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月刊 高橋ピクト

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シュッパン前夜のメンバー、高橋ピクトの記事まとめ。実用書づくりの現場や人間関係をお伝えします。悲喜こもごもありますが、チームワークで乗り越えます。
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#私の仕事

編集者は、集まると面白い。編プロと出版社のいい関係。

編集者は、集まると面白い。編プロと出版社のいい関係。

こんにちは、高橋ピクトです。
書籍の編集者で、健康書やスポーツ、料理、アウトドアなどの実用書を担当しています。私が担当する書籍は、編集者が二人以上関わることがほとんどです。

実用書は、文章だけでなく、イラストや写真も組み込まれ、デザインやレイアウトが1ページ1ページ複雑なため、一人で編集することが簡単ではないからです。私の場合は“編集プロダクションの編集者=編プロさん”と協力して、本づくりを行い

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書籍の「カバーデザイン」ができるまで

書籍の「カバーデザイン」ができるまで

こんにちは、高橋ピクトです。
池田書店という実用書の出版社で編集をしています。

今日は書籍のカバーデザインの現場をご紹介します。
私は、書籍制作の中でカバーデザインの工程が最も好きです。

本の内容が、読者に伝わるように
表紙という小さなスペースに、「本の売り」を凝縮する。
情報が多すぎても、少なすぎても伝わらない、この作業にワクワクします。
それが本の売り上げに直結したりしますから、やりがいも

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本づくりはチームワーク。著者、ライター、編集者の役割分担

本づくりはチームワーク。著者、ライター、編集者の役割分担

「今回の仕事は、チームワークがよかったですね」。
ある本が完成し、その著者が、編集者である私にかけてくれた言葉です。
こんなことを言われると、これまでの本づくりの苦労が、全部ふっとびます。

こんにちは、高橋ピクトです。
池田書店という出版社で実用書を作っている編集者です。

今回は、本づくりのチームワーク、とくに著者とライター、編集者の関係性や役割分担についてお話したいと思います。

この著者が

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ある著者と編集者の4年間 ~サッカー書誕生の舞台裏~

ある著者と編集者の4年間 ~サッカー書誕生の舞台裏~

こんにちは、実用書の編集者、高橋ピクトです。
今回は担当した本をご紹介したいと思います。

「サッカー いい選手の考え方」。
著者はフットボールスタイリストの鬼木祐輔さん。日本代表の長友佑都選手のパーソナルコーチです。フットボールスタイリストとは、あらゆる視点から選手の伸びしろを伸ばすアプローチをするサッカーコーチのこと。

オーソドックスなタイトルな本ですが、内容は個性的です。

「覗く」「視座

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