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おおつちくらし - 1月のこと。|移住定住@いとうしょうた

みなさん、おはようございます◎
大槌町移住定住事務局で事業責任者として活動している伊藤です。

1月ですね。年が明けちゃいましたね。
そして、大槌に移住してきて1年ちょっとが経ちました。

時間が過ぎるのはあっという間ですね。
地域おこし協力隊の3年間という活動期間はやっぱり短い、という言葉を他市町村のOBOGからよく耳にしますが、すごく実感してきました。ぼーっとしていたら(全然していないけど笑)、きっと3年なんて終わってしまっているだろうと思います。

だからと言って、焦りすぎてはいけないこともわかっていて。そのあたりの葛藤というか歯痒さは、やはり協力隊を経験したことのある人にしかわからない感覚なんだろう、と最近身に染みて感じています。

そんなところで、まずは1月の活動報告をさせていただきます。どうぞ。

■3期地域おこし協力隊 採用プロモーション&募集説明会 @オンライン

先月に引き続き、3期目となる大槌町地域おこし協力隊の採用募集/プロモーション/募集対応全般を対応させていただいています。

今回の募集は【移住定住支援】【ご当地サーモン養殖】【手工芸ブランド開発】の3分野です。どれも大槌町の今と未来をつくる魅力ある事業者さん・仕事内容です。こちらの分野に加え、近々新たに募集を控えている事業者さんもいらっしゃいます

大槌町にはまだまだ魅力と伸び代が豊かな産業がたくさんあります。まだ産業として確立していないながらも、小さな芽を出し始めている産業もあります。そんな”可能性”にあふれた大槌町で、地域のために、自分のために、ぼくたちと一緒に”ちおこ”として活動していきたいなあという方を募集しています。

全3回のオンライン説明会では、多くの方々にご参加いただき、「協力隊について詳しく知ることができてよかった」「現役の協力隊や受け入れ事業者とリアルにお話しできたことで雰囲気を掴むことができた」などなどのご感想もいただきました。

もし募集が気になる方がいましたら、下記から詳細をご覧ください◎

▽募集説明会 開催について

▽移住定住支援 募集について

▽ご当地サーモン養殖 募集について

▽手工芸ブランド開発 募集について

■移住イベント「JOINフェスタ」へ参加 @オンライン

復興庁様からお誘いをいただきまして、1月15日に開催された移住相談イベント「JOINフェスタ」へ、復興庁様の相談ブースで移住相談対応を実施させていただきました。

  • 2時間に満たない時間ではありましたが、合計10名ほどの方々が移住相談へお越しくださいました。中でも特に新卒学生の方々が多く、お話しを聞くと「新卒からのキャリアとして地域おこし協力隊が選択肢の一つとして紹介されたりもしている」というお話しも。それだけ地域おこし協力隊が浸透してきている&国の施策としても注力しているということなのだろうと思いました。

    このような”若手層の移住予備軍”をいかにキャッチアップしていくか、が今後の移住施策のキーポイントになるだろうと実感しました。

■「県内NPO×県内企業交流会」への参加 @大槌

県の知り合いからお誘いいただきまして、1月19日に開催された「県内NPO×県内企業交流会」へ参加させていただきました。

三陸沿岸を中心とした県内の様々な企業様が参加される中、SDGsへの理解を題材としたカードゲームを行い、社会や地域のあり方を捉え直してみるという試みでした。町内の企業や団体様ともつながるきっかけをいただくことができ、大変有意義な時間となりました。

このような「交流の場・つながりを生む場」にもっと参加していきたい、もはや、このような場をつくっていきたいとすら思いました。それだけ「共に前を向く繋がり」というものは大切で、これからの地方の未来を作っていくためには必ず必要となることです。

地域間や世代、性別、地位などの様々な境界線を取り払った「ボーダーレスな新しい共助の形」を生み出していきたい、と改めて感じました。

■安渡地区新年会への参加 @大槌

1月22日に開催された「安渡地区新年会」に参加させていただきました。

いつも仕事に追われに追われまくっている身のため(泣)、このような地域交流の場へ参加させていただくことが正直少なくて。本当はこういう地域も方々ともっともっと交流していきたいんですが、如何せん物理的に時間不足すぎて参加できずにいました。。(今年は時間を作ってもっと地域に入っていきたい) そのような中で、このような機会のお誘いをいただき大変嬉しく思っています。

当日は、朝早くから準備が始まり、私は晴天のもとで餅つきのお手伝いをさせていただきました。餅つきは中学生以来でしたが、やってみたら意外とできるものですね。笑 子供たちも楽しみながら餅つきをしていて、こういう空間がやっぱり大切だよなあと改めて感じました◎

会が始まってからは、様々な催し物や郷土芸能、楽器演奏、人形劇、抽選会まであり、終始楽しみながら一日を過ごすことができました。抽選会では醤油が当たりました。ありがとうございました!

