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2000年生きてみることにした。


2000年生きてみることにした。


もちろん考え方の話。


私は今までだいたい、3ヶ月先くらいまで生きることを前提として毎日生きてきた。

来月、来週、明日、自分は死を選ぶかもしれないという思いが常にあり、いつ死んでもいいように生きてきた。


彼や友達、家族の接し方もずっといつ無くなってもいいと思いながら大切にかけがえのないものものとして捉えて、扱ってきた。

長く生きることを想定していないから、投資や高価な買い物は無意識に避けてきた。


でも、気持ちを変えて2000年生きてみることにする。


私は過去に囚われて、
過去を克服して乗り越えないと普通の人に慣れないと思っていた。先に進めないと思っていた。
その気持ちが約10年ずっとあって、ある意味毎日生きるモチベーションのような、生活の目的のようになっていた。

でも、よく考えた。
私のような過去がない人は、どう生きているのだろうかと。何をモチベーションに生きているんだと思った。

自分の好きなことを好きなようにしてる人がいる。日常に引っかかりや急なフラッシュバックがない人生ってどんな感じだろうと。
とても快適だろうと。
エネルギーが余っていそうだなと。

もし、自分に過去がなかったら
今頃何を目的に生きているのだろうと思った。
何にウェイトを置いて生活してるのだろうと。
きっととても簡単に幸せになれるんだろうなと。


他の人はない辛さを私は持っている。
それが、付加であることは間違いないと気づいた。

バカらしくなった。過去を乗り越えるために精神を持ってかれるのが。
ずっと過去を乗り越えなけれいけないと思ってたけど、別に乗り越える必要なんでなかったのだ。
避けていいんだと。


だから2000年生きてみる。


2000年生きることを、想像したらゾッとした。過去を無くしたとき。私は何をしたいのか、2000年をどう生きていいのか分からない。とても怖いって思った。

人生ってあまりにも長すぎると思った。過去を乗り越えるという目標がなくなったら
自分の方向性がないんだなって思った。

でもだからこそ、自分のために。他人のために生きたい。と思った

2000年生きるとき、ふと隣を見たときに。彼が居て欲しいと思った。
隣を見たときに。こちらを向いてなくていいから、居て欲しい思った。
彼と2000年生きたいと思った。



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