カクヨムでゲイがテーマの小説を無料で読むことをオススメするnote

カクヨムとは、KADOKAWAが提供する小説投稿サイトです。書籍化されている小説を、出版後も無料で楽しめることも多く、コメント欄等を通して、作者と交流ができることも面白さの一つと言えます。ライトノベルのイメージもありますが、実は、真面目な小説も多いのが特徴です。

WEB小説に触れてみませんか?

彼女が好きなものは
ホモであって僕ではない
作者・浅原ナオト

♦︎ 引用

【漫画化&ドラマ化&映画化&朗読劇化】僕はホモ、彼女はホモが好き

高校一年生の春休み、僕、安藤純はクラスメイトの三浦紗枝がBL本を買うところを目撃してしまう。どうやら彼女はホモが好きなようだ。まあ、だからと言って僕は自分が同性愛者であることを彼女に明かすつもりはない。勘違いしてはいけない。彼女が好きなものはホモであって、僕ではないのだから

同性愛者の少年と腐女子の少女が織りなす奇妙な関係。ふざけたタイトルに反し、同性愛というテーマに真面目に取り組んだ作品になっております。

【備考】
本作にブラッシュアップを加えた書籍版が角川書店系列から文芸単行本として出版されています。こちらも是非よろしくお願いします。

♦︎
( note主のPoint! )
映画化と続編の書籍化が発表されて、あらためて注目を集めた作品です。特に続編は、圧巻のクオリティなので、是非。この作品は、個人的に、コメント欄が大好きですね。暖かく熱のあるコメントに溢れていて、その全てに作者さんが丁寧に返しているのもWEB版では必見です。


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ある同性愛者のクリスマス
作者・浅原ナオト

♦︎ 引用

クリスマスは、僕のためのお祭りじゃない。

街のあちこちに貼られた幸せそうな男女のポスター。そこから抜け出たような幸せそうな男女のカップル。ああ、分かっているよ。クリスマスは、僕のためのお祭りじゃない。

※本作は拙作「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」の★200突破記念として書かれた番外編です。本編を読んでいなくても話は理解出来ると思います。また後日談ではなく前日譚なので本編のネタバレはありません。

♦︎
( note主のPoint! )
6000字足らずのサクッと読める短編小説です。
お試しにどうぞ。


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熊本くんの本棚
作者・キタハラ

♦︎ 引用

【書籍化】思いだすのは本棚だ。

「Web版のその先」が描かれた書籍版発売中です。https://www.kadokawa.co.jp/product/321909000576/

第4回カクヨムWeb小説コンテストキャラクター文芸部門大賞受賞顔よし、からだよし、性格よし。そのうえ読書家。なんだか現実味のないイケメン、熊本くん。仲のよい「わたし」は、同級生から熊本くんの噂を聞く。
どうやら熊本くんが、ゲイ向けアダルトビデオに出演している、というのだ。

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( note主のPoint! )
万人にオススメできる作品ではないのですが、是非、読んでみていただきたい作品です。タイトルからは全く想像できないディープなストーリーと構成が魅力的。なぜかメタ的な印象すら感じる不思議で「きもちわるい」(大賞受賞時の褒め言葉からの引用です)作風で、読むうちに、頭がぐちゃぐちゃになるのとスッキリしていくのが交差していきます。一度、URLのリンクから「おすすめレビュー」だけでも見てみてください。この作品の異常性がよく分かると思います。
毒々しくて、生々しくて、幻想的な作品です。

◯◯

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以上、三選になります。
作品によっては1600円以上する小説が、無料で読めるので、気になった方は是非。



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