エフゲニーマエダ(平成林業。)

"平成最後の年"にスタートしたので平成林業。過疎のまち三笠市からモ…

エフゲニーマエダ(平成林業。)

"平成最後の年"にスタートしたので平成林業。過疎のまち三笠市からモノづくりって楽しいよな〜という感情で綴ります。今は20代のラベンダー専門家として生きてます!【my木工ストア】→https://www.creema.jp/creator/3252280

マガジン

  • [蒸留日記]少年、アロマオイルを作る。[切らない林業]

    ラベンダー栽培業をスタートして3年目、ついにオイルを作る蒸留器を導入しました! 蒸留器はラベンダーからエッセンシャルオイルを採るだけでなく、他ハーブや樹木の葉っぱなどからもアロマオイルを作ることができちゃいます! #切らない林業 の実践をリポートします。

  • 少年、ラベンダーを栽培する。

    北海道といえばラベンダー!ということでラベンダー栽培を始めました。ラベンダーは樹木なので林業として成立するのか...!?というチャレンジです。収穫した花でいろいろ作っていくので見てってください٩( ᐛ )و

  • 3年後くらいに解放する植物&香りについてのマガジン

    In no particular order, I will write about what I have read and understood about relatively cutting-edge(Mainly after 2020~) research papers on plants and their scents. The so-called Evgeny Maeda's brain note. どうしても読みたい専門家のために一応は読めるようにしてます。

  • L-Labo.(Lラボ)

    海外の論文より得られたラベンダーの精油と蒸留にまつわる知識をまとめています。がんばって英語和訳して要約してるんだから…有料ですよ‼︎笑 ラベンダーの商品づくりにおいて確固たるデータが得られる内容を心掛けています。

  • 少年、木工をつくる。

    趣味といいますか、技術練度を高めるために日々作っている作品の製作記事まとめです! #オシャレ雑貨 を目指しています。いつか作品に魅力を持たせられる日をみて...

記事一覧

ハッカの生育状況から土壌の健康度は測れるか?

こんちわこんちわ、ラベンダー栽培家のエフゲニーマエダでっす。 本稿ではラベンダー関係ではなく、裏庭ハーブ畑に植えているメントール採取用北見ハッカのレポートをテー…

南仏荒野の地面をほじくり起こしてみたい欲求。

さてさてラベンダーグロワー(狂愛家)の息抜き記事です。 欲求のままにテキトーに思いついたことつらつら書いてみます。 ラベンダー蒸留記事サボってるくせにわりと毎日…

【蒸留日記 vol.121】イングリッシュラベンダー 'トルー'の蒸留。

■Introduction -about cv. 'True'かなり品種情報が少ないラベンダー品種です。 日本の園芸市場では広く流通している品種なのですが、海外のナーサリーカタログでは'True'…

【蒸留日記 vol.120】ピンク花イングリッシュラベンダー 'ミスキャサリン'の蒸留。

■Introduction -about cv. 'Miss Katherine'「ミスキャサリン」は英国生まれの英国を代表するピンク花の園芸品種ラベンダーです。 作出年は1992年にノーフォークガーデン…

【蒸留日記 vol.119】白花北海道ラベンダー'丘紫ホワイト'の蒸留。

2023昨年度の'丘紫ホワイト'蒸留記事⤴︎⤴︎ ■Introduction -about cv. '丘紫ホワイト'今年は開花期間中に雨降りが多くキレイな開花を撮れなかったので参考までに昨年…

【蒸留日記 vol.130-3】スペアミントを粉砕して蒸留してみる!

こんちゃこんちゃ。 今晩のタイトルはスペアミント蒸留の第3篇、粉砕処理を施しての収油率をみてみよーう回でお送りしていきまっす! 初回、花穂のみを蒸留した回。 2…

いや〜最近雨降りすぎネーほんと。
見かねてハーブたちには消石灰水まいてあるから根腐れとか土壌の急な酸性化とかは安心だけれども、あまりに土が乾く機会がなさすぎて心配っすね。。。

【蒸留日記 vol.130-2】スペアミントを粗刻みで蒸留してみる!

