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【徹底解説】「奇妙な画像」を生成し続けるAI。問われる人間のクリエイティブ。


「AIには人間のようなクリエイティブな作業ができない。」

このような話を聞いたことある人には少しショックな内容かもしれません。

今日紹介するのは「短いテキストから画像を生成するAI」です!
しかも、この世にないオリジナルの画像を作ることができるのです!

気になる仕組みや可能性について解説していきます!

(ニュース本文はこちら👇)


AIってなんだっけ?

本題に入る前に、AI(人工知能)について触れたいと思います。

AIは人工知能とあるように自らルールを見つけて答えを出す仕組みのことです。しかし、AIも何もないところから答えを出すことはできません。そこで、まずは勉強をしなくてはいけません。
人間でも受験勉強をしたうえで、見たことはないけど法則性が似ている問題を本番で回答しますよね!

この学習方法としてAIでは「機械学習」、さらに「深層学習」というものがあります。この二つの違いは、学習教材を人がラベル付けするかどうかの違いです。例えば、赤りんごと青りんごを区別させていとき、学習では機械学習では「色」という特徴に注意を払うように教えるのに対し、深層学習では、その見極めるべき特徴すら自ら学ぶという違いです。


AIが活躍している分野に関して、「言語」と「画像」があげられます。

言語分野は「自然言語処理」と呼ばれ、曖昧さを持つ人間の言語の仕組みを学習し、文章を作成したり、会話をしたり、翻訳をしたりと、私たちの近くで手を貸してくれています。


画像分野は「画像認識」と呼ばれ、様々な画像から法則性を見つけ出し、スマホのカメラや自動運転の物体検知や、ディープフェイクのような画像生成に使われています。


短いテキストから“奇妙な画像”を生成するAI


本題に入ります!

有益なAIを広めることを目指す非営利団体であるOpenAIによって2021年1月に「DALL-E」というプログラムが公開されました。

このOpenAIは、驚くほど自然な文章を生成できる「GPT-3」という名のAIを誕生させたことで知られています。

「DALL-E」は、実際には存在しないどんな奇妙な物体の画像でも生成できるAIです。

これだけでは何が何だかわからないので、実際の画像を見てみましょう!

例えば「アボカド型のアームチェア」というリクエストをします。
するとこのような画像が出てきます。

画像1

これをみると、「なーんだ、売ってる製品の画像を集めたのか。」と思うかもしれません。
しかし、実際はDALL-Eが生成したオリジナルの画像なのです。

他にも、「スパゲティでつくられた騎士」とするとどうなるでしょうか。

画像2

このように存在しそうで、存在しない、見事なスパゲッティアートの画像が生成されました。

または、画像の一部を与えて、残りを推測させるということも可能です。

画像3


面白そうな遊びを考えることができると同時に、人間の行ってきた想像の具現化というクリエイティブな作業を、いともたやすくハイレベルで行われると悲しくもなりますね!

DALL-Eの技術は、先ほど紹介した「自然言語処理」と「画像認識」の合わせ技です。

画像とそれを説明するテキストを学習材料としてAIに学ばせることによって、与えられたお題を画像として表現することができるのです。

今後は、この技術がデザインの業界や、新製品開発においてフル活用されることが想像できます!

そのうえで、人間ができることって何だろうと考えさせられる技術でもあります。とりあえずは、人間は面白いお題を生み出すことに専念をし、作る部分はDALL-Eに任せましょうか!


おわりに

最後まで見ていただきありがとうございました!

気になったことや、解説してほしいニュースをコメントにいただけると嬉しいです!(こちらからスキやコメントができなくなっています🙇)

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