見出し画像

【蒸留日記vol.78】焦って北海道品種'Nana Narisawa'を蒸留!…アレッ!?

えーこんばんは!
vol.77とvol.78の間にも数本蒸留記事挟んでるんですが、蒸留シーズン内容のライトさなんかの都合でナリサワ蒸留を先に更新してしまいます!

この記事の蒸留日時は7/28 nightです!
écrit par 7/28 nuit.


■早咲きなのに7/28にナリサワを蒸留。

まず記事のビジュアル的な問題で、ありし日(7/11)のナナ・ナリサワを先に載せておきます。。。

真ん中がナナ・ナリサワ
ナリサワは花穂が長い品種なので3号濃紫とはまた違ったLavender viewを作り出す品種

ナナ・ナリサワ(Lavandula angustifolia 'Nana Narisawa')1990年代に3号濃紫の長穂変異枝として比布町の成沢農園で誕生したとされています。
いわゆるフランスから種子で渡来した第一世代品種(3号濃紫や4号丘紫とか)の次なる後継品種ですね。(他バイオレットメモリーや濃紫ピンクなど?)

3号濃紫から遺伝変化で生まれたので本来、開花時期は3号濃紫に準じて7月頭に開花する早咲き品種なのです、ナリサワは。

がしかし、エフゲニーマエダの多忙などあって全然収穫タイミングを作れていませんでした。
そのために明らか開花シーズンが終わった7月の末に急遽蒸留…という事になってしまいました。うへぇすんまそん。。。


本来ならばナナ・ナリサワはウチではポプリ採取用に導入している品種なので、開花前に収穫してドライ→ポプリ取りという流れだったんですよ〜。

なので開花も終わってしまい、苦肉の策でとりまオイルにしてしまおうか、というこのような流れでした。

いっそいで収穫したので特に葉茎を排除せず、全草蒸留です。
そしてグラムを計測していません!
ちゃんと開花シーズンに蒸留できていたら測っていただろうなぁーと怠けをみせてみる。(あえて)

一応オイルは得られた
Bloom outナリサワ12株から2mLほどの精油が採れた

2mLほどでしょうか、一応オイルは採れました!

しかし12株から2mLか〜という感じなので、開花シーズンに蒸留できていたらおそらく4mL近くは採れてたんじゃないかと思ってます。

香りに関しても蒸留時期的にベストとは言えないでしょうね。。。

●ヤベェ、枯れかけてる。。。

明らかに緑を失いつつある株が発生…
大丈夫、ナリサワの苗スペアはある。。。

考えられる枯れ要因を述べてみると、
①春時点で弱っていたから大きくならず徐々に枯れ上がった
のか、
②7月頭の高湿度状態なんかで弱り小柄なままなのか、
③花を咲かせきってマジで疲れたのか。。。

6月時点のナリサワを写真に撮っていなかったので変化を見比べるの難しいですが、明らか枯れてんなー…という状態ではなかったハズ。
明らか茶色い枯れは気になってなかったので


しっかし、しっかり目に枯れ上がったラベンダーが現れたのはウチでは初めての事例なんすよね、実は。
なのでわりかし他の株はここまで枯れ上がることはなかったのでわりと焦っているという。。。

比較的強健な第一世代の次の世代なので遺伝的にビミョーな子達が多いのかなぁとも思ってみたり。あまり関係はなさそうだけれど。


と!!
パパッとナリサワの蒸留やったよ!と更新しておきまっす!
ではでは遅すぎる早咲き品種の蒸留回でしたー!

若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。