紹介していただきました。 音楽探偵バッハは私のライフワークとしてこれからも創り続けていきたいと思っています。先日、新作の台本もようやく書きあがり、これから稽古が始まる予定です。来年はもっとたくさんの地域にこの企画を届けられたら嬉しいなぁ。と思ってます。 私もクラシック音楽に本格的に関わり始めて日が浅いですが、やはり音楽の楽しさの原点はクラシック音楽にあると確信しています。 しかしながらこの楽しさは奥深さ

          【ナゾトキ制作者として参加!】「ああオルタンシア!ナゾトキぐるぐるびゅんびゅん大劇場!!(でも中ホール)」

          神戸文化ホールが主催する、神戸文化ホールチャレンジジャンボリー2022「ああオルタンシア!ナゾトキぐるぐるびゅんびゅん大劇場!!(でも中ホール)」という、音楽、演劇、そして謎解きをミックスした前代未聞のエンターテイメント作品に謎制作者として参加することになりました。 目下、全方面で絶賛制作進行中という状況です。 このイベント、なんといってもクリエーター陣が豪華。構成・演出は関西エンタメ演劇界の雄、壱劇屋の大熊隆太郎さん、そして台本は不可思議で独特の世界を書かせたら超一流、

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          京都ブライトンホテルの謎解きに行ってきました。

          京都まち歩き&宿泊型謎解き「私ノ名前ハ」今年の夏休みは、家族で小旅行を計画していたのですが、行先の宿でコロナが出たということで急遽キャンセル。途方に暮れてしまったのですが気を取り直し、京都ブライトンホテルで宿泊型の謎解きをやっているという事でそちらに参加してきました。 ○夏の京都 夏の京都はとても暑かったです。照りつける太陽、風のない街中、地下鉄を出て数分歩くだけで汗だくになりました。 ○謎解きのシステム 今回参加した“京都まち歩き&宿泊型謎解き「私ノ名前ハ」”のシス