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なぜポジティブであることが幸運をもたらすのか❓【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方34】

日々の生活のなかの、「どういうわけか自分だけがツイてない💦」を変えてみませんか?

前回の記事では、健康であることが「幸運」であり、またそのことは持続的な幸福にもつながるということについて述べました。

この連載の主眼は日常の「運が悪い」は変えられるということなのですが、つまるところ、「運が悪い」と思うことは「ネガティブ」な状態であり、「運が良い」と思うことは「ポジティブ」な状態です。

「運が悪い」と思うこと ≒ 「ネガティブ」な状態

「運が良い」と思うこと ≒ 「ポジティブ」な状態


もちろん「ネガティブ」が悪いことで「ポジティブ」が良いことであるというわけではありません。

というのは、たとえば消極的であることで災難や事故に巻き込まれることを避けられたり、ウイルスによる感染症を免れたりするという場合もあるからです。

反対に地震や大型台風などの自然災害が起きた時などは、楽観的過ぎて向こう見ずな場合、命を落としてしまう危険性があります。


つまり、単にネガティブであるからといって、すぐさま不運に直結するわけではなく、その逆もまた然りなのです。


しかし日常生活おいて物事をネガティブに捉えてしまうことが多い場合、日頃の「運が悪い」を「運が良い」に変えていくためには、普段から「ポジティブ」であることを意識することが、より重要になってくるように思うのです。

ところが前述したとおり、「ネガティブ」である時に「ポジティブであれ」と無理に楽観的になろうとしても、矛盾しているためになかなかうまくいかないのです。


そこで参考になるのが、心理学者であるバーバラ・フレドリクソン博士の『ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則』(高橋由紀子 訳)という著作です。

バーバラ・フレドリクソン博士はこの本の中で、「ポジティビティ」(明瞭さ、積極性)について、

ポジティビティは、「笑顔で耐えよう」とか、「心配するのはやめよう。いつも機嫌よくしていよう」などというモットーのようなものではありません

とし、

ポジティビティは人間心理のもっとずっと深いところを流れるもので、感謝、愛情、楽しみ、喜び、希望、感動など、幅広い肯定的な感情を含んでいます

と説明しています。

ここで重要なのは、「ポジティブ」であることには、「感謝、愛情、楽しみ、喜び、希望、感動」といった幅広い感情が含まれているということです。


そして、

「つかの間もたらされる心地よい精神の状態」は、一般に認識されているよりも、はるかに大きな効力を持っています。心地いい変化をもたらし、よりよい人生を作り出すことにつながるのです。

と述べています。

バーバラ・フレドリクソン『ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則』(高橋由紀子 訳)
バーバラ・フレドリクソン『ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則』(高橋由紀子 訳)

また、

ポジティビティは精神の働きを広げ、視野を拡大します
「ポジティビティが心の中を流れると、視野が広がり「森も木も」両方見える状態になります」

とし、さらに、

 視野が広がると、直面する問題に対処できるばかりでなく、ポジティビティがいっそう強まります。つまり、ポジティビティと広い視野が高め合う、「上昇スパイラル」が起きるのです。これは、成長と「繁栄」に続く道を開きます。

と述べています。

すなわちポジティブであると「木を見て森を見ず」ではなく、木を見てさらに森も見ることが出来るのです。
 
より具体的に言うならば、ネガティブであると、一つのことだけに焦点を当て、狭い視野で物事を捉えてしまいがちになるのですが、反対にポジティブであると、視野が広がり、普段気づかなかったことに気づけるようになるのです。

そしてそのことが「運が良い」「幸運」であるということなのです。


視野が広がり、普段気づかなかったことに気づけるようになることが「運が良い」「幸運」である

週刊が習慣だった、このnoteの連載【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方】は、いよいよ次回が最終回です😊

お忙しい中ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます(^^♪



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