告白


私は13歳の頃、家庭環境が悪くなった。学校でいじめを受けることになった。その時愛していた存在から、拒絶され絶望した。

その時から、死を望むようになり自ら死を求めて生きてきた。

人から嫌われることを恐れて、自分を偽り騙し嘘ついて生きていた。
自分で自分が分からなくなり、環境に適応するために自分を殺して生きてきた。

他人を信用せず、疑い、それに対して罪悪感を抱き自分を責め続けて、存在価値を否定することで、また絶望した時に傷つかないようにしてきた。

生きるということを未来に想定せず、ただ今日を繰り返し生きてきた。

時間がたち、人と会い、好きだと思う人に会っても
自分の負の感情から逃れられず、周りに私を愛してくれる人がいることを知ってしてもなお
私の過去は私を孤独にさせてきた。

頻繁に死のうとした。心が限界を迎えた。
頻繁に泣きじゃくり、死ねず苦しみながら生きてきた。

いま、約10年たったいま。
君に出会った。

自分自身のことを好きだと愛し、自分自身の好きに素直になり、
興味あることに興味をもち、好きな物に対して好きとハッキリ述べる君を見て。こんな風に生きていいのかと思った。


他人の期待や反応を気にせず、自分自身に正直な君が羨ましく
心から素敵だと思った。

君と一緒にいれるようになり、自分が変わった。
好きな物に好きといえるようになり、本当にやりたいことを見つけ始めた。

過去のずっと気にしていた出来事が解けて溶けて
本当の「過去」にすることができた。

ずっと死にたいと思っていた感情が変化した。
自分が長く生きようとしていることに驚いた。将来を想像するようになった。健康に気を使うようになった。お金の不安をもつようになった。
人生って長いんだなって実感するようになった。

将来への本当の期待と不安が押し寄せるようになった。


変わったんだよ。本当に。やっと。
私が私でいられずに、ずっと囚われていた過去から
抜けだせるようになれた。

やっと生きている。やっとここまで来た。
私は生きている。いま生きていいる。
そして、きっとこれからも生きるんだと思う。

その時隣に、君がいてほしい。
そんな自分勝手な欲望だけど、心からそう望んでいる。

もう私は、一人でも生きていけるのだと思う。
でも隣にいてほしい。それだけなんです。


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