2月の誓断【エッセイ】2/7(水)
断片的に捉えれば、それはいつも通りの日曜日であった。
普段と異なる点といえば、もうすぐ雨の音が聞こえてきそうな夜であったことと、明日・明後日は入学者選抜とその採点日の影響で、休日であるということであった。
その夜はセルフプレジャーにふけろうとも思ったがそんな気も起きないほど無気力だった。いくら長い休みがあったからと言って怠惰な自分にとっては空虚な時間でしかなかった。
ふと、スマートフォンに目を落とす。私のクラスメイトになりすましたインスタグラムのアカウントの通知がなった。