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UiPath Friends 2022年 総まとめ & 2023年に向けて

みなさん、こんにちは。

渡辺俊平です。(@ShumpeiWatanabe)

このnoteは、UiPathアドベンターカレンダー2022 23日目の投稿です。昨日22日のしおちゃん (@Jun96427231)、はなっち!さん(@hjmkzk)、同じ23日担当の村中さん(@lighted_04)、マルチンさん(@_marcin_jp)、明日24日は浅利さん(@asari_rpa) 、ワッキーさん(@W_Wacky20)のブログもぜひご覧くださいね!

2022年のUiPath公式ユーザーコミュニティUiPath Friendsの活動のまとめと今後についてご紹介します。

1. 数字で見る2022年のコミュニティ活動

数字で見るUiPath Friends 2022年の活動

登録メンバーは、約2,300名を越え、2022年に発表したユーザー数は87名うち24名が初登壇となりましたため、約3割弱の方々がUiPath Friendsをきっかけにスピーカーデビューいただきました。年間で24回のイベントを開催し、内訳は全国3回、関西1回、九州1回、女子部1回、技術特化のモダンデザインをテーマで1回、ラスベガスからのライブ配信1回、もくもく会は毎月で12回でした。
アウトプット強化月間は7月と12月です。「UiPath ブログ発信チャレンジサマー2022」では、48本のブログ発信が寄せられ、絶賛開催中のアドベントカレンダー2022では、現状49本のブログ記事が予定されています。


2. 2022年のコミュニティの取り組み

UiPath Friendsでは2022年も様々な取り組みを行いました。特徴的な取り組みをいくつか振り返ります。

2.1 ハイブリッド開催

今年は少しずつですが物理的に集まりやすい状況になってきましたね。オフラインとオンラインを融合させるハイブリッド形式でのイベントを開催できるようになり、九州と東京で開催しました。

地域ごとに近くの自動化仲間でつながって情報交換したい、また地域発で盛り上げたい、またその様子を現地に行けなくても見たい、体感したいというニーズに応えることができるようになりました。登壇スタイルも現地からのリアル登壇、Zoomを介してのオンライン登壇、事前収録でのビデオ登壇など発表したいと思えば誰でもできるようになりました。特に3月のUiPath Friends 九州初開催となり、ユーザーLTは九州在住の方のみならず、九州出身枠を設けて、ゆかりのある地を外からも一緒に盛り上げたいといった試みも面白かったと思います。地域の中でのつながり地域を越えたつながりは大切ですね!ハイブリッド開催で体感できたリアルましての方や数年ぶりに再会した方も多く、交流会の体感時間は一瞬でした。

2.2 グローバルカンファレンス初参戦

3年前からやりたかったスペシャル企画がついに現実に!アメリカのラスベガスで開催されるUiPath最大のグローバルカンファレンス UiPath FORWARD 5 にコミュニティメンバーの皆様をはじめ、日本人のみんなで体験・突撃してきました。

Japan Tourとしてパッケージツアーを旅行代理店さんに組んでいただき、日本からは総勢60名以上の方が参加しました。ほとんどの方がグローバルカンファレンスに初参加で海外出張自体も初の方も多数いらっしゃいました。またこのような取り組みもUiPath日本法人としては初の試みでした。
ベンダーからの最新情報も膨大ですが、世界のユーザー同士での情報交換したり、一般公募のCall for Speaker の世界選考を勝ち抜いたユーザートークはどれも熱く示唆に富んだ内容ばかりでした。
日本のコミュニティメンバーが体感したことを現地速報としてライブ配信したり、グローバルのコミュニティメンバーやコミュマネと初対面できたことは嬉しかったです。

コミュニティ視点では、パートナーアワードの1部門としてCommunity Partner of the Yearを今年から選出されています。パートナーアワードはビジネス実績に重きを置かれますが、そこと並列してグローバルで表彰が行われている点が新鮮でした。コミュニティは基本的に個人の活動となりますが、一人でできることは限られているので、会社として取り組むとより大きなインパクトが出せますよね。今年度の評価指標は、コミュニティへの貢献度、どのようなイニシアチブを推進しその効果は? またより広義コミュニティ(社会や環境)へのインパクトを踏まえた総合評価でした。Automatin for Good をテーマに、グローバルのUiPathコミュニティではノウハウを共有していますのでビジネス観点以外の自動化の参考事例を知ることができます。
いつか日本のパートナーさんもコミュニティ賞で世界のステージに上がっていただきたいです!

