見出し画像

【暮らし方漫画】01|断捨離だけでは自分らしく暮らせない?

自分の「暮らし方」を今より少し丁寧に見直してみて、少しだけ気持ちを楽に、自分らしく過ごせたら。暮らしにまつわるコンテンツ・クリエイティブ制作をしてきたフリーランスデザイナーがゆるりとお伝えする、暮らし方漫画です。

この漫画についてはこちらから。

断捨離だけでは自分らしく暮らせない?

画像1

画像2

画像3

画像4

画像12

画像6

実は私の実家は、ものを捨てたり整理するのがとても苦手な一家。いつももので溢れかえっていた中で、私はひとり突然変異的に断捨離に目覚めていました。実家にいる頃は常に「いらないものは捨ててすっきりしたい」「何か捨てられるものはないか」と目を光らせているような子供でした。

大学生になり、「早く一人暮らしをして、すっきりとした空間に住みたい」という念願叶って手に入れた一人暮らし。そこでも変わらずに「ものを捨ててすっきりさせる」ことに執念を燃やしていました。

しかし、いざ自分の城を手にして断捨離を繰り返していると、「捨てても捨ててもしっくりこない」「理想の暮らしに近づかない」というジレンマに陥りました。

次第に、「その理由は、断捨離が目的になっているからだ」ということに気が付きはじめます…

画像7

画像8

画像9

画像12

画像12

画像12

断捨離は目的ではなく、自分らしく暮らすための過程

「捨てても捨てても、しっくり来ない。素敵に暮らすあの人との差は何なんだろうか?」という悩みの原因がわかりはじめたのは、SNSを見るようになってから。その人がどんな目線で暮らしの道具を選んだり捨てたりしているのかを垣間見て得たのが、「嫌いなものを捨てる」と同じくらい「好きなものを集める」ことが重要だという気づきです。

捨てること自体は「目的」ではなく、好きなものを知るための「過程」。

家にあるものたちは「なんとなく」「安かったから」「もらえたから」…と、色々なきっかけで増えていきますよね。その中から「もう必要ない」ものを捨てることももちろん大切です。ですが「必要」の箱に入れたけれど、「用途的に必要だけど、好きではないな…」と感じるものや、「これは必要だし好き!」と感じるものを比較して、自分の「好き」はどんなものなのかを観察してみてほしいのです。

さらには、「本当はもう使わないんだけど…なぜか好きで捨てられない!」というようなものには、大きな好きのヒントが隠れていたりします。

自分の「好き」は自分の中にしかない

これは私もずいぶんやってきてしまった失敗なのですが、とにかくおしゃれなものを選びたいと焦るがあまり、「おしゃれな人が勧めていたから」「これがおしゃれと書いてあったから」という理由でものを選んでしまっていたことがあります。

もちろん、それが実際に自分の好きなものと一致していれば問題ないのですが、自分の「好き」がまだよくわからないうちは、結局あまり考えずにものを買うのと同じ結果になりがちです。

「有名な誰か」や「おしゃれなあの人」が好きだと言っていても、自分の暮らしや「好き」という気持ちにマッチしていなければ、高い買い物でもいずれは捨ててしまうか、違和感を感じながら持ち続けることになってしまうからです。

私は長く使える質の良いものや、ほっこりと温かみのある手仕事の道具も大好きですが、一方できちんと形の整ったプロダクトデザインも大好きです。モノトーンで揃えたいものとは別に、ぐっとカラフルに遊び心を効かせたいものもあります。

「誰かが言ったおしゃれ」ではなく、コツコツ集めた「自分の好き」の集積が、自分らしさになって、しっくりと自分だけに馴染む暮らしになっていく。失敗してもいいから、自分の好きに向き合うことが何より大切です。

「好き」を集めて自分らしく暮らそう

今でこそ段々と、ようやく自分の好きなものがわかるようになってきましたが、私もそれまでずっと、しっくりこないモヤモヤの中で暮らしていました。何度となく悔しい気持ちにもなりましたし。

これは、もともとセンスの良い方にとっては「それって普通じゃないの?」という内容かもしれません。ですが、(自分も含め)そうでない人もいることや、その気持もよく知っているので、日々積み重ねられる方法としてお伝えできたらなと思いました。

なので、今までしっくりと暮らせて来なかった方には、「とはいえ、元からセンスがいい人には敵わないよね…」なんて思わないでほしいのです。自分の暮らし方や選ぶものをそもそも全く気にしない人も意外と大勢いて、色々な価値観や感性の人がいる中で、「自分の暮らしを今より良くしよう」「もっと私は自分らしく暮らせるはずだ」と挑戦してきただけで、十分素敵なことだなあと私は思います。

まずはその一歩を踏み出している自分を「やるじゃないか」と少し認めてあげて、やりたいところから着手していけばいいのだと思います。そもそも、自分らしい暮らしは人と競うようなものでもありませんし、暮らしは一生続くのですから。

まずは「さて、どこからはじめようか」と考えるのに、好きな飲み物と器を選んで、ゆっくりと飲みながら。考えて挑戦してみてくださいね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

「自分の当たり前は誰かのためになる」

もしご自身のストーリーや経験を伝えたい、漫画やイラストで表現したいと思った方は、ぜひご連絡ください。有料にはなりますが、内容をお聞きして、お手伝いできそうだなと感じたお話を、形にするお手伝いができたら。

【問い合わせ】
https://shuju.jp

HPの問い合わせメールからお願いします!





この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

自分のカトラリーブランドを持つ&日替わり古民家bar運営の夢を持つ、駆け出しのフリーランスにご加護を!