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少女記録の作品を編集長自ら撮影することにした経緯

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事の発端

きっかけは、桜の季節に撮影した吉田美月喜さんの作品

本職はアートディレクターである「少女記録」編集長の自分が、本編の撮影を第22回作品にしてはじめて行いました。

事の次第

今年は桜の開花が早く、急遽、撮影計画を一週間前倒す必要がありました。そのような状況のなか、直前まで写真家が決まりませんでした。(少女記録には、まだ撮影していない写真家を含め約10名が参加しています。この撮影を機に、思い切ってはじめて依頼した写真家もいました)

撮影予定日の天気予報は晴れ。満開の桜のもとでの撮影を逃すわけにはいきません。(様々な事情から日程を変更することもできませんでした)

昨年は桜が遅咲きで残念ながら理想の風景が撮れませんでした。ですから、諦めるわけにはいかない2年越しの念願です。

最後の手段

最後の手段として、自分がこれまでに撮影してきたオフショットをまとめ、編集長である僕自身が撮影する提案を行いました。所属事務所の回答は即OK!! 信頼を感じる期待以上に快い返事をいただき嬉しくなりました。

正直なことを言うと、少女記録の作品をいつか自分で撮影したいという想いを抱いていました。

しかし、写真家として実績がない自分が自ら撮影する提案をしたところで、難色を示し断られるだろうと勝手に諦めていました。また、参加している写真家がどう思うかという懸念もありました。

そもそも自分で撮影することを提案するにいたったきっかけは、少女記録の現場で撮影してきた7名分のオフショットに手応えを感じていたことです。
オフショットとはあなどるなかれ、一眼レフのデジタルカメラで撮影し画像データの仕上げまで行い発表しています。


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上の写真はオフショットより(左上から其原有沙、中尾百合音、小貫莉奈、大峰ユリホ、松澤可苑、田鍋梨々花、桜田ひより、滝澤エリカ、長澤樹。※以上、撮影順・敬称略)


オフショットを撮り続ける三つの理由

第一の理由は、撮影日から公開日までの期間も出演モデルの魅力をたくさん届けることにより、出演モデルのファンに喜んでもらいたい・新たなファンを増やしたい気持ちがあります。

第二の理由は、少女記録をチェックしている業界関係者に対し、出演モデルの魅力をより多く伝えるためです。

第三の理由は、クオリティの高い写真が溜まれば、たとえオフショットでも自分の撮影実績としてアピールできる素材になると考えたからです。だからこそ、仕上げまで手を抜かずに行ってきました。(実際に功を奏しました)

わざわざ自分の仕事を増やしてまで一眼レフのデジタルカメラで撮影し画像データの仕上げまで行う理由は、オフショットさえ作品レベルでありたいという美意識の問題があります。
また、クリエイターのプライドとして、編集者がスマホで撮るオフショットとは一線を画すクオリティを示したい想いもあります。


感じた手応えと芽生えた期待

オフショットは、写真家の邪魔にならないよう気をつけるため、理想の構図で撮影することができません。撮影枚数も少なく、カメラ目線がある写真も限られます。

とはいえ、アートディレクターとしての自分が、自身で撮影したオフショットを客観的に評価しても問題ない実感がありました。

おこがましいかもしれませんが、同じ場面において、おまけで撮影しているオフショットの構図の方が優れていると感じることさえありました。その手応えは回を重ねるごとに膨らんでいきました。

プロユースの機材を揃え、自分が本編の撮影をしたなら、もっと美しい写真を撮ることができるはずという自分への期待が芽生えていきました。

自分で撮影する決断をした理由

決定的な要因は、少女記録に理解がない写真家に突然お願いして築き上げてきた世界観を壊され後悔するぐらいなら、たとえ失敗しても自分で撮影すれば納得がいくと考えたからです。(成功する自信はありました)

毎回、各写真家の作家性を尊重していますが、サイト全体をひとつの作品としてとらえた時の世界観を演出しているのは自分です。モデル・衣装・撮影地・季節などを決めているのも自分なわけですから、当然、記録したい風景をもっとも理解しているのも自分自身です。

個人の理想の美を突き詰めると、結局、頭の中に想い描かれた絵は本人にしか見えておらず、それを説明・共有することなく具現化できるのは本人にほかなりません。

晴天のもと満開の桜を背景に撮影したいという日程を動かせない事情もありましたが、前述したとおり、密かに感じていた手応えを証明したい気持ちが強まったことも自分で撮影する決断をする後押しになりました。

結果として、自分の決断に間違いはなかったと信じています。

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以上が、少女記録の作品を自ら撮影することになった経緯です。

毎回ではないですが、少女記録の作品撮影を今後も自らも行っていきます。
どうぞご期待ください。

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追記:その後、3回連続を含む5名を撮影しました。

これまでに自ら撮影した少女記録の作品まとめ

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以下の記事にて宣言したとおり、写真家として撮影の仕事をはじめました。

関連記事:新しいマガジン「写真家になる。」をつくりました。

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読んでくださりありがとうございました。

少女記録に共感したならぜひ広めてください。
応援よろしくお願いします。

志を高く。美を探求する旅は続きます。
美少女の輝きが届きますように。

「少女記録」編集長/運営人 山田信男

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