スペアミントの粗刻み蒸留編!前回vol.130-1は蒸留部位を「花穂のみ」に限定して蒸留し、精油を採りました。 前回主旨としては収油率データを採るほかに香り味を確かめる!…

【蒸留日記 vol.130-1】スペアミントの花穂を蒸留してみる!

はい、ラベンダー蒸留シーズンを終えてお次はスペアミントのシーズンでっす! 今年植えたハッカは苗スタートだったので本来の時期とはまた別となっており、、、 意外にも…

【蒸留日記 vol.129】北見ハッカ'北斗'花芽かきとその蒸留。

こんちわこんちわ。 ここ最近、味お気に入りのカレー屋さんが30km先にあるんですけど、かれこれ2度アタックして2度とも食べれずじまいを繰り返しているエフゲニーマエダ…

ここ最近のガーデン管理&見たこと思ったこと発見など。

●今年もやらかした「ラベンダー蒸し枯れ」 いや〜〜今年もやっちまいました。 高温と多雨が災いして株全体がものの見事に枯れ上がってしまっています。立派に球形に育っ…

【蒸留日記 vol.118】コモンラベンダー 'Maillette'の蒸留。

■Introduction -about cv. 'Maillette'この品種名が発音正しくは「メイエ」なのか「マイエト」なのかはわかりませんが、品種'Maillette'は北海道ラベンダーと故郷を同じ…

【蒸留日記 vol.117】イングリッシュラベンダー 'ロイヤルパープル'の蒸留。

※前述注釈! こちらは昨年度の'ロイヤルパープル'蒸留記事。蒸留実施日は7/12でした! ■Introduction -about cv. 'Royal Purple'品種名が表すように紛れもなく英国で作…

【蒸留日記 vol.116】ピンク花ラベンダー品種 'ココナッツアイス'の蒸留。

こんちゃこんちゃ、ラベンダー蒸留家のエフゲニーマエダでっす。 さてさて北海道で生産されているピンク花品種'Perennial Pink'の蒸留に続きましてvol.116はニュージーラン…

【蒸留日記 vol.115】コモンピンクラベンダー'Perennial Pink'の蒸留。

こんちゃこんちゃ、ラベンダー蒸留家のエフゲニーマエダでっす。 さてさて続きましてvol.115はピンクラベンダー編に移ります。 昨年の同品種の蒸留回⤴︎⤴︎ ■Introduc…

北海道オーロラ撮ってきたよ!&近頃のかわいいハーブたち写真とか。

こんちゃこんちゃ。 暑い中蒸留記事を書き進めていて頭が疲れてきたので休憩がてら、昨晩人生初めて撮れた低緯度オーロラ(赤いやつ)の撮り溜めでも放出してみますかね〜…

ハッカの生育状況から土壌の健康度は測れるか?

こんちわこんちわ、ラベンダー栽培家のエフゲニーマエダでっす。 本稿ではラベンダー関係ではなく、裏庭ハーブ畑に植えているメントール採取用北見ハッカのレポートをテーマにしやす。 いや〜ついにユウゼンギク(Symphyotrichum sp.)が咲きはじめ、秋の訪れが目に見えてきてしまいました。 とはいってもまだ日中気温は30℃に差し迫る日も珍しくないので、夏と秋、まだどっちつかずな状況でもあるんですけどネ。 ハッカの育ちにギャップ発生。さてさて 裏庭ハーブ畑の草抜きをしつつハ

南仏荒野の地面をほじくり起こしてみたい欲求。

さてさてラベンダーグロワー(狂愛家)の息抜き記事です。 欲求のままにテキトーに思いついたことつらつら書いてみます。 ラベンダー蒸留記事サボってるくせにわりと毎日(日によって多い少ないありますが!)ラベンダーのことを考えているわたくしエフゲニーマエダ。 香り・精油品質のこととか育て方のこととか、ラベンダーにまつわることは必ず毎日何かしら脳内会議やってるわけです。 これぞ狂愛家。 これでこそラベンダーグロワーの称号を名乗るのにふさわしいラベンダー愛好家だと思ってます。(香りだけ