グローバルカンファレンスをきっかけに発信に挑戦する人コミュニティに参加する人が現れる、またここで知り合った人と帰国後もつながりイベントやコミュニティで再開する、はたまたビジネスに発展するなど素敵なお話も伺っています。この決して忘れることのないであろうプライスレスな体験をみなでご一緒できることは本当に有意義で価値あるものです。一緒に行くみなさんとの組み合わせは一生に一度の機会です。遠くで行くならみんなで行こう!
少しだけ勇気を出してみて、グローバルカンファレンスに行ってみることをオススメします。来年もやりますので、ぜひ今から準備しておいてください!

2.3 UiPath Friends Festival 2022

コミュニティ最大の年次カンファレンス、通称UiFesは今年で3回目の開催となり土曜日の終日かけて朝から夜までオートメーションについてノウハウを語らい合いました!初のハイブリッド開催となりライブ配信は9時間30分、会場ではセッションそっちのけで交流する人や、ものすごい数のツイートやみんなで写真撮影したりと大いに盛り上がりました。
オートメーションを自分ゴトとして積極的に取り組み、そのノウハウを惜しみなく共有・発信する。これを楽しみながら実践されるみなさまこそがまさに現場が輝くDXをリードする素晴らしき人であると、その目の輝きを見て確信しました!
お祭りは一緒に楽む方が良いとよく言われますが、本当にそう思える体験でした。来年も開催しますので、ここで発表することを目標にご自身のチャレンジにぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか?

UiFes 2022 サマリー

2.4 ハンズオン&ライブコーディング

百聞は一見に如かず!ということで、今年はハンズオンやライブコーディング形式の企画を多数披露いただきました。歴戦のトレーナーがわかりやすい説明でハマリポイントを解説したり、UiPath Japan MVPが匠の技を披露したりと目が釘付け状態でしたね。アーカイブ配信で何度も見直せることも一回きりのハンズオンより覚えやすいですね。デモを見せて作りながら説明することは相当なスキルを要するため、説明される方の見せ方からも学びが得られると思いますので、見逃したものは振り返ってみましょう!

  1. ここがすごいぞ モダンデザイン!~あなたも今日からモダンの虜~

  2. 【第8回】UiPath Friends 全国 2022 ~春からはじめようUiPath ハンズオン~

  3. 第9回 UiPath Friends 全国 ~差がつく夏期講習2022~

  4. UiPath Friends Festival 2022 ~オートメーションの未来へ繋がれ!みんなで創ろう文化展~

  5. 第10回 UiPath Friends 全国 ~Happy Automation Christmas★2022🎄~

2.5 RPA開発者の実態調査にみんなで回答

今年の5月にグローバルで一斉に行われたRPA開発者の実態調査には、英語のサーベイにも関わらず多くの日本のみなさまに回答いただき、日本人回答者数は50名を越えました。
この手の調査は、設問をベースに深く考えてみる自身の現状を踏まえて周りの方と議論してみる、また📄公開されたレポートをみて学び、気付きを共有すると、より有益なものに昇華できると思います。特にRPAに関わるきっかけやモチベーションの源泉他者に勧めるかどうかとその理由、また将来性をどのように捉えているか?という問いに対してRPAプロフェッショナルとしてご自身の回答を年末に思い起こしてはいかがでしょうか。今回の実態調査を機にRPAについて深く考え、英語サーベイにみんなで回答する流れもコミュニティならではの取り組みでした。

2.6 FORWARD 5 Japan

3年振り」という言葉が至る所で聞こえてくるフラッグシップカンファレンスの日本版。リアル会場ではまさに3年振りに再会を果たした方やリアルましての方も多数いらっしゃいました。UiPath Japan MVPたちが会社の代表選手としてセッションを持ったり、展示エリアではラスベガス参戦した面々が海外の雰囲気を持ち込んでくれて、普段のビジネスイベントより圧倒的に熱量が高く、アフターパーティーまで終始盛り上がりました。この3年間でコミュニティを通して社外の自動化仲間をつくり、その変化を体感された方が多くいらっしゃり、またこの日をきっかけに新たにコミュニティに関与される方も現れ本当に嬉しかったです。なお当日のサマリー記事は公式から出る予定なのでお楽しみに。

2.7 発信活動

アウトプット強化月間の7月のブログ発信チャレンジサマー、12月のアドベントカレンダーが盛り上がりましたね。また長谷川本2の読書感想文を発信された方もありがとうございました。こちらは継続募集中なので年末年始で読んでみて、DXやオートメーションに関するご自身の取り組みや気づきを発信されると必ずや有意義なものになります!
またUiPath Friendsをきっかけに、社外で初めて登壇する方、Twitterを始める方、Qiita/noteで発信する方が続々と増えていることは嬉しい限りです。発信することが最大の学びになりますし、みなさんの学びをコミュニティで共有し合うことで、共に学びさらに成長していきましょう!


