ネガティブな事も必要だから存在する

何か望まぬ不幸や事故に遭遇して、人生が順調に進まず逆境となり、立ち止まってあれこれ思い悩んでしまう事は、多くの人が大小あれど起こり得る事だと思います。

一般的にネガティブな事は印象が悪くありますが、ポジティブな事もあるから対としてネガティブな事もあるんじゃないのかな？

例えばポジティブばかりの世の中であった場合、
ヒャッハー！ヒャッハー！！ヒャッハー！！！
ウェーイ！ウェーイ！！ウェーイ！！！
そんな日常がどこに行っても起きているかも知れない？笑。
頭がハッピーセットだぜ！

「内向的≠陰キャ」「外向的≠陽キャ」
「外向的≠頭がハッピーセット」「内向的≠理知的」
「内向的＝陰キャ」は度々見掛けるけどおかしいですよね。

人生「順境10～逆境10」
ネガポジ「陽10～陰10」

大きな不幸や事故に遭遇せず人生が順調に進んでいる人、一般的なレールに乗って人生を送っている人。そういう人は「順境3～逆境3」「陽3～陰3」くらいで生きていたりもする。

不幸や事故に遭遇してまだ回復出来ていない時、または繊細傾向な人とかは「順境1～逆境10」「陽3～陰10」とかになっている事もあると思います。

不幸や事故に遭遇して回復するまでの間に、思い悩んだりネガティブな事を考えがちになったりして、こんな自分じゃダメだと自責したり、他の人は楽しそうにしたり幸せそうにしたりと比較して、強引に早く「順境3～逆境3」「陽3～陰3」にならないとダメだと思い込んでしまう事もあると思います。

でも他の人と自分は違う存在の生き物ですし、育ってきた環境なども違う訳ですし、一時的に生き物として現在の自分にネガティブさが必要だからネガティブになっているという視点もあると思うんですよね。

人も動物や生物であるから、機械のように入力した通りに振る舞う事なんて出来ない、仮に出来てもそれは一時的であって、後に何か代償が起きてしまうんじゃないかな？

ネガティブや繊細さが、悪循環や負のループとなって増幅し続けてしまう事もあるけど、ネガティブ10までいったら後はポジティブしかないですし、ネガティブ10までいった事で気付く事や新たに拓ける世界もあると思うんですよね。

だからネガティブや内向的だからといって、自責する必要は全くないように思う。不必要な自責は悪化を招きやすくもなると思う。

「内向的＝陰キャ」だって、二次元キャラなら、スナフキン(ムーミン)や、ヤン・ウェンリー(銀河英雄伝説)も内向的だけど陰キャではないですよね。
様々な学者とか発明家だって、内向的な人が多いけど陰キャではない人が結構いますよね。

「順境3～逆境3」「陽3～陰3」で人生を過ごした人でも、レールに乗り続けただけの人生だったと、高齢で退職してからや死が近づいてきた年齢になって後悔する話も結構あったり本になっていたりもする。

視点によっては先に気付く機会を得たのかも知れないし、人生をより大切にしようと思う機会を得たのかも知れない。

経済面や親など家族と同居しているなど、他の事との兼ね合いもあるけど、ネガティブな時もあっていいんだっていう視点は、心が幾分軽くなるし、結果的に回復も早まると思う。

ひきこもりも必ずしも悪い訳ではなく、8050問題のように生活が成り立たなくなる危険性が問題なのであって、そうなる前に地域の福祉施設とか役所の福祉課などに相談してみるとか、福祉施設では似たような人がいてピアカウンセリングになったりもする。

また古くから隠者や隠棲のように、能動的ひきこもりもある訳ですよね。

全く同じ事の繰り返しの日々だと変化がなく気付きも得られないから、本でも映画でも漫画でもアニメでも、何か興味が湧く事で今までとは違うものに関心を抱いてみると、それがきっかけで人生が好転する事もありました。

バネは、屈するから伸びる。
ぜんまい仕掛けは、巻くから動く。
充電式は、充電するから動く。