スケスケ!ペーパーが遠い!鍵がない!疑問だらけのスペインのトイレ事情
こんにちは、しえです!いつもご覧いただきありがとうございます!
スペインについてジャンルを問わず発信しているスペイン好きな私ですが、「改善してくれよ」と思うことがあります。
文化や食事は文句なし、そこに住む人々もムカつくこともあるけど基本は明るく優しい。私が改善してほしいことは「トイレ」です。トイレ。
トイレ、重要ですよね。日本ほどのクオリティは求めてはダメだと思いますが、それでもスペインのトイレに対して「は?」と思うこともしばしばあります。
今回はスペインのトイレ事情と私が出会った信じられないトイレでの事件をご紹介します!ぜひ最後まで!
日本のトイレは間違いなく世界一
日本のトイレは世界一。様々なところでそう言われていますが、これだけは100人中100人が同意するのではないでしょうか。海外に出かけると、日本のトイレの清潔さ、便利さをものすごく感じます。
温かい便座にウォシュレット、水音が流れる音姫に柔らかいトイレットペーパー。最高です。水圧も強い。いい匂い。日本のトイレは最高!
そんなトイレ強者の国に住む私からすると、スペインのトイレはギリギリ使用可、時々アウト。スペインのトイレ事情とは?
スペインのトイレ事情
旅行中、外でトイレに行くのが嫌だからという理由でホテルにこもるわけにもいきません。ホテルから遠く離れた場所に出かけることも多いでしょう。スペインのトイレは基本、きれい。もちろん水洗トイレですし、紙も流せます。
調べたところによると、マドリードでは旅行者が多いこともあり街中に公衆トイレがあるようです。電車やバスの駅にはもちろんありますし、バルなどの飲食店にもあります。トイレの数自体はとっても多い。トイレを探してさまよい歩くなんてことはないでしょう。
ヨーロッパの他の国ではトイレ利用料を取られるところもありますが、スペインは無料で利用できることが多いです。トイレに行くのにお金を払ったことは、私はありません。バルのトイレを利用させてもらう場合はお水を買ったり、休憩をしたりするのが暗黙の了解です。
ここまでは合格ですね?合格です。快適です。しかしながら、スペインのトイレには変なところがいくつかあるんです。
ここが変だよスペインのトイレ
ウォシュレットも温かい便座もありませんが、使用するのに不便はないスペインのトイレ。時々死ぬほど汚いところもありますが、私がスペインのトイレに物申したいのは汚れのことではない。以下の6つの理由からです。
ペーパーホルダーがものすごく後ろにある
日本のトイレに座ると、ペーパーホルダーってすぐ左側にありませんか?座っていても苦労なく手が届く場所に。
スペインのペーパーホルダーって、なぜかめちゃくちゃ後ろにあるんです。これはホテルだろうと駅のトイレだろうと絶対に後ろについています。
便座に座った状態で紙を取ろうとすると、かなり体を捻らなければいけない場所。下手したら、タンクの真横に付いていることすらあります。これなんで?誰か理由を教えてほしい。
便座がない、蓋が壊れている
駅、バル、スーパーなどのトイレはそのほとんどが便座がありません。便器だけなの。蓋が破壊されていることも少なくありません。
だから絶対に座れないし、多分スペイン人も座って用をたしていません。靴の跡が付いていることもよくあります。
ホテルや家のトイレには便座がしっかり付いているので、多分便座をつけてもすぐ壊されちゃうんじゃないかと思います。
ホテルにありがちなスケスケトイレ
スペインの、というか恐らくヨーロッパ全体に言えることかと思うのですが、ホテルのトイレがスケスケです。なんで壁にしないのか意味不明。家のトイレは壁なのに。
すりガラスになっているのは良い方で、完全にガラス張りのところもあります。しかもシングルの部屋ならいざしらず、ダブルやツインの部屋でスケスケトイレのこともあります。なんでやねん。
先週、レアル・ソシエダの練習場に選手が宿泊できる施設ができた!とYou Tubeに動画が上がっていましたが、ここもスケスケトイレだったね。一人だからいいのか?
鍵が壊れたまま
スペインでトイレを利用する際、まずチェックするのは鍵が壊れていないかどうかです。鍵が壊れている率は非常に高い。
その場合、なんとか手で扉を押さえながら用をたすか、友人に見張りをお願いするかになります。行儀が悪いと分かりつつも、足で扉を押さえることも。鍵は直せ!
床が濡れている
スペインのトイレは床が濡れていることが結構あります。そのため、トイレに入る際は必ず自分の足元を確認してください。服の裾が床に付いていたら、必ず折り返してから入るようにしましょう。
この床が濡れている問題は粗相をしているからというわけではなく、お掃除をする際に床に水を撒いているからだと考えられます。
水を撒いてモップなどで拭き上げることをせずに自然乾燥。もしくは濡れたモップで拭いている。いずれにせよ自然乾燥なので、裾が濡れる恐れがあります。
扉が短い
日本の公衆トイレの場合、床から扉までの隙間ってせいぜい10センチくらいじゃないですか?10センチもあいているかな。スペインの公衆トイレはなぜか、床から扉までの隙間が結構あいている場合があります。
見えたりはしないので気にするなよと言われればそれまでなのですが、なんか落ち着かない。しっかり個室にしてくれよ。なんでそんな扉を短くするのか。
トイレで出会った変な人達
スペインでトイレを利用すると、時々信じられない変な体験をすることもあります。以下3つは私が出会った変な人達。
洗面台に座っている
バルセロナの巨大バスターミナルでのこと。バスを待っていた私はトイレに行きそこで驚きの光景を目にします。若い女の子が、トイレの洗面台に座っているんです。
何してるのこの子、と思いましたが順番待ちをしている風でもなく、洗面台に座ったまま携帯を触っています。外にベンチいっぱいあるのに・・?
私が入って出るまで、ずっと洗面台に座っていました。周りの人も特に気にする様子はありません。自由の国スペイン。
同じ個室から複数人が出てくる
ディスコテカ(スペインのクラブ)のトイレは魔境です。よっぽど我慢できない緊急事態でなければ使いたくありません。ホテルまで我慢することを強くおすすめします。紙は絶対にありませんし、汚れもひどい。
酔っ払っているからなのかなんなのか、大人の女性が複数人で個室から出てくるのを目撃したことがあります。普通サイズの個室です。どうして一緒に入っているのかは謎。
紙がないなら手でふけばいい!と話す
駅やディスコテカのトイレに紙がないのは日常茶飯事です。入ってから紙がないことに気がついたのでしょう、中から大声で「紙がないから取って!」と友人に話しかける様子をよく見かけます。
その時は運悪く他の個室にも紙がなく、ストックも見つけられなかったようで「紙がないから手でふけ!」と言っていました。手・・・?ポケットティッシュは必需品です。必ず携帯しましょう。
日本のトイレは世界一(二度目)
スペインのことは大好きですが、スペインのトイレは好きではありません。
最低限の機能は果たしてはいますが、あんなにきれいな建物を作れるんだから、トイレももっと頑張れるはず。受け入れるしかないので仕方ありませんが、スペインできれいなトイレに出会うとめちゃくちゃ嬉しくなります。
トイレには十分に気をつけて、良いスペイン旅を!ポケットティッシュとトイレットペーパーは持っていくことをおすすめします!
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