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カメラマンを目指したキッカケ

私はカメラマンの仕事をしている。アングル決めはもちろん、照明ライティング、写真編集、動画編集ができる。動画編集ソフトはダヴィンチリゾルブというハリウッドでも使用されているソフトを使っている。ダヴィンチリゾルブを、簡潔にどういうソフトか説明すると、動画と動画をつなげることができるもちろんのことだが、色調コントロールに特化している。シネマティックな動画制作にはこのソフトを使うのが一番の近道といえる。あくまで私見だが。

さて、そもそも私がなぜ、写真や映像の世界を目指し始めたかというと、幼稚園児のころに立ち戻る。私は現在30代後半ではあるが、幼稚園に通っていたころの記憶がある。幼稚園に通っていたころ、たしか季節は夏だったと思う。幼稚園児全員の集合写真を撮るということになり、当時の私は友人たちといっしょにグランドに集まっていた。私が通っていた幼稚園はキリスト教系の幼稚園で、関東圏にあるどこの幼稚園よりも大きく、広いグランドがあった。そのグランドに集まり、私たちが見つめていたのは幼稚園舎の屋上に上がっていた1人の男性だった。黒いスーツを着ていた男性は汗だくになりながら、カメラらしきものを操作していた。今思えば4in×5inのリンホフというカメラだった。どうやら幼稚園の先生が言うにはカメラマンという職業の人らしい。私はもちろん幼稚園児で、「職業」という言葉の意味すらも理解できないアタマではあったが、リンホフというカメラのカッコよさや、汗だくになりながらニコリと笑いながら幼稚園児側に話しかけるカメラマンがかっこ良いと思ってしまった。もしかしたら、生まれて初めて「余裕がないのに余裕があるように見せかける仕事人」をみたのかもしれない。そこをカッコ良いと思ったのかもしれない。

私の卒園のときに書いた将来の夢を書く欄には「かめらまん」と書いたし、絵までつけ加えた。それ以来憧れの職業だった。それから複合的な要素が加わり、本格的にカメラマンの道を目指し始めるが、それはまた別のお話し。

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