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📄市政報告162号 - 4市リサイクル施設組合の負担金 -

平成12年4月に「容器包装リサイクル法」が完全施行され、家庭系ごみの中の容積比で約4割を占めるプラスチック製の容器類(ペットボトルとプラスチック製容器包装)の分別収集への対応が市町村に求められました。

北河内4市リサイクルプラザ:愛称「かざぐるま」はプラスチック製の容器類の中間処理を行うため、枚方市・寝屋川市・四條畷市・交野市の4市が共同で設立した施設です。

北河内4市リサイクルプラザ

4市リサイクル施設組合の負担金

今までの内容も含め「北河内4市リサイクル施設組合(以下、「組合」という。)の問題について整理から始めます。

表1

構成4市(枚方市、寝屋川市、四條畷市、交野市)の各市負担金割合(表1の負担額)は、表2の割合で決められています。

その負担金割合を、令和3年11月に行われた組合議会における私の提案で、均等割20%、人口割20%、搬入量割60%とした場合、差額を生じることがわかりました。

表3

結果は表3の通り、本市で一年間8,997,617円も負担金が減る、つまり、約900万円近く損をしていたことがわかったのです。この負担金割合が是正されない限り、本市の損失はこれからも続くことになります。

そして令和4年2月に行われた組合議会において、私は構成4市負担金を市ごとに人口・世帯数・収集量で割った処理経費の実績を質問し、その答弁を整理したのが表4です。

表4

表4より、四條畷市は全ての項目において、他の3市よりも高くなっているのがわかります。
特に収集量1t当たりのペットボトル及びプラスチック製容器包装(以下、「 廃プラ 」という。)を処理するのに、本市は寝屋川市の約2.9倍も余分に負担しており、同様に、枚方市は寝屋川市の約1.3倍、交野市は寝屋川市の約1.9倍です。

表5

理由は、表5に示した通り、表1の搬入量を人口で割った1人当たりの数字です。明らかに本市市民は他の3市市民より廃プラを出す量が少ないのです。

以上、私が負担金割合に搬入量割を導入するよう訴え続けている理由です。

長畑の主張

2月定例議会における質問②

・4市リサイクルの負担金について

3月23日に行われた2月定例議会一般質問において、この市政報告表面の記載内容を説明後、以下の質問をしました。

【 長畑質問 】令和4年度において、令和5年度の予算が決定されるまでの間、本市として各市負担金割合の是正に向け、どう進めていく予定か。
【 市民生活部長答弁 】昨年度に、本市において検討した北河内4市リサイクル施設組合のあり方の結果を、本年度(令和3年度)構成各市の部課長会議等にて共有を図ったところ。
4年度は、共有した内容をもとに、同会議にて議員の示す負担金割合のあり方の協議に向けて議論したいと考えている。

【 長畑質問 】負担金割合は構成4市で決めること。そこで、この部課長会議での協議日程は。
【 市民生活部長答弁 】年3回の定期的な会議に加え、その他議題がある場合に、必要に応じて随時開催する。

【 長畑要望 】会議は無制限にできるとのこと、安心した。しかし、令和5年度から新たな負担金割合をスタートさせるには時間が足らない。早急に臨時会議を開催すること、そして、その会議内容を議会へ情報提供して頂きたいと要望する。

市政報告の画像

データ

PDFのリンクです。上記画像がダウンロード出来ます。

http://nagahata.jp/pdf/Vol162.pdf

<了>

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