shogo_matsuda

映像、写真撮影をおこなっているカメラマンです。 ノウハウなんかを書き残していきます。

shogo_matsuda

映像、写真撮影をおこなっているカメラマンです。 ノウハウなんかを書き残していきます。

最近の記事

ラフマニノフは天才

世の中って本物の天才は少ない。私の勝手な定義だとアタマが良いイコール天才ではない。 だれも残せないようなクリエイティビティーを持った人が天才だと思う。 エジソンは天才じゃなかったかもしれない。 ニコラ・テスラは天才だ。 アインシュタイン、オッペンハイマーは天才だ。 テルミンは天才じゃなかったかもしれないが、 1923年くらいにカラーテレビを発明したしKGBに貢献した。 そしてラフマニノフは天才だ。Wikipediaによるとラフマニノフは1873年から1943年まで生きた。

    • フリーランスはなかなか結婚できない

      自分の会社を立ち上げるならまだ別だが、フリーランスは社会的に信用がない。勤めている会社のブランドっていうのは大きなものだ。 たとえば子供ができた場合、待機児童の問題も発生する。 待機児童っていうのは子どもが保育園に入るときに審査があるが、そのときにお父さん側の会社の勤続年数が関係ある。 お父さんが会社に勤めていない、フリーランスだと子どもが保育園にすんなり入れない可能性があるのだ。すんなり入れなくて保育園に入るのを待っている状態、これを待機児童という。 フリーランスと聞い

      • カメラマン50歳限界説

        南関東では多くのプロカメラマンが活動しており、仕事内容も多岐にわたる。 ブライダルカメラマン、映画カメラマン、スポーツ写真カメラマン、広告系カメラマンなどなどだ。 タイトルにある「カメラマン50歳限界説」は、いまから約10年ほど前、とある元カメラマンに言われた言葉だ。 私は当時30代になったばかりで50歳などまだまだ遠い先のことだと思っていた。しかし、昨年40歳になり50歳へのカウントダウンが始まってしまったような気がする。 カメラマンという職業は多くの人間がフリーラン

        • ジャズ喫茶と共に

          変わった趣味かもしれないが私はジャズ喫茶にいくのを一つの趣味としている。 ジャズ喫茶というのは、ちょっと寡黙なマスターがいてレコードで店内に音楽を流してくれるお店だ。だいたいコーヒーが500円から600円。 コーヒーはだいたいうまい。 初めて入ったジャズ喫茶は渋谷の道玄坂にある、音楽館というジャズ喫茶だった。 そこであらゆる音楽を聞かせてもらい見聞を高めた。いまはもう音楽館というお店はない。 デート喫茶に変わってしまった。 2023年、オススメできるジャズ喫茶は東京、

        ラフマニノフは天才

          カメラマンになれない

          いつ「カメラマンになりたい」と思ったか、昔のことすぎて忘れてしまったが、私は20歳前後でカメラマンになりたい、と思った。 当時はまだフィルムカメラ全盛期で、プロカメラマンもフィルムで撮影し、納品するのが当たり前の時代だった。 カメラマンになりたいと思ったキッカケは他記事でも書いたが、要は端的に言うと職業としてカッコ良いんじゃないかな、と思ったからだ。 当時は「残したいものがある」とか今のように「映画を撮りたい」とかそんな思いはなく、ただ単にカッコ良いじゃないかな、という

          カメラマンになれない

          屋久島滞在記

          日本の離島はあらゆる場所をいってきた。 奄美大島、種子島、八丈島。 ただ一番印象に残った離島は屋久島だ。 屋久島へは船でいった。 上陸したことがある人はわかるだろう。屋久島の植物は生命力を感じる。 どうやら島が硬い岩盤でできており、植物が育つにはあまり適さない島らしい。長い年月をかけて木の根が島の養分を探すため、うようよとのびている。 しかし、屋久島にはそういう自然林のほか、人間がだいぶ近年になってから植えた人工林がある。 根がうようよしているものが自然林であり、うよう

          屋久島滞在記

          iPhone撮影のススメ

          いまやiPhoneでもRaw(ロウ)で撮れる時代になりました。ロウとは生データのことです。 今までのiPhone、および他スマホ端末はjpeg(ジェイペグ)でしか撮影できず、このジェイペグデータというのは写真に加工や修正を加えれば加えるほど荒れるデータです。つまり加工には向いてなかったデータなのです。 ロウのデータ、つまり生データは料理の素材から触ることができるでかいデータ、ジェイペグのデータはできあがった料理を扱うデータという風にイメージしていただければ分かりやすいかと思い

          iPhone撮影のススメ

          ニューヨーク滞在記

          18年前の6月、アメリカのニューヨークに一週間滞在しました。さすがに18年前のことなので、いまのニューヨークとは全然様子がちがうと思います。 仕事で滞在しましたが、わたしはなんとか自分の時間をつくり、色んな場所をみて回りました。 写真は一枚もありません。 当時、世の中にスマホは存在しなかったし、携帯で写真を撮りましたがその携帯も大昔に破棄してしまったため、ありません。 当時のわたしは22歳。趣味としてジャズミュージックを聴くのがとても好きで、ジャズのことを話そうとすれば5時

