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フリーランスはなかなか結婚できない

自分の会社を立ち上げるならまだ別だが、フリーランスは社会的に信用がない。勤めている会社のブランドっていうのは大きなものだ。

たとえば子供ができた場合、待機児童の問題も発生する。
待機児童っていうのは子どもが保育園に入るときに審査があるが、そのときにお父さん側の会社の勤続年数が関係ある。
お父さんが会社に勤めていない、フリーランスだと子どもが保育園にすんなり入れない可能性があるのだ。すんなり入れなくて保育園に入るのを待っている状態、これを待機児童という。

フリーランスと聞いて、「あこがれる〜ぅ」と声高々におっしゃる方々もいらっしゃるが現実的な弊害はたくさんある。仕事のことを相談できる仲間もいないので超個人主義になりがちだ。

仕事の愚痴は少ないとおもう。自由気ままに時間を過ごせるときが結構ある。
しかし、ストイックな気持ちがないと続かないとおもう。たとえるならば一攫千金を狙った賞金稼ぎ、傭兵みたいな気持ちだ。
あまりフリーランスはオススメしない。
人間関係に悩んで悩んで悩みぬいて、かつスキルがあり、面倒なことも引き受けれる器量が必要かとおもう。

さて、話が逸れすぎたが「結婚できる」かどうかの話ではあるが親御さんを説得する難易度が上がることが容易に想像できる。
フリーカメラマンに必要、もしくは必要「かもしれない」スキルっていうものは星の数ほどあり、それら一つ一つが一生だれかを養うためにずっと生き続けるかは個人個人の判断によるとおもう。

クリエイティブな世界は技術の更新が目まぐるしい。新しいスキルを習得しても、3年後、5年後にそのスキルを更新しなきゃいけない、もしくはそのスキルを捨て、新たなスキルを獲得しなきゃいけない可能性は大いにある。

たった1人であれば自分に投資し、スキルを習得するために勉強することもできるだろう。
1人は身軽だし、フットワークも軽い。
しかし2人以上、もしくは子どもができ3人以上になれば自分への投資、時間を作ることも難しくなってくるだろう。

結婚はいきおいだ、と皆口々に言うがフリーランスの人間との結婚はすこし難易度が高い「かもしれない」。

それはそうとして最近わたしの身近な、撮影スタジオ時代の後輩が結婚した。
しかも子どもができた。
彼はフリーランスのカメラマンだが彼には会社をおこすことをススメようかとおもっている。勤続年数、待機児童の問題があるからだ。

あとそういえば来年の秋からフリーランス保護法が施行される。フリーランス界隈の状況も変わってくるだろう。もちろんインボイス制度のこともある。

みんながみんな幸せな日常を送れれば良いんだけどな。そう願う。




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