自分の中のポジティブ感情を育てていくことが、幸運につながる。【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方35】
日常生活の「運が悪い」を、どういうわけか「運がいい」に変えてみませんか?
前回は、なぜポジティブであることが幸運をもたらすのかということについて述べました。
前回の記事の最後に、ポジティブであると、視野が広がり、普段気づかなかったことに気づけるようになり、そしてそのことが「運が良い」「幸運」であるということなのだと述べました。
ちなみにフレドリクソン博士は前述の『ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則』のなかで、心がオープンであるためのトレーニングとして、「マインドフルネス」を挙げています。
このことに加えてフレドリクソン博士は、
「今の瞬間に立ち戻ることが、マインドフルネスという状態です。自分の心の動きを観察し、今いるところに「いる」ことを練習するわけです」
「マインドフルネスは「スキル」です。持って生まれるものではありません。ピアノやテニスのバックハンドと同じで、誰かに習って練習する必要があります」
とし、
と述べています。
さらに、「運」はそもそも「生き延びること」に関係していると述べましたが、フレドリクソン博士が、
と述べていることは(注1)、傾聴に値します。
ポジティブ感情は進化の過程において、生存と繁栄のために培われてきたものであると考えると、「ポジティビティ」は一種の「生存戦略」であると捉えることも出来るかもしれません。
そしてずっと健康で幸せな人生を送ることが出来れば、そのことは「幸運」と言えるかもしれませんが、そのために「生存戦略」としての「ポジティブ感情」に注目し、自分の中の「ポジティビティ」をマインドフルネスとコンパッションによって少しずつ育てていくというのも、「運が悪い」を変えるための選択肢としてアリだと思うのです。
(なお、このあたりのことについては電子書籍のほうでより詳しく述べております)。
【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方】の連載はこれで終了です。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます & いつも「スキ」してくださり、感謝いたします(^^♪
注1 『ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則』 バーバラ・フレドリクソン 著 植木理恵 監修 高橋由紀子 訳 日本実業出版社
☆マインドフルネス習慣シリーズ第2巻☆
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