【蒸留日記vol.63】セイヨウノコギリソウの蒸留シーズンがスタートしました!
えーこんちわこんちわ。
いよいよこれら「青を創る」シーズンが深みを増してっている感じっすね。
ようはセイヨウノコギリソウの開花がどんどん進んできているという意味なんですが。笑
けどけど、まだ完全開花=蒸留収穫ベストシーズンには入っていないらしく、、、
そのようすを下記にて詳しく書きます。
■群落を発見!しかし…
まーだ完全開花には至っていないよう。
花が開き始めている段階であるみたいです。
(ある意味で早とちり・・・?)
各群落を観察してみると、開花時期がどうも株によってバラバラなんですよ。
空知地方だと、発見している群落全体あわせての開花状況はまだ4~5割といったところのよう。
ここまでバラつくんだーと驚きを覚えるくらいです。
やはり6月後半に差し掛かってからの方が開花状況としてはベストな感じがしますね!
とりあえずで完全開花を迎えている花穂のみを摘み取り、蒸留かけてみることにしました。
今年1発目のセイヨウノコギリソウ蒸留回となりまっす!
■材料の用意
刻んだセイヨウノコギリソウ入りのバケツ重量は2097g。
フランスギク回で判明した空バケツ重量は920gなので引いて1177g。
1㌕ちょっとですね。
仕事帰りだったのとノコギリソウ生育地が全体的に満開時期を迎えてはいないので満足のいく量収穫ができませんでしたっ!
ロースタートという感じですがこの物量でやってみたいと思います。
■蒸留結果は…!?
色味が感動的な青いオイルが溜まっていきます・・・。
上面と下面でのグラデーションがいつもいつも息を飲む美しさ・・・。
これ自然素材から得られる色合いなんですよ、本当ですよ。
設定した1時間半の蒸留が終了。
得られたセイヨウノコギリソウ精油はおよそ1.5mL程度。
やはりかなり濃い群青色の精油ですね。。。
▶︎Oil Yield
ラベンダーに比べるとガッツリ低水準ですが、過去蒸留に挑戦したキク科オオヨモギ(Artemisia montana)やシソ科カキドオシ(Glechoma hederacea subsp. grandis)に比べるとそれらを凌ぐ高い精油含有量となっています。
決して悪くない値です。
□その他新たにみっけたもの・こと。
1.セイヨウノコギリソウの変種?
葉っぱは見分けがつかないレベルで同じに見えるのですが、花びらがよりキク科っぽくチリチリしてますよね。
アキレアの密集地でこの花茎も摘もうとしたら妙な違和感に気づき、よーく見たら花弁のようすが違っていました!
詳細です。
去年今年と多量にセイヨウノコギリソウを摘んできたエフゲニーマエダでも違和感に気づくレベルでの希少さ(今回が初遭遇)異様さでした。
どちらとも開花段階まで成長が済んでいるので下に映る葉っぱは展開し切っているはずなんですが、そんな大差ないですよね。。。
微細な花びらだけが深裂して一枚一枚細かく独立しています。
花びらがフランスギクのようにチリチリつく園芸品種は見たことがないのでおそらく自然発生中での変異株かと思ってます。一応場所は把握しました。
しっかり根付いていたので株分けサンプリング・栽培はできそうです。
何か知っている人いますか?コメント欄などで知らせてくれると嬉しいです。
2.なにやら白さが際立つA.millefolium ver.Alba
こちらもちょこちょこ遭遇する株になります。とは言っても今年まだ二箇所のみの遭遇。こちらはうち一箇所。
どうも花冠(Flower Clown)の大きさ、そして白さが強い気がするんですよね。
もしかすると家庭の庭から逃げ出した白花園芸品種だとか?という予想立て。
とはいっても白花の園芸品種はプロアくらいしか見たことがありません。。。
まず花の中央部の白さが強い気がしているんですよ。
で次に小花の大きさ。花の1輪1輪のサイズ感という意味ですね。
これがどうもデカく濃い気がする。
という感じで、2023年度初回の"セイヨウノコギリソウ単体蒸留"回でした!
ではでは!
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