ただの人間。 社会の全てを食べてしまいたい。 生まれ変わるなら空になりたい。

ただの人間。 社会の全てを食べてしまいたい。 生まれ変わるなら空になりたい。

最近の記事

  • 固定された記事

私はただミモザを見つめているだけでよかった。

日曜日 17時00分。 そろそろ帰らないと。 早足で小田急線の町田駅改札に向かう。 改札の前に来た時、そのすぐ横にある花屋が目に入った。 何故か魅力的で、いつものように「見るだけ」と決めて向かう。 改札へ向かう流れをかき分けて、花を見に行く。 最近はスイートピーがよく並べられている。 ピンクと青と紫の花びらが まるで自分が可愛いことをよく知っているアイドルみたいにひらひらとしていた。 綺麗な花々を端っこから順番に観察する。 ふと横をみると見覚えのある花があった。私はと

    • 会社を辞めると決めてからの心情。

      月曜日 転職が決まり会社を辞めることを決心した。 今の仕事から解放されるということに実感がなくて不思議な感覚だった。 開放されると分かった途端、精神のバランスが崩れた。 今まで、ずっと気を張り詰めていた。緊張状態だった精神が、 急に開放されることでバランスを崩して体調が悪くなった。メンタルも不安定になった。 転職が決まると清々しい気持ちになれると思ってたのに、その反対の身体反応に驚いた。 今までのストレス反動が、ドッと身体に降りかかった。すごく涙がでた。 体がフラフラ

      • 2023年振り返り

        この一年で変わったことが多すぎる。 自分の性格が変わった。 少し前の自分が思い出せない。一年前のあの感覚、あの感じ。もう引き出せない。 今年は過去を乗り換えた年だった。 精神的に大きく変わって、ずっと足についていた鎖から解放された。 1年前まで持っていた、友達への強い愛情や他人への配慮、「今日」を生きる必死さはもうない。 失われてしまった。薄情になった気がする。 その代わり、自分の心と時間を大切にするようになった。1人が前よりも怖くなくなった。好きなものに好きと言える

        • 告白

          私は13歳の頃、家庭環境が悪くなった。学校でいじめを受けることになった。その時愛していた存在から、拒絶され絶望した。 その時から、死を望むようになり自ら死を求めて生きてきた。 人から嫌われることを恐れて、自分を偽り騙し嘘ついて生きていた。 自分で自分が分からなくなり、環境に適応するために自分を殺して生きてきた。 他人を信用せず、疑い、それに対して罪悪感を抱き自分を責め続けて、存在価値を否定することで、また絶望した時に傷つかないようにしてきた。 生きるということを未来に

        • 固定された記事

        私はただミモザを見つめているだけでよかった。

          営業の仕事

          営業の仕事は、仕事量と結果が比例するから疲れるんだなってわかった。 仕事作るところから始まるから、その時疲れるんだよ。 上手くいくか行かないかは他の仕事と変わらないのに、ゼロから作らないといけないから。 仕事が作れて初めてそっから、仕事が始まるというか。 うまくいかなかった時は、個人のせいになるし、 ある意味個人事業主だなって思った。

          営業の仕事

          一人で生きていけるようになりたい

          一人で生きていけるようになりたい ってずっとずっと思って生きてきた。 でも今日、仕事が終わって あまり疲れてなくて一人で駅を道を歩いた時。 すれ違う大人がたくさんいて、自分は独りだと強く感じた時、 一人なら生きている意味が無いなって 思い出した。 私はもう自分のためには生きれないのかもしれない。 自分だけなら生きている理由がない。 何を無くしても、失っても意味が無いから。 何を食べても1人なら意味が無いから。 誰かと居て、生活して、関わって 仕事して、話して、 そうでな

          一人で生きていけるようになりたい

          2000年生きてみることにした。

          2000年生きてみることにした。 もちろん考え方の話。 私は今までだいたい、3ヶ月先くらいまで生きることを前提として毎日生きてきた。 来月、来週、明日、自分は死を選ぶかもしれないという思いが常にあり、いつ死んでもいいように生きてきた。 彼や友達、家族の接し方もずっといつ無くなってもいいと思いながら大切にかけがえのないものものとして捉えて、扱ってきた。 長く生きることを想定していないから、投資や高価な買い物は無意識に避けてきた。 でも、気持ちを変えて2000年生きて

          2000年生きてみることにした。

          また

          はきそう いつまで続くのかもう愚かだ 凶暴な心理と優しい心理が混在する またご飯を吐きそうになる 心拍数が上がる 体が拒否している 過去が否定された気分になる 愚かに感じる 馬鹿らしくなる 吐きそうだ

