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なぜJリーグにはドラフト制度がないのか?

※1分間で読める600文字以内でお伝えします。

日本の2大プロスポーツといえば野球とサッカーですが、両者の違いに「ドラフト制度」の有無があります。なぜサッカーにはドラフト制度が存在しないのかを、以下の本を参考にまとめます。

そもそもドラフト制度の有無には、リーグのシステムが関わっています。

プロスポーツリーグのシステムは大きく2つの種類に分けられます。「オープンリーグ」と「クローズドリーグ」です。両者を見分けるポイントは昇降格があるかどうか、です。

欧州型のオープンリーグ

オープンリーグというのは、欧州のサッカーリーグで良く見られる完全競争システムです。トップリーグと下部リーグがあり、毎年入れ替え戦が行われる仕組みになっています。もちろん、Jリーグもオープン型です。

このシステムでは、勝ち組と負け組が明確に現れます。バルセロナやレアルマドリードのように、強豪チームが常にトップである続ける現象が良く見られます。

米国型のクローズドリーグ

一方のクローズドリーグは、チームの入れ替えがありません。米国の4大スポーツや日本のプロ野球が代表的です。このシステムでは「戦力均衡」を目指すことが重要です。そうしなければリーグがつまらなくなるからです。

実はこの戦力均衡を実現する手段の一つが「ドラフト制度」なのです。

オープン型ではチームの入れ替えにより新陳代謝と確保しています。一方のクローズド型ではドラフト制度によりリーグの活性化を目指しているわけです。

今回は以上です。

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