【蒸留日記 vol.121】イングリッシュラベンダー 'トルー'の蒸留。

■Introduction -about cv. 'True'かなり品種情報が少ないラベンダー品種です。 日本の園芸市場では広く流通している品種なのですが、海外のナーサリーカタログでは'True'(トルー)という品種を見たことがありません。 ▶︎「トルー」の意味 トルー/トゥルー:Trueを和訳すると「真実の」「本当の」といった意味になりますが、、、 フランスに場所を変えると、コモンラベンダー/Lavandula angustifoliaのことをLavande Vrai

【蒸留日記 vol.120】ピンク花イングリッシュラベンダー 'ミスキャサリン'の蒸留。

■Introduction -about cv. 'Miss Katherine'「ミスキャサリン」は英国生まれの英国を代表するピンク花の園芸品種ラベンダーです。 作出年は1992年にノーフォークガーデンで作出されたモダンなラベンダー品種の一つで、2006年にRHS(王立園芸協会)のガーデンアワードのガーデンメリット賞を受賞しているそうです。 比較的大柄に育ち、ボリュームのある花穂・花茎をつけます。 ミスキャサリンは時折、先祖返り花穂をつけることがあります。 同じピンク

【蒸留日記 vol.119】白花北海道ラベンダー'丘紫ホワイト'の蒸留。

2023昨年度の'丘紫ホワイト'蒸留記事⤴︎⤴︎ ■Introduction -about cv. '丘紫ホワイト'今年は開花期間中に雨降りが多くキレイな開花を撮れなかったので参考までに昨年のをもってきました。 丘紫ホワイトは北海道品種'4号オカムラサキ'の白花変種とされています。 そのため花茎が長めであり、順調に成長すると見事な大株ラベンダーとなるので、園芸ラベンダーとして広い庭のアクセントなどにかなりオススメできる白花の北海道ラベンダー品種になります。 ’丘紫ホワイ

【蒸留日記 vol.130-3】スペアミントを粉砕して蒸留してみる!

こんちゃこんちゃ。 今晩のタイトルはスペアミント蒸留の第3篇、粉砕処理を施しての収油率をみてみよーう回でお送りしていきまっす! 初回、花穂のみを蒸留した回。 2本目、素材そのまま粗刻みでの蒸留回。 で3本目の今回は粉砕機にかけてペースト状にしたスペアミントを同じグラム数、蒸留時間で比べてみます。 ■蒸留準備!材料集め さてさて、3篇とも同じ地点からスペアミントを収穫してきました。 9月になるまでのびのびと育ったスペアミントは相変わらずデカいです。 どれだけデカいか

いや〜最近雨降りすぎネーほんと。 見かねてハーブたちには消石灰水まいてあるから根腐れとか土壌の急な酸性化とかは安心だけれども、あまりに土が乾く機会がなさすぎて心配っすね。。。

【蒸留日記 vol.130-2】スペアミントを粗刻みで蒸留してみる!

スペアミントの粗刻み蒸留編!前回vol.130-1は蒸留部位を「花穂のみ」に限定して蒸留し、精油を採りました。 前回主旨としては収油率データを採るほかに香り味を確かめる!といった面が強かったのですが、今回は収油率のデータ取りが主旨となります。 花部分以外の茎と葉っぱ、全草を蒸留対象とします。 昨年、家の近場にミントの野生化群落をみっけまして、調べてみるとメントールを含まないスペアミント(Mentha spicata)でした! ヨーロッパでのごく普遍的なミントのはず。確か!

【蒸留日記 vol.130-1】スペアミントの花穂を蒸留してみる!

はい、ラベンダー蒸留シーズンを終えてお次はスペアミントのシーズンでっす! 今年植えたハッカは苗スタートだったので本来の時期とはまた別となっており、、、 意外にもスペアミントの花にめぐり合えるのはなかなか珍しいのかもしれません。 というのも、都会の河川敷やらの草原で繁殖しているスペアミントなんかは自治体の定期的な草刈りなどに遭って花をつけるまで悠々と育つことができないパターンが多かったりするんですよね。 なので廃屋跡地や耕作放棄地にマグレで繁茂してたりすると、それらは刈られる

