見出し画像

【※有料です】家庭学習の仕組み作り~世界地図&国旗カードを題材に~

はじめに

皆さんは「世界地図を見ながら子供と世界の話をしたいなぁ」、「国旗を覚えさせたいなぁ」と思ったことはありませんか?「グローバルな人材が求められる」なんて言われる昨今ですから、英検準2級の1次試験を受けに行った記憶だけある私でも「国旗とか覚えていたらかっけーな!」くらいに思っていました。

そもそも子どものうちから世界に興味を持たせるなんて、年に1回海外旅行に行くブルジョワジーな方々しか達成できないことであろうと思っていました。

しかし、このままほったらかしにしておいても、我が子は世界に興味を持つことができない!(ウルトラマン博士やポケモンマスターにはなれそうです)どうすれば!

不安は人間を突き動かす原動力となります。気づいたら書店で国旗カードを手にレジの列にならんでいました。妻の顔が浮かびます。

妻「また余計なもの買ってきたな・・・」

いや、子どもを世界で活躍する人材にするためには多少の浪費と妻との関係悪化は仕方ありません。そして何を隠そう、私には「家庭学習における子どもが興味を持つ仕組み作り」の経験値があります。勝機はありました。

このnoteでは「世界地図に興味を持つ」、「進んで国旗カードで遊ぶ」ようになる方法をご紹介すると同時に、家庭学習の仕組み作りに共通するポイントをお話しできればと思います。

もし、あなたが「〇〇を覚えさせたい」「〇〇に興味を持たせたい」と思っているのならば、是非続きも読んでいただけたら幸いです!


仕組みその1 ~子ども向け番組やバラエティ番組~

ニュースを見せれば世界情勢について報道しない日はありません。といっても相手は子どもですから、素直にニュースを見てくれるはずもないですね。

しかし、あきらめる必要はありません。子ども向け番組やバラエティ番組でも世界のことや国旗などに触れたものがあります。特に『世界の果てまで行ってQ』などはいいですね。バラエティ要素が強いですが、子どもでも楽しみながら視聴できます。

そこで活躍したのが『1日10分でせかいちずをおぼえる絵本』の付録の世界地図でした。早速ダイニングテーブルに地図を広げ、透明なシート(学習机の上に乗せるような)をのせ、テレビを見ているときに世界の話が出てきたら行動開始です。

父「集合っ!!」

子どもは「集合っ!!」などの号令が大好きです。なぜでしょうか。いやいや来るときもありますが「しょうがないなぁ、なに?」とか言いながらやってきます。むしろこの後、急に父が仕掛ける寸劇の中ではいい設定となるときもあります。

父「〇〇家探検隊は、世界地図の中からイタリアを発見致しました!イタリアはどこでありますか?地図の中から長靴の形を探してほしいのであります!(敬礼)」

子「わかりました!パパ隊長!!(敬礼)」

我が家の子どもたちは基本ノリがいいです。まんまと引っ掛かりました。ただし、油断はできません。

子「はい長靴あったーーー!探検終了!」

10秒!10秒しか地図見やしない!!でも導入ってこんなもんです。とにかくジャブを打ち続けること。そう心得ましょう。

机の上の世界地図を旅すると気づくことがあります。例えば、ロシアのデカさ!『1日10分でせかいちずをおぼえる絵本』の世界地図の中では、ロシアはクジラになっています。そして、たまに奇跡を起こすことがあるんです。

子「ねぇ、なんでアメリカはカナダを挟んでいるの??」

父「はぁ?何言ってんの。アメリカがカナダを挟んでいるわけがね・・・」

なんと、挟んでいるんです!

皆さんはアラスカはロシアからアメリカが買い取ったものだって知っていましたか?また、その理由をご存じですか?実はイギリスとロシアの関係があるのですが・・・

パパ隊長「集合っ!!」

子ども隊員「なんですか?パパ隊長」

パパ隊長:「君たちは世紀の大発見をしてしまったようだな。実はな・・・」

と調べたことをそのまま説明したところ「すごいね!国って買えるんだね?」なんていうもんですから親としては嬉しいですよね。ただし、その5秒後には録画の子ども番組見てましたが・・・

※2020.8.31 外務省HP内に「キッズ外務省」なる頁がありました。中にはおもしろそうなゲームもあり、別途noteでレビューできればと思います。↓↓↓


仕組みその2 ~町で国旗探し~

意識して探してみると結構見つかるものです。休みの日に散歩をするついでに探しに行くなんてこともいいでしょう。その時に「あの国旗はどこの国でしょう?」のようなクイズもいいのですが、それはある程度国旗を覚えた後に取っておきましょう。導入ではいきなり「正解を言える」ことを求めてはいけません。そこはグッと堪えて

父「あの国旗はとってもカラフルできれいだけど〇〇はどう思う?」

答えを知っていなくても子どもが答えられるような発問をしましょう。親がきれいだと思うものに対して、子どもは共感したいと考えるものです。「きれいだと思う!」と答えてくれたらすかさず、「そうだよね~。ほかにも国旗見つかるといいね!」と言ってあげましょう。まずは「国旗見つけるのって楽しいかも」「国旗に気づいたらお父さんやお母さんとコミュニケーションが取れるかも」と思わせることが大切です。


仕組みその3 ~まずはヨーロッパを制覇する~

まずは焦らず仕組みその1・2を実行して下さい。結局は理屈ではなく、親の行動力がすべてだと思うので、その1・2の状態を満たしているのであれば、親自身も相当国旗について意識が向けられています。

と同時に、テレビや散歩で出会う国旗には限度があることも感じているはずです。また、これは私の感覚ですが、テレビや散歩で出会う国旗はそのほとんどがヨーロッパ地域のものであると思います。ですので、まずはヨーロッパを制覇することを目標にしましょう。

私が選んだのはくもん出版の『世界の国旗カード 2集』でした。数ある教材の中でも、カード学習がもっとも導入しやすい教材であると思います。国旗に関する子ども向けの本なども購入しましたが、本を開くことのハードルは大人が思っている以上に高いものです。

こちらが「このページには面白いことが書いてあるよ!」なんて言ってもまるで興味を示さないですね(汗)また、カードであればゲームなどで正解した際に自分のものにできるという達成感を得ることができるようです。それでは続いてゲーム編の話です。

※以下国旗カードについて、実践に基づいた記事を書かせていただきました。有料ですが、世界の国旗をすらすらと覚えることができるノウハウを詰め込みました!!ライトナー法という学習方法をもちいています。こちらの方法は他の学習カード(ことわざ、百人一首)などでも応用できるノウハウです。

理想の子育てに近づきたい、イライラしたくない、子育てを楽しみたい方に読んでいただきたいです。

ここから先は

3,000字
この記事のみ ¥ 220

サポートありがとうございます!サポートしていただいたお金は自由研究などの諸費用に大切に使わせて頂きます。