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ホンマでっか!?の池田清彦氏がわりと好きな話。


最近は特番くらいしかあまり見なくなってしまったけど、この人がわりと好き。

脳科学者の澤口氏も、あの変人ぶりが面白くて話を聞いている分にはわりと好き。

ようするに少し?癖のある変人が好みなんでしょ?と言われればそうなんでしょうね、と思う。

だって面白いのだからしょうがない。

基本的に知識豊富な人は、私に知らない事をたくさん教えてくれるから興味が向くし、そうだなぁと思える事は自分に取り入れることも出来る。

ただそれが上手くできてるわけでもないのだけど。

ちなみに池田氏が好きだからといって、あんなに虫を採取している人が近くにいるのはちょっと。。

基本的に何でも深く入り込みすぎるくらいに色んなことを考える。

今ではさすがにそこまでの事はなくなったけど、ふと脳裏をよぎった疑問に対して、一気にそこへ引きずり込まれるように、その思考に一点集中してしまう事がよくあった。

それは外出している車の中で空を見ているとき、あるいは夜に食事をしているとき、誰かと会話をしている最中に突然と引きずり込まれる。

本当に周囲を不快にさせた事は、食事している時に、「おかわり」と私に何度も言っている子どもの言葉が全く耳に入ってこなかったこと。

「全く聞いてないな」という言葉ではっと我に返り(え?)となる。

そこで何を考えてたの?と聞かれたとしても、もう思考していた内容はどこへやらで、自分でも何についてを考えていたのかさっぱり覚えていないのだから返答に困る。

イメージでしかないのだけど、疑問に対してどんどん矢印が付いていくような感じ。

何かの定義を作り出すみたいに、こうなるのはこうだから←こうなるのはこうだから。。みたいなことを延々と頭の中で繰り返されていたようだ。

そんな私が今でもふと思い出す池田氏の言葉があって、ああそうだなぁ。。と思うことがある。

彼らはたくさんの知識をもってはいるけれど、だからといってそこに引きずり込まれてるわけでもない。

池田氏の講演をミーハーの如く最前列の真正面で話を聞いていたのだけれど、こんなことを言っていた。

世の中は科学で、宇宙がどうだとかあーだとか言っているけれども、それを知って何になるの。宇宙なんてそんな私たち人間の手の届く位置にあるわけでもないでしょ。

私たちが一番に願う事は、自分を取り囲むこの周囲の生活を良くしたいわけでしょ。これが出来れば毎日穏かに楽しく生きていかれるわけだから、一番大事なことは、1人1人が自分の生きやすいように自分が心地よくいられるにはどうしたらいいかを考えて生活していけばそれだけでいいんだよ。

と、これを笑顔で話しくれていたのだけど、とても印象に残っている。

この時の講演は、外の自然の中で行われていたんだけど、池田氏の目の前に飛んできたトンボがその手にとまりそうになって、「ああ、とまる、とまる、トンボが手にとまるww」と、手にとまってほしいと言わんばかりに手を出していたのが子どものようで見ていて楽しかった。

いつまでも子どものような心を持っている人は、とても素敵な人なんだと思います。

講演なのに、虫に気を取られて話しが途中でストップするというww

自然が好きな人は、自然の摂理に逆らわない。

どれだけ知識が豊富だったって自然体でいられる。

それはたぶん、どれだけ知ったところで、悩んだところで、詰まるところは人も自然の中で生かされてる自然の生き物だから。

だから一番大事なのは、私だって他の人だって、それぞれが自分を生きやすくするための工夫を自分で決めていけばいい。

それが自己の確立だし自立なんだから。

そんな池田氏の話をふと思い出して、和んでみたところでnoteにしてみました。


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