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男に革靴?女にハイヒール?

【厚生省がパンプス強制を容認】

このニュースを見て即座に、なんで?と感じてしまった。
なぜかと言うと、これだけ多様性が求められている中で、ここまで「ヒールのある靴を履かせる」ことに執着する意味があるのか?と不思議に感じてしまったからだ。


私も学生の頃、いわゆる飲食業・接客業とよばれるような仕事をしていたが、いずれの職場でも「黒いパンプス」を履くことが義務付けられていた。

同じくアルバイトの男の子たちは「黒い革靴」で揃えられていたが、業務時間や仕事内容は私とほとんど変わらない。彼らと異なるのは、仕事終わりの足の疲労感と伝線して使えなくなってしまったストッキングを買い換える手間と費用だった。

確かにヒールの高い靴を履けば、脚が長く見栄えがするかもしれないが、その上制服のスカートがタイトだったので、なおさら動きにくかった。
目の前のお客さんに目を配るのと同様に、足元にも注意していたのをよく覚えている。


誰かの書き込みに、所詮女性はお飾り、引き立て役なんですね、とあった。

身だしなみを整えるのは人と接する上でのマナー。

自分の意思で化粧をし、自分のために着飾るのは大好き。

一日一生の大半を過ごす職場で「便宜性」を優先することはできないのか?


国が干渉することではないのでは?嫌ならそんな会社辞めれば?といった意見にも納得する。だからこそ、職場や学校での「社会通念」を改めるきっかけとなり、普通、当たり前といった偏見から自由になれればいいと思っている。


理解できないと口にする反対派の方々には、ぜひヒールが10センチ近くあるパンプスにタイトなスカートを合わせ、肉汁の滴る熱々ステーキをのせた大ぶりのお皿を数枚持って配膳のサービスを試しみていただきたい。


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イチ日本語教師として、日本人と外国人とが笑顔で共生できる社会になるように noteやYouTubeを通して活動しています!