3. コミュニティをやって良かったこと

コミュニティへの取り組みを始めて早くも3年が経ちました。
まだまだ試行錯誤中ではありますが良かった点について、ユーザーさんの視点、ベンダーの視点、個人的な視点で振り返ります。

3.1 メンバーに聞いてみた良かったこと

コミュニティについてお話しする機会をいただき、実際に参加されているメンバーさんにゆるく意見を募ってみたところ、たくさんのフィードバックをいただきました!会社の枠を越えてUiPathについて熱く学べる社外の仲間ができることがみなさんのモチベーションにつながり、何より楽しみながらスキルアップされていかれることが嬉しかったです。またコミュニティきっかけのつながりが仕事やキャリアにつながるお話も聞こえるようになりました。

コミュニティに参加して良かったことをメンバーに聞いてみた

これを機に、ぜひみなさんのストーリーを読んでみてくださいませ!

3.2 ベンダー視点で良かったこと

ここではコミュニティマーケティングやカスタマーサクセス的な視点ではなく「ベンダー社内」の身の回りで起きたことについて。日本の代表取締役CEO長谷川さんの著作では下記のように述べられています。

コミュニティに積極的に関与、参画する社員のモチベーションは高く、従業員満足度や定着率にも関わってくると思います。実際に、UiPath Friends立ち上げ当初から積極的にコミットしているエンジニアは、会社でも大いに活躍しています。

現場が主役の日本型DX - 長谷川本2より

日本での労働人口の減少や人材不足が課題になる中で、従業員満足度や定着率は経営レベルでも大切なことです。そこにコミュニティに社員が関与することで効くという点が新鮮です。やはり自社の製品・サービスのユーザーさんと直接つながりフィードバックを得る機会、お客様vsベンダーという上下関係を越えてフラットで共にコミュニティを盛り上げる仲間という関係は、ほとんどのUiPath社員にとっても新鮮な体験で、これはモチベーションに多いに効きます(体験談も含むw)
また、コミュニティでのつながりを経てベンダー社員になる人も現れるようになりました。入社前からお互いをよく知る関係になりますので、オンボーディングも早くモチベーションが高いことから更なる活躍も期待できる頼もしい仲間です。(採用プロセスに渡辺は絡んでいませんが。)
コミュマネとしては、まだユーザーさんに認知されてない社内のタレントをさらに巻き込んで引っ張り出してユーザーさんに紹介していきます。コミュニティでの体験を通して、より多くの社員のモチベーションアップにつなげていきたいです。過去にコミュニティで登壇した人はみんな、やって良かったと言っています!そんなベンダー社員のアウトプットや活躍する様子をぜひ見てくださいね。

エバンジェリスト & コミュニティマネージャーだったまなさんがJoin!

熱きユーザー代表選手兼UiPath Japan MVPからトシさんがJoin!

UiPath Friends 立ち上げメンバーだった夢ちゃんが帰ってきた!

3.3 コミュマネやって良かったこと

たくさんありますが、コミュニティメンバーのみなさまが成長され活躍されていることが一番嬉しいです。特に初挑戦されること、登壇やブログ発信に取り組む、運営に参加する、イベントリーダーに立候補する、さらにはグローバルに飛び立ってみる方が生まれることが本当に最高です。またUiPath Friendsのコミュニティの中だけではなくコミュニティ外での活躍、例えばUiPath公式イベントでの登壇や事例・ブログ記事出演のみならずIT系のメディアのイベントや記事などでメンバーの方を見かける心の中で嬉し泣きしています。またコミュニティをきっかけに知り合ったメンバー同士が積極的に情報交換したり交流を深めている様子も嬉しいです。まさにコミュニティロードマップを爆進しつつ、社内外で評価される、キャリアアップしていく、そして何より輝くようになり生き生きとしている楽しんでいる。そんなメンバーが増えることがやりがいです。

