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出版社の回し者ムーブ

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本の紹介や読書のよさなど、出版社に利する記事のまとまり。
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2020年7月の記事一覧

病の皇帝 「がん」に挑む を読んで

病の皇帝 「がん」に挑む を読んで

シッダールタ•ムカジー著、病の皇帝「がん」に挑む、を読んだ。

読み始める前の感想は「NHKスペシャル」みたいなタイトルだな。
読み終わったときの感想は「全て日本人が読むべき本だ」だった。

全ての日本人というと大袈裟に見えるが、日本人の2人に1人が人生のどこかで退治する病についての本を全ての人に勧めるのは大袈裟なことではないと思う。

この本の構成は、史上初めてがんと思われる記録から始まり現代の

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「リモートワークの達人」書評

リモートワークの達人は2014年に書かれたものをリモートワークの急速な広がりを受けて改題したものです。

内容としては、昨今のリモートワークに関する言説を冷静にまとめなおしたらこんな感じになるだろうな、といった感じでした。

上のように言うとわざわざお金を出して買うような本には思えないかもしれませんが、確かに読む価値のある本だと思います。

リモートワークに関する記事はたくさんありますが、そのほと

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HIGH OUTPUT

HIGH OUTPUT managementという本を読みました。Intelの元CEOの書いたマネジメントに関する本です。

単なるエピソード集ではなくとても示唆に富んだ本でテレワークになってマネジメントの方法に迷いのあるマネージャーはもちろん、マネジメントを受ける側である平メンバーにとっても得るものの多い本でした。

今回は読んでいて印象に残った部分について書いてみます。

まず、本書の冒頭では

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