          ニューヨーク滞在記

          通称ロケアシ。撮影ロケアシスタントのメリットデメリット。

          私は都内近郊でカメラマンをやっているものです。いまは映像業をやっていますが、撮影業界に入った最初は広告系のカメラマンに師事しました。直アシ(ちょくあし)ってやつです。 アシスタント業は事務所に入り、カメラマンである師匠に教えをこう「直アシ」と、様々なカメラマンに臨時アシスタントとしてつく「ロケアシ」と大きく2つに分かれる。 直アシの仕事はなるべく本稿では述べない。ロケアシの仕事について記述していく。つまり臨時のアシスタントだ。 まずロケアシになるには、ロケアシ派遣会社に所

          ¥1,000

          通称ロケアシ。撮影ロケアシスタントのメリットデメリット。

          ¥1,000

          いまほしいレンズ、使いたいレンズ

          私は近々BMPCC6Kを購入する。BMPCC6Kは私が愛用している動画編集ソフト、ダヴィンチリゾルブの販売を行なっているブラックマジックデザイン社が開発したカメラだ。 このカメラ、EFマウントだ。カメラのボディ側は各メーカーによって付けれるレンズが限定されているが、BMPCC6KはEFマウントという種類のレンズを装着できる。キャノン製の古いタイプのレンズならつけられる。ちなみにキャノンのミラーレスのマウントはRFマウントと言う。 のちのちEFマウントの、自分が使用しててテ

          いまほしいレンズ、使いたいレンズ

          VR撮影に関してわかったこと

          VRの仕事なんかしたことはないが、調べる機会があったから書き記しておきます。 私の知り合いからかき集めた情報によると、まずVRは3次元にするか、2次元にするかによってVR専用カメラを使うかどうか別れます。3次元にする場合はVR専用カメラが必要です。 没入感を演出したいのであれば3次元で製作したほうが良いでしょう。 しかし、360°撮影をする場合は撮影するカメラの足(三脚や黒足)も映像に映ってしまう可能性が高く、ドローンを使いながらどうにかしなければならない。これがかなりメン

          VR撮影に関してわかったこと

          シャンパンとスパークリングワインの違い、ワインとの違いについて

          私は20代中ごろで覚えたんですがまずシャンパンとスパークリングワインの違いを知らない人は意外と多いのではないかと思い、書き残します。 まずシャンパンとスパークリングワインの製造法は同じです。 なにが違うかというと、製造場所が違うのです。 フランスのシャンパーニュ地方でとられたブドウで製造されたものはシャンパンと言われ、シャンパーニュ地方以外で栽培、製造されたものはスパークリングワインと言われています。 そしてワインとの違いはなんであるかですが、発酵を二度行うのがシャンパ

          シャンパンとスパークリングワインの違い、ワインとの違いについて

          再生

          短編映画「小六月」

          2018年テヘラン国際映画祭入選作品 監督/渡邉聡 撮影/松田章吾 照明/おおいひであき

          短編映画「小六月」

          再生

          あなたと夜と音楽と

          表題タイトルと同じタイトル名のジャズスタンダードナンバーがある。 英語表記だと「You and the Night and the Music」。私はこのYouを「あなた」と和訳した人に何かの賞をあげたい。 「あなた」という呼び方はどこかセクシーさがある。 君じゃなく、あなたじゃなきゃいけなかったんだろう。 さて、話は変わるが私はジャズを18歳から聴いていて現在30代後半だ。18歳当時はジャズを聴いていることを少し小馬鹿にされたりもしたが、ジャズ雑誌を読んだり、ジャズ関係の

          あなたと夜と音楽と

          カメラマンを目指したキッカケ

          私はカメラマンの仕事をしている。アングル決めはもちろん、照明ライティング、写真編集、動画編集ができる。動画編集ソフトはダヴィンチリゾルブというハリウッドでも使用されているソフトを使っている。ダヴィンチリゾルブを、簡潔にどういうソフトか説明すると、動画と動画をつなげることができるもちろんのことだが、色調コントロールに特化している。シネマティックな動画制作にはこのソフトを使うのが一番の近道といえる。あくまで私見だが。 さて、そもそも私がなぜ、写真や映像の世界を目指し始めたかとい

          カメラマンを目指したキッカケ

          オパライトっていう撮影機材について

          自分が23歳のころの冬に、 G田さんっていうパイセンに教わったことなんですが、 まずライティングっていうのは点光源と面光源があって、たとえばこの画像のライトがライティングする人物に対して1m〜2mあたりから離れてうつ場合、ライトは面になり、面として光が人物にあたっていることを意識し、ライティングする。 しかし、5m以上、ないし6mくらいからうつ場合、こいつは点光源になり、ポイント的役割をもってくるようになる。 このオパライトというライトの場合

          オパライトっていう撮影機材について