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音楽探偵バッハの事件録(明石、守山公演へ向けて&初演振り返り)

音楽探偵バッハの事件録~消えた天才ピアニスト~

7月21日(日)明石市立西部市民会館
7月28日(日)守山市民ホール 小ホール

7月の公演に向けて、久しぶりに音楽探偵バッハの稽古。キャスト&スタッフとも準備万端で、かなりいい感じで稽古を終えました。

本作は、ショパンが抱いていたであろうポーランドへの想いをベースにして物語を創ってみました。ショパンが生きた時代は今から200年も前の事ですが、現代もそれほど変わってないよなぁ。と、改めて思います。そんな視点でショパンの曲を聴いてみるとまた違った感じで響くのではないかと思います。

お近くの方、お時間があれば是非。

それから、稽古の前に初演時の決算を見ながら反省会を行いました。

なんと、ついに初演を黒字で終えることができました!(ぱちぱちぱち~)

この公演、儲けようと思ってやっているわけではありませんが、黒字で終えることが一つの目標だったので、喜びもひとしおです。

本企画は、私自身が公共ホールで働いてきたことのやり残しみたいなものをなんとか実現しようと思って取り組んでいる作品です。知らない人もいるかもしれませんが、公共ホールの殆どの事業は赤字公演です。それは運営の構造上、仕方のないことかもしれませんが、赤字であることが当たり前と胸を張るべきことでもありません。公演制作は赤字と諦めるのではなく、少しでも黒字になるような公演を創れないか。そういう目標を掲げ、本作品を創ってきました。

それが今回、6作品目にしてようやく達成することができたのです。

1作目は2019年。その後すぐにコロナになったので、本当にここまでの道のりは紆余曲折で大変だったのですが、ようやく辿り着くことができました。

とはいえ、まだここで終わるつもりはありません。

「音楽探偵バッハの事件録」は、メインターゲットを小学校高学年の子どもたちと設定しています。子供向けの舞台作品は小学校低学年以下をターゲットに創られていることが多いのですが、子どもたちが自我を作り上げていく小学校高学年の時期こそ、舞台や音楽に興味を持ってもらいたいと思い、難しい事は承知の上で取り組んでいます。

本シリーズでは、ようやくメインターゲットの子どもたちに喜んでもらえる作品になりつつあるのですが、まだこれからです。もっともっとブラッシュアップさせていきたいと思っています。

色々と生々しい話をしてしまって恐縮なんですが、公共ホールでもまだまだ面白いことがやれるという希望を持つということをテーマに、これからも色んな事に取り組んでいきたいと思っています。

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