今後もこのような地域交流の場には、どんどん参加していきたいなと思います◎

■「3.11の今が分かる会議(JCN様主催)」特別登壇 @陸前高田

東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)さんからお誘いいただきまして、1月29日に開催された「3.11の今がわかる会議2022 テーマ2:復興まちづくりの現在地 〜11年目の現状と課題〜」に、岩手県紹介枠として大槌町の移住定住の取り組みについてお話させていただきました。(約70名の方にご参加いただきました。)

また、陸前高田市、宮城県石巻市、福島県双葉町のそれぞれで活躍されている諸先輩方のお話も聞かせていただき、学ぶことが多いことはもちろん、自分ももっと地域のために何ができるか?を考え行動していきたいなと感じました◎

大槌町移住定住事務局を立ち上げてから1年ちょい。

完全ゼロからのスタートでしたが、これまでの企業コンサルや事業開発の経験を活かして、やっと事務局の土台ができてきました。そして、少しずつ認知されるようにもなり、イベントや登壇のお話をいただくことが増えてきました。

今後は、より「攻め」に転じていきたいと思っています。もっと露出やPRに力を入れつつ、この一年で蓄えてきた企画なども徐々に打ち出していきます。それと同時に、メンバーの育成にも力を入れ、「ソーシャルベンチャーな移住定住事務局」へと成長させていきたいと思います。

■「地域づくり人材活動事例発表会」登壇 @盛岡

1月30日に盛岡市で開催された「岩手県地域づくり人材活動事例発表会」にプレゼンターとして参加させていただきました◎

オンラインからの参加もあわせて、約100名ほどの方々が観ている中、大槌町移住定住事務局がスタートしてから1年で、

・どのような事業を展開しているか?
・どんな想いで事業に取り組んでいるか?
・これからどのような展望があるか?

などをお話しさせていただきました。

昨年も参加させていただいたのですが、運営の方々から「昨年よりプレゼン力と勢いもパワーアップしてますね!」とお褒めの言葉をいただきました。笑 前日の陸前高田での登壇(オンライン)に引き続き、今回は盛岡。3月は東京でのイベント登壇&ブース出展が控えています。少しずつ移住定住事務局の認知も増えてきたことから、色々とお話しをいただくことも増えてきました。本当にありがたいですね。

今年は「攻め」の年。どんどん前に出ていきます!

■総務省 地域おこし協力隊担当 視察対応 @大槌

岩手県地域おこし協力隊ネットワーク様からお話しをいただきまして、1月31日に総務省で地域おこし協力隊制度を担当されている方の大槌町視察を対応させていただきました。

昨日の地域づくり人材活動事例発表会で発表した移住定住事業や地域おこし協力隊制度の活用に興味を持っていただき、実際に協力隊数名とともにざっくばらんに意見交流を行いました。

感じたことは、制度のあるべき姿と現状のギャップを埋めるための「リアルな発信」がもっと必要だということです。教科書のようなあるべき制度論を示すことはもちろん大切ですが、良くも悪くも現場はもっと複雑に絡み合った内情があったうえで制度を活用をしていかないといけません。そこの「リアルに則した各市町村のオリジナルな制度活用/方針」を発信していく必要があるなと感じました。

そして、個々の隊員の発信/声を出す場をつくることも必要だと感じました。雇用にせよ起業にせよ、卒隊後を見据えた「自分の活動実績」「自分とは何者か?」の発信は必須だなと。その場を設けてあげることも必須だなと。

今回で多くの気づきを得られましたので、こちらを活かして移住定住/協力隊制度活用に活かしていきたいと思いました。

■農村漁村発イノベーション研修 修了 @オンライン

約半年間、オンラインや実地講義を行いながら学んできた本研修が、1月26日の事業計画発表会をもって無事修了となりました。

最後には自分の実現したい事業計画書を作成し発表をするということで、私は、耕作放棄地再生を軸とした新規事業開発を行う「Reファームプロジェクト」の事業計画をプレゼンさせていただきました。

この1年間は試験期間と位置づけ野菜づくりに勤しんできました。この期間で学んだノウハウ/実践知を踏まえ、R5年度からは本格的に事業化へ舵を切っていこうと考えています◎ その第一弾として、Reファーム野菜の「ReファームBOX定期便」を考えています。

詳細は近々Facebookなどで発信予定ですので、もし気になる方はチェックしていただけると嬉しいです◎

■その他活動について

上記の他にも、移住定住事務局として多くの事業・取り組み・企画を考えたり推進しています。また、プライベートでも色々な形で地域との交流をしたりしています。(順次、改めてご報告させていただきたいなと思っております)

・関係人口創出事業の企画設計
・おおつち広報の掲載枠「居・色・自由」の企画制作
・移住定住ガイドブックやその他移住定住関係の制作物対応
・特定地域づくり事業協同組合の設立準備/勉強会への参加
・クリエイティブディレクション/ビジネスプロデュース研修への参加

■伊藤、農業はじめるってよ。【1月】

1月ともなると、いわゆる農閑期の時期に入ってきます。実家の北上市は特に豪雪地帯のため、暖房設備のあるハウス栽培以外はほぼ栽培不可という状況になります。しかし、大槌町は同じ岩手県ではあるものの雪が少なく、温度も内陸よりはあたたかく(風が強いので体感温度は下がるけど泣)、冬栽培には意外にも適している土地なのかなと感じてきています◎

一方で、山側の地区では比較的寒く雪も積もるというのがまた面白い地域特性だなと思います。これらの特性を活かして、将来的に、海側の地区で栽培する野菜、山側の地区で栽培する野菜などで適正にあわせた場所分けをしていくことができれば、より様々な品種の野菜(少量多品種栽培)が栽培できるだろうと思っています。

そして、現在、新しい畑(耕作放棄地でもOK)を探しています。

もし町内で心当たりのある方や農地を貸してもいいよという方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡いただけると嬉しいです!

ミニチンゲン菜
ちぢみ小松菜
サラダカブ
カラフル大根
カラフル大根


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