          会社は宇宙船。

          会社は宇宙を泳ぐ宇宙船だ。 私は乗る船を間違えた。 全く言葉も考え方も合わない宇宙人たちと 毎日、宇宙船を動かすために働いている。 大きな宇宙の中で何にもならないのに。 えらい宇宙人の自己満足のために、 ぷかぷか浮かぶ宇宙船を動かす手伝いをしている。 この複雑で、美しく、恐ろしい社会という名の宇宙の中で、 沢山の宇宙人は明確な目的もなく船を動かしている。 私は幼い頃に、生まれた星から離れて宇宙を彷徨ってしまった。 いつの間にか迷子になってしまった。 大人になった今

          会社は宇宙船。

          尺度と活力

          なにか両手からこぼれているような感覚に陥る。 尺度が全く違う。 私が人を評価する基準 世の中が人を評価する基準 私にとってのやりたいこと 誰かにとってのやりたいこと 突き動かされるもの 大切にしているの 尊敬しているもの 私は私なりの大切にしているものがあるのに、私の気持ちはただそこにあるだけで、まるで何もしてないかのように感じてしまう。 何か得るにも何かするにも力が必要で、 私にはもうその活力は失われつつある。 「なりたいもの」 「好きなこと」 「目標」

          尺度と活力

          私が献血に行く理由

          暇な時何してる? 私はその質問に「たまに献血に行ったする」と答える時がある。 それ聞くと大体、まず驚かれる。 そういう「人のために」みたいな行動に対して 一瞬、少し冷えた視線を向けられ その後すぐに「へーいいね」とか言われる。 「それはいい事だね」と視線が元に戻る。 確かに、私は人生で「いいこと」をたくさんしたい。 でも献血に行く理由は「いいこと」をするためでは無い。 ----------------- 私が献血に行く理由、それは 「何もしてない罪悪感」を 「何も

          私が献血に行く理由

          ただの街に貼りついた思い出

          1/8 16:00。日が沈む少し前。 海老名駅から本厚木駅に向かう電車の中。 —————————————————— 私は車両のドア付近で立って、 ぼーっと窓の外の景色を眺めていた。 少しずつ本厚木の町並みが流れてきた。 その瞬間「ズッ」と体の奥から急に感情が湧いてきた。 あの名前の無い、 泣きそうになる前の感じ。 鼻の奥がツンとなるあの感じ。 特に悲しいことがあったわけじゃなかったし、普通に電車に乗ってただけなのに、 急に泣きそうになってしまった。本厚木の町並みを見

          ただの街に貼りついた思い出

          そこにしかない「何か」を求めて。

          1月13日金曜日 18時30分。 私は行くしかない。 誘われたら行くしかない、そんな場所がある。 大学の友達。 3人だった。 性別で言うと男2人に私1人の3人である。 どんな理由があるとしても私はこの場所が好きだ。 彼ら2人は彼女と同棲している。 内1人は結婚もしている。私にもとても大切な彼がいる。 でも、それでもこの空間にしかないモノが存在している気がする。 もし相手が知ったら怒るかもしれない。 ありえないかもしれない。でも各々にある 「求めているもの」がそこにある気

          そこにしかない「何か」を求めて。

          「朝日が昇る直前」を見るための散歩。

          朝4:00。 普段なら絶対に寝ている時間。 アラームが鳴る。 眠気を擦りながら、家を出る準備をする。 朝4時45分。 玄関を開ける。 案の定、寒すぎる外の空気に少しイラつきながら集合場所へ向かう。 年が開けて3日目の朝、 人の姿が全くない。トラックばかりが私の横を過ぎ去っていく。 夜のように暗い町並みだが、独特の雰囲気が朝だと言うことを私に主張している。 スマホを見ると、彼からのLINEが来ていた。 このタイミングにLINEが来るということは、 まあ、そうだろう。 寝

          「朝日が昇る直前」を見るための散歩。

          愛する者達と飲み会

          16時45分。 金沢の片町にあるビル1階のローソンに入る。 私とNは半笑いしながら、棚に並べられた中から最も安い238円のヘパリーゼを手に取る。 雪が残り小雨が降る。 17時にビルの6階でお店を予約している。 案の定、約束の16時45分になっても、他に誰も来ていない。 予想通りだった。 一人、一人少しずつ集まる。 人数が増えるほど、あの懐かしい「空気感」になる。 気だるそうな、少し面倒くさそうな空気感。 まるで、「無理やり掃除やらされている時」のような空気。苦手だ。

          愛する者達と飲み会

          地元の電車の中で

          富山駅から金沢駅に向かう電車。 12月29日、 北陸地方はいつも通りの曇り。 薄灰色の空と雪が少し積もった白い地面を横目に見ながら、時間の「流れ」を感じる車中。 お気に入りの曲が詰まったプレイリストをランダム再生する。 ノイズキャンセリングで全ての外音を私の中から閉め出す。私の心を満たす曲だけを摂取する。 家から出る際、香水をつけた。 急いでいたので適当につけてたせいか、自分では分からない強い香りを発しているようで、 駅に向かう途中、父は車の窓をさりげなく開けた。 電車

          地元の電車の中で