【蒸留日記 vol.129】北見ハッカ'北斗'花芽かきとその蒸留。

こんちわこんちわ。 ここ最近、味お気に入りのカレー屋さんが30km先にあるんですけど、かれこれ2度アタックして2度とも食べれずじまいを繰り返しているエフゲニーマエダです。 けれどもカレーがたべたすぎるので敗戦戻りしなすき家カレーでごまかしてみたり無印カレー食べてみたり気になるカレールー試してみたりと5、6日連続でカレーを食べてます。 それくらいカレー熱が高まってる(カレー食べたい欲の消化不良とも)最近でっす。 さてさて蒸留日記のナンバリングを見てもらえればと思いますが、死ぬ

ここ最近のガーデン管理&見たこと思ったこと発見など。

●今年もやらかした「ラベンダー蒸し枯れ」 いや〜〜今年もやっちまいました。 高温と多雨が災いして株全体がものの見事に枯れ上がってしまっています。立派に球形に育ってたんですけどね。ここでダメになってしもたか… 数週間前のブログ記事で気象庁統計データの降雨日と気温のリスク推測をやってたばかりなんですが、花刈り取り後は決まって土壌殺菌のために石灰散布やっておけばよかったなーと。 ついこの前、ラバンジン収穫のためにコンパクタの付近をウロウロしてた時はなんら変化は目についてなかっ

【蒸留日記 vol.118】コモンラベンダー 'Maillette'の蒸留。

■Introduction -about cv. 'Maillette'この品種名が発音正しくは「メイエ」なのか「マイエト」なのかはわかりませんが、品種'Maillette'は北海道ラベンダーと故郷を同じくした南フランスの野生ラベンダー種から選抜された、紛れもない南フランス生まれのラベンダー品種になります。 その生まれは定かではありませんが、フランス語のラベンダーに関する古い論文を読み解いていくと、少なくとも1950年代にはメジャーなL. angustifolia (コモン

【蒸留日記 vol.117】イングリッシュラベンダー 'ロイヤルパープル'の蒸留。

※前述注釈! こちらは昨年度の'ロイヤルパープル'蒸留記事。蒸留実施日は7/12でした! ■Introduction -about cv. 'Royal Purple'品種名が表すように紛れもなく英国で作出されたTheイングリッシュラベンダーと言えるコモンラベンダー品種。 品種の誕生について、「1944年に作出された品種である」と英国ダウンデリーナーサリーのページで紹介されています。 また、南仏「GAEC Scents of Quercyナーサリー&植物園」のページ解説

【蒸留日記 vol.116】ピンク花ラベンダー品種 'ココナッツアイス'の蒸留。

こんちゃこんちゃ、ラベンダー蒸留家のエフゲニーマエダでっす。 さてさて北海道で生産されているピンク花品種'Perennial Pink'の蒸留に続きましてvol.116はニュージーランド産ピンク花品種'Coconut Ice'となります! 昨年2023年度の'ココナッツアイス'蒸留回⤴︎⤴︎ ■Introduction -about cv.'Coconut Ice'桜色のような淡く美しいピンク色の花を咲かせる品種'ココナッツアイス'(Lavandula angustifo

【蒸留日記 vol.115】コモンピンクラベンダー'Perennial Pink'の蒸留。

こんちゃこんちゃ、ラベンダー蒸留家のエフゲニーマエダでっす。 さてさて続きましてvol.115はピンクラベンダー編に移ります。 昨年の同品種の蒸留回⤴︎⤴︎ ■Introduction -about cv.' perennial Pink'ウチにやってきて、かれこれ4年は経っているわりと長老組ラベンダーの'Perennial Pink'。 北海道の道民的ホームセンターことDCMにて毎年必ず売られているピンク花のラベンダー品種です。ウチではラベンダー栽培2年目にホームセン

北海道オーロラ撮ってきたよ!&近頃のかわいいハーブたち写真とか。

こんちゃこんちゃ。 暑い中蒸留記事を書き進めていて頭が疲れてきたので休憩がてら、昨晩人生初めて撮れた低緯度オーロラ(赤いやつ)の撮り溜めでも放出してみますかね〜! エフゲニーマエダ、別に植物だけが好きなんじゃなく地質(火山と岩石)や天文(宇宙やブラックホールとか)ももれなく好きなんですよ。地味に石や宝石の種類判別に詳しかったりします。 ということあって天文現象のオーロラも無関心ってワケじゃないので撮ってきた次第でっす! 小話ですけど、東京で金環日食が観れた確か2012年?の