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📄市政報告170号 - 市議4期における主な取組と成果 -

<1期目の取組>

・ 2学期制導入反対

議員として、最初に取り組んだ課題です。訴えてきた内容は「市教委や学校現場から公平な視点で見た2学期制のメリットやデメリットを市民(特に保護者)へ伝えて頂き、急ぐことなく多くの議論をした上で結論を出して頂きたい」でした。しかし、何度も定例議会での一般質問や担当者と話をしましたが聞き入れてもらえず、2008年4月より中学校において2学期制がスタートしました。その後、教育長の懲戒免職などがあり、わずか一年で3学期制に戻りました。
生徒を中心に混乱を招き、阻止できなかったことを今も反省しています。

<2期目の成果>

・ 議会基本条例の制定

私が副議長の時、議長と取り組んだのが議会基本条例の制定です。しかし、議長や複数の議員と、議員の質問に対して答えるだけでなく、逆に問い返すことの出来る反問権をどうするのかでまとまりません。私の意見は「市長を含む行政側も反問できるようにしなければ市民のためにならない、反問権を加えないのであれば条例を制定する意味はない」でした。
何とかまとまり、2012年3月1日、議場において私が議会基本条例の制定についての提案理由と反問権を含む内容説明を述べ、その場で可決。4月1日より施行されています。

・ 兄弟姉妹で同じ保育園

2013年6月定例議会の一般質問において「同じ時期に2人の兄弟姉妹が保育所への入所を希望しても、3人以上でないと同じ保育所へ入るために優先となる選考基準がない。また、内定の段階で別々の保育所が決まった場合、入所後でないと保育所変更希望届けを受け付けてもらえない」このことの是正を求めました。
その結果、翌月より、内定時において同一世帯の児童について入所を優先することになりました。

・ 住居表示実施

パトカーや救急車、消防車などの緊急車両の到着を少しでも早くするために、1期目より住居表示に変えるよう要望しています。その結果、2013年11月5日より大字砂地区は砂○丁目と、2018年3月末には大字中野地区と大字蔀屋地区も西中野○丁目や蔀屋新町と変更されました。

・ グリーンベルト設置

2013年9月定例議会の一般質問において、市内道路の安心安全のためにグリーンベルトの提案をし、実現しました。今では、多くの道路でグリーンベルトが設置されています。

<3期目の成果>

・ 開発指導要綱の変更    

本市内において大型賃貸物件を建設する場合は、四條畷市開発指導要綱に基づいた設計が必要です。それに基づけば、2人世帯までか、4〜6人を対象としたものしか建てられませんでした。そこで、少子化の時代に3人世帯を対象とした大型賃貸物件も建てられるように要望しました。
その結果、2016年1月1日付けで本市開発指導要綱が改められ、3人世帯の大型賃貸物件も建てられるようになりました。

・ 通年会期制導入

私が議長の時、年4回の定例議会と1回の臨時議会では議会運営の充実や活性化がはかれないと考え、通年会期制の提案をしました。
議員間で多くの議論がありましたが、導入することができ、2017年5月1日より、いつでも議会を行えるように会期は一年間となっています。

<4期目の成果>

・ 学校給食費を公会計へ

2015年より「給食費の私会計を公会計へ」と議会や委員会で質問を続け、本市の監査委員になった時にも「給食費の私会計は問題」と指摘し、その結果、2019年度に公会計への移行が決定しました。その公会計への移行準備をしている時「私会計は不正の温床になる」と私が指摘していた通り、本市職員(当時)による横領と収賄事件が発覚しました。
ただ一人、PTAや議員としての経験を基に、何年にも亘り取り組んできたことで、2022年度より給食費は公会計となりました。その結果、給食費の納付方法が多様化するなど保護者の利便性が向上し、教職員による集金や督促などの業務負担も軽減しています。
また、公会計になったことで、給食費無償化への検討を始めることが出来るのも大きな成果です。

現在、私が取組んでいる内容

・ プラスチックごみの負担金問題

皆さんが週に一度出す「ペットボトル及びプラスチック製容器包装」のゴミは、4市リサイクル施設組合で処理しています。構成している4市は、枚方市、寝屋川市、四條畷市、交野市で、各市が負担金を出して施設を稼働しています。
私は、負担金が問題と4市リサイクル施設組合の議会で訴え続けています。調べると、負担金の割合が各市の人口や世帯数を基に計算しているだけで、ゴミの搬入量、つまり、皆さんの出されたゴミの量は一切考慮されていなかったのです。
その結果、四條畷市民は寝屋川市民の約2.9倍も余分に負担しており、仮に搬入量を60%で計算すれば、本市は年間約900万円も余分に払い続けていたことになり、私は今も是正すべく戦っています。

・ 新池を都市公園に

岡山4丁目地内にある広大な面積の新池は、四條畷市が所有し水利組合が農業用水確保のための維持管理をしています。その農業用水も、なわて水みらいセンターから多くの水量を確保していることにより、現在ではこれだけ大きなため池が必要のない状況となっています。
私は、農業用水を確保するための親水公園としての機能を持たせた上で防災公園にすべきと訴えています。

現在、議会で取組んでいる内容

・ 公共施設再編計画

議決すべき計画に関する特別委員会において、本計画の原案に盛り込む主な施設の方向性は次のように決まりました。

現在の市民総合センター敷地へ、以下の8施設を1棟にまとめ建設する。
<市民総合センター> <市庁舎> <福祉コミュニティセンター><保健センター> <教育文化センター> <市民活動センター><老人福祉センター楠風荘> <四條畷シルバー人材センター>

私は「公共施設再編検討会の提言内容を尊重した上で、市役所は現在地に保健センターとの複合施設として、市民総合センターは現在地に他の施設との複合施設として」の計画を訴えてきました。しかし、1棟に集約した方が建設コストが安い(市民負担が少ない)との意見を超える訴えにはならず、多くの議員の賛同を得ることはできませんでした。


市政報告の画像

データ

PDFのリンクです。上記画像がダウンロード出来ます。

http://nagahata.jp/pdf/Vol170.pdf

<了>

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