ブッダの教えを学びながら有意義な生き方を始めてみませんか?
前回までは、誰もがブッダの教えによって有意義な生き方を始めるために、『ブッダが説いた幸せな生き方』(今枝由郎 著 岩波新書)を読んできました。
今回は、仏教的「有意義な生き方」についてです。
それではブッダの教えによる「有意義な生き方」とはどのような生き方でしょうか?
このことに関して、スリランカ上座仏教のスマナサーラ長老は、『有意義な生き方 幸福に生きるとは?』(サンガ新書)のなかで、
と述べています。
そして、以下のようにも説明しています。
一方、「有意義な生き方」とは対極の生き方は、「無駄な生き方」であり、スマナサーラ長老は、「「無駄な生き方」とは、一般的な社会人として、誰でもやっていることをやって、感情に振り回されて生きるだけの人生です」と述べています。
そして「無駄をなくすための十三ヶ条」として以下を挙げています。
そのうえでスマナサーラ長老は「これらの項目は、ぜひ覚えておいてください。そうするとあなたの人生は無駄のない人生になるのです」としています。
毎日の生活にどこか「無駄」がある場合、これら全てに「はい」と答えるのは出来ないかもしれませんが、仕事や学習、人とのコミュニケーション、親の介護や子育てなど、けっして投げやりになることなく、その時その時、何事にも智慧と気づき、慈しみの気持ちを持って接するようにすれば、日々の生活は次第に「有意義」なものへと変わっていきます。そしてこのことは「今という瞬間」を全力で生きるという、仏教的な生き方へとつながっていきます。
つまりブッダの教えを学び、頭のなかで考えて終わるのではなく、日常生活において実践し続ければ、「毎日が幸福になり、苦しみがなくなる」のです(このことはブッダの教えに出会ったあとの、私自身の実感でもあります)。
お忙しい中ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます😊