【アパレル業界】参考にしたい5つのTikTok運用アカウント
アパレルブランドが TikTokでマーケティングするなら?
アパレルブランドがTikTokでマーケティングするなら、公式アカウント感・広告感を消し、視聴者へ親近感を持たせることが重要です。
アパレル業界の方に限らず、TikTok運用全般にいえることですが、TikTokユーザーは「いかにも広告らしいコンテンツ」を毛嫌いする傾向にあります。
そのため、いかにPR感を消して一般のユーザーに溶け込めるかが、運用を成功させる鍵になるのです。
ファッション雑誌やInstagramのように「カッチリ」としすぎず、視聴者がブランドに対して親近感を抱けるような視聴者目線のコンテンツづくりを心がけましょう。
まずは上記のポイント3つを意識し、成功しているアカウントの戦略を徹底的に真似することがアカウント運用を成功させる近道になります。
ある程度アカウントが認知され、フォロワーを獲得することができたら、オリジナルな投稿を実践しながら「自社だけの色」を出していきましょう。
※「そもそもアカウントの開設方法が分からない」という方は、先にSI株式会社の現役SNSマーケターが作成した「TikTok始め方マニュアル」をご覧ください。
アパレルブランドが真似したい5つのTikTokアカウント
それでは、アパレルブランドがTikTokを運用する際に、参考にしていただきたいアカウントを5つ厳選してご紹介していきます。
「SHEIN(シーイン)」:SHEIN JAPAN
「SHEIN」は、2008年に中国で設立されたファストファッションブランドです。圧倒的に価格が安いことや、流行を取り入れたアイテムを多数取り扱っていることなどから、日本の10〜20代の女性に絶大な人気を誇っています。
同アカウントの注目ポイントは、インフルエンサーや一般のユーザーが投稿したSHEINのおすすめ商品や開封動画を、再投稿する形(リポスト)で情報発信している点です。
投稿はすべてリポストであるため、撮影や編集コストをかけず効率的に自社アイテムを紹介することができています。
また、視聴者が実際に感じた着用感が紹介されるため、視聴者目線の有益性が高いコンテンツがユーザーに届いているのもポイントです。
アイテム紹介動画を投稿するユーザーは、SHEIN公式に再投稿されることでフォロワー以外の視聴者へとコンテンツを拡散できるため、再投稿されることを期待して発信意欲が高まります。双方にとってメリットが大きいのです。
SHEINはまさに、アパレルブランドのTikTokマーケティングの成功例といえます。
「Acka(エーシーケーエー)」:Ackaスタッフの日常
「Acka」は、人気インフルエンサーの北風明日風さんがプロデュースするアパレルブランドです。
AckaのTikTokは、スタッフにフォーカスしているところがポイントで、4人のスタッフがコーディネート紹介をメインに投稿を行っています。
その他にも、スタッフの休日の様子やダンス動画など、スタッフの仲の良さが視聴者へ伝わるような動画がいくつも投稿されているのもポイント。スタッフにファンを付けることで、人軸でのブランド認知獲得に成功しています。
また、「GU」や「ユニクロ」などの大手ブランドのアイテムを使った着回しコーデ紹介なども投稿するなど、自身のブランドを売り出しすぎないことで、ブランドのファン以外のフォロワーを獲得することにも成功しています。
「kaoyorinakami(カオヨリナカミ)」:kaoyorinakamiのあべ
「kaoyorinakami」は、2019年にイラストレーターの「あべじゅんや」さんによって立ち上げられたストリート系アパレルブランドです。
同アカウントの面白いポイントは、商品紹介だけでなく、商品ができあがるまでの過程やポップアップストアの様子、デザイナーの思いなど、さまざまなコンテンツを投稿しているところです。
製作過程をコンテンツにすることで、ストーリーに共感する「濃いファン」の育成に成功しています。
「apresjour(アプレジュール)」:zozoで買えるプチプラ服
「apresjour」は、実店舗を持たず、ZOZOTOWN限定で販売を行っているアパレルブランドです。普段は商品紹介やコーディネート紹介などの動画を投稿しています。
同アカウントの強みは、TikTokのアルゴリズムと認知をハックしているところ。
アカウント名を自社のブランド名に設定するのが一般的ですが、あえて自社ブランドを名乗らず、「zozoで買えるプチプラ服」にすることで、まるで「ZOZOTOWN」で購入できるプチプラ服のまとめアカウントのように見せ、広告色をなくすことに成功しています。
また、「ZOZOTOWM」というみんなが知っているような代表的なショッピングサイトの名前を使うことによって、自社ブランドを知らないユーザーにも幅広くコンテンツを届けることができ、アカウントへの信頼性も得ることができます。
「EMODA」:EMODA_official
「EMODA」は、MARK-STYLER(マークスタイラー)株式会社が運営するレディースブランドです。
同アカウントのポイントは、投稿内容をユーザー目線のコンテンツに絞り込んでいるところ。骨格別コーディネート紹介や、身長別、気温別など、細かくシチュエーションに適したコーディネートの紹介することで、ユーザーにとって有益性が高いアカウントとして認知されています。
骨格の違ったスタッフが同じアイテムを着用して紹介することで、視聴者は自分と骨格が同じスタッフのスタイリングを参考にして、試着をせずともネットでアイテムを購入することが可能になります。
ここで取り上げている「骨格診断」は視聴者のニーズの一例に過ぎないですが、視聴者の立場になってコンテンツづくりをしている点で、ぜひともみなさんに参考にしていただきたいアカウントです。
記事のまとめ
アパレル業界のTikTok運用にお困りのみなさん、参考になりそうな情報は見つけられましたか?
TikTokは、今や「世界で最も拡散能力のあるSNS」といっても過言ではありません。今後ますます、ビジネス用途でTikTokへ参入する企業が増えていくことでしょう。
TikTokの運用方法をマスターすれば、自社の商品・サービスの認知拡大に絶大な効果を発揮してくれます。トレンドの波に乗り遅れないよう、いち早く着手することが重要です。
もしTikTokの運用でお困りのことがあれば、記事にコメントして教えてください。SI株式会社の現役SNSマーケターがコンテンツを製作し、運用をサポートできるよう情報を発信させていただきます。
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SI株式会社は、ヒカルやラファエルなど有名YouTuberを輩出したインフルエンサープロダクション・VAZのファウンダーであり、アジアを代表する30歳以下のリーダー「Forbes Asia Under30」Media, Marketing & Advertising 部門に選出された森泰輝が代表を務めるマーケティング・エージェンシーです。
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