「なぜかまわりに助けられる人の心理術」 メンタリストDaiGo


「他人から「助けてもらう人」になることで、他人から「好かれる人」にもなれるのです。」




「なぜかまわりに助けられる人の心理術」 メンタリストDaiGo





悩みにはいろんな悩みがありますが、大きな原因のひとつに人間関係があるのではないでしょうか。


いや、むしろ


人間関係がうまくゆけば、悩みもかなり軽減されるのでしょう。

この本は、DaiGoさんが語っているように悩みの種になりやすい人間関係をもっと楽にするために「メンタリズム」を利用していこうという本です。

メンタリズムとは、「行動や態度、言葉などから相手の心理を読み解き、思うままに誘導する技術」です。


メンタリズムは僕が今まで考えていたこと、行動してきたことと大きく違っていました。


いったい何が違っていたのか?


まえがきでDaiGoさんが読者に質問をしています。いっしょに考えてみてくださいね。

あなたにとって、一番大切な人は誰ですか?


僕にとっては、家族です。

妻や子どもたち、そして両親、兄弟。

みなさんにとってその「大切な人」は、
自分をいろいろと助けてくれる人ですか?

それとも、自分のほうが相手をいろいろ
「助けてあげたい」と思う人ですか?


う~ん、そうか!


「助けられたい」よりも


むしろ


「助けたい」になりますね。

人には、「(自分が)助けてあげた人のことを好きになる」という性質があるのです。


これは、心理学でも証明されているそうです。

この仕組みがわかれば、今まで相手に好かれようとして、相手に「何かしてあげないと」と思うことがなくなりますよね。

この本のテーマは

他人から「助けてもらう人」になることで

他人から「好かれる人」になれる


そのテクニックが満載です。


すべてが「なるほど~!」と思うテクニックでした。また、自分にとっては意外で、しかも活かせることがありました。


それが


「ランダム性」


ギャンブルにはまる人がいますよね。


まさに、それが「ランダム性」なのです。


「勝つかもしれないし、負けるかもしれない。」


「勝つ!」と必ずわかっていたとしたら、逆に怖さを感じて、ギャンブルはしないでしょう?


「当たるかもしれないし、ダメかもしれない」というランダム性に対して、私たちの脳は「ドーパミン」というホルモンを出すというのです。


期待感


「何かいいことが起こるかもしれない!」とワクワクする気持ち。これには、マイナスの可能性が同時になくてはならないそうなんです。


ギャンブルや恋愛は、まさにそうですよね。


つまり


今まで相手に好かれようとして、与えていた親切を少しやめてみる。


たまにやってあげるなどのランダム性を感じさせることによって、あなたのひとつひとつの親切に対して、相手が今までより感謝するようになるというのです。

「いつもやってもらえるわけではない」という小さなスリルがそうさせるのです。

「やってもらえる人」になるために、まずは行動にランダム性がある人=たまにしか尽くさない人になるのです。


人間の心や気持ちは自分が考えているより、深く、複雑で、素直ではないんだなぁ~。



【出典】

「なぜかまわりに助けられる人の心理術」  メンタリストDaiGo   宝島社


いつも読んでいただきまして、ありがとうございます。それだけで十分ありがたいです。