UiPath Friends コミュニティロードマップ

またコミュニティのメンバーをはじめ、多くの方からいただいた言葉が直接の励みになりました。本当に感謝です。

・UiPath Friends の人は目が輝いている
・巻き込んでくれてありがとうございます
・UiPathの好きなところは、コミュニティが活発であること
・素敵なコミュニティに出会えて感謝している
・UiPathが好きすぎて、UiPathに関わる人が幸せになることが自分の幸せ
・コミュニティに参加した(パートナー)社員の生産性、モチベーションが向上した


4. 今後に向けたチャレンジ

UiPath Friendsの勢いをさらに増して成長し発展させていきたいと思っています。具体的には5つのことに取り組みます。全てにおいて一緒にやりたい方を募集します!

UiPath Friends 2023年のチャレンジ

4.1 コミュニティリーダー募集!

UiPath Friendsはユーザー主体のコミュニティで、有志の運営メンバーの方々でイベントごとにチーミングをして企画を進めています。運営メンバーも増えてきましたので、自分のペースで仕事やプライベートの繁閑を踏まえて取り組んでいただいています。一方で、コミュニティ全体にかかわる運営方針などについて、ユーザー側の明確なリーダーはいませんでした。(リーダーのように振舞ってくださる方はいます)メンバーみなさんの関与度合いが異なる中で、コミュニティを次なるステージに発展させていくには、コミュニティリーダーを募って、そのリーダーシップを発揮いただく必要があると考えるように至りました。きっとそれは1名ではなくて、立ち上げをリードする方が数名がいて、それを見習いつつ徐々にリーダーシップを発揮できる人が増えていくことが望ましいと考えています。各地域、各分野ごとにリーダーがいてコラボし合ったり、海外のコミュニティリーダーともつながってほしいです。
ということで、2023年からユーザー側のコミュニティリーダーを募集します!ご興味ある方のご連絡をお待ちしております!(任期未定、一緒に決めていきます)

4.2 オンボーディング強化

新たにコミュニティに入った方は、どのようにコミュニティで活動してどんなステップを経て活躍していくとよいのか? コミュニティロードマップはあるものの具体的な活動例や推奨事項など、誰もがわかりやすい状態としていきたく、コミュニティの歩き方的なコンテンツを用意していきます。

4.3 隠れた実力者、熱い想いを秘める人の発掘

コミュニティメンバーは2,300名を越えましたが、まだまだ直接お会いする機会が限定的な中で知らない方が多くいらっしゃいます。何度も参加していて実は物凄い実力を持っているけれども一度も発信したことのない人初めてRPAに携わるが社内を変革したいと熱い想いを秘める人もいらっしゃいます。そんな方々をなんとかして発掘したり発信のハードルを下げるような仕組みを作りたいと考えています。シンプルに周りのすごい方を推薦するような流れも面白そうです。推薦はいつでもお待ちしております。

4.4 製品毎の技術サークル、活用推進サークル立ち上げ

UiFes 2022の基調講演で話題になりましたテーマ別の勉強会です。製品毎の技術的な勉強会はもちろん(UiPathはRPAのみならずオートメーションプラットフォーマーとして、プロセスマイニングやAI連携などラインアップを拡充中)、社内のどのように自動化を広めていくか? 推進ノウハウに関する勉強会もニーズがあります。参加人数を増やすというよりも興味のある方々を中心にテーマを持ち寄って小規模で話し合うだけでも有意義な機会になると思います。やりたい方は立候補したらすぐできますよ!

4.5 新地域のコミュニティ立ち上げ

2022年は九州が立ち上がりました。UiPath Friendsの地域コミュニティを創りたい方が3~5名集まったらやります!ハイブリッド開催ができるようになりましたので、リアル会場の人数が少なくても全国配信して地域発信でノウハウを共有していけます。渡辺は現地に行きますのでぜひ呼んでくださいw


5. まとめ

2022年もたくさんのコミュニティ活動に関わってくださった全員に感謝申し上げます!コミュニティメンバーをはじめ、イベントやブログでノウハウを共有いただいた方々、UiPath社員一同、特に共に歩んでくださった運営メンバーのみなさん本当にありがとうございました。またコミュニティの知見を共有くださるコミュマネの皆様にも感謝しております。

2023年、コミュニティ活動とオートメーションを通じてみなさまの未来が少しでも豊かに明るくなりますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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