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「助けて」と言う勇気!頼り合う自立!

本当の「自立」とは、自分にできることとできないことを見極めて、素直に認め、できないことを恥と思わず、まわりを信頼して「手伝ってください」「助けてください」と言えること。

これは、かつてイギリスで日本語教師をやっていた時に、教頭から教わったことです。

20代だった僕は、まわりの助けを借りずに、ひとりで全部できることが自立だと思い込み、必死に頑張っていましたが、それは自立ではなく、単なる「孤立」だったようです。

ある日、ヘトヘトに疲れ切った僕を見て、教頭が、
「もう独りで頑張らなくていい」
そう言いました。

その瞬間、張り詰めていた糸が切れ、涙が込み上げてきました。

そこでようやく目が覚め、ちょっとまわりを見渡すと、僕を助けようと見守ってくれていた人たちが、こんなにも沢山いたことに気づけました。

日本では、ひとりで全部できて一人前と教わってきたから、ひとり必死に頑張ってきましたが、あの日、教頭のやさしさにふれて、本当の「自立」を教わりました。

コロナ禍のいま、いまこそ、まわりを信頼して頼り合うこと、助け合うことが必要だと感じています。

責任感の強い人ほど、まわりに心配をかけないように、また迷惑をかけないように、ひとりでいっぱい抱えて頑張っていますが、あなたのすぐ傍には、あなたを助けたい人がいることを、どうか忘れないでください!

そして、家族や友人、仲間と協力し合うことが、かけがえのない大切なことであることを覚えていてください!

やっぱり「孤立」は寂しすぎるから…

相手を信頼し、お互いに優しい「自立」ができるといいですね。

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