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障害者雇用関連ニュースまとめ 【 2020/11/23 】

■ 今日のヘッドライン!

〇 ひきこもりは「大事なことを社会に訴えかけている存在」 ドラマで演じた松山ケンイチさん

本日は「 ひきこもり 」を題材にしたドラマのニュースからお届けします。

このドラマの放送については先日取り上げさせていただきましたが、昨日放映されました。

私も鑑賞させていただきましたが、私自身が38歳のアラフォーということもあり松山ケンイチさん演じる40歳のひきこもりの方の役の一つ一つのセリフに大きな共感を覚え、とても見ごたえのある素晴らしいドラマでした。

そんな松山さんご自身のニュースの中でのコメントがその共感をより大きなものにしています。

「共感する部分が多く、自分も(ひきこもりになる)要素は持っている。(当事者の方々は)自分の繊細さにふたをしなかった人たち。ひきこもることで、社会に大事なことを訴えかけている存在だと感じた」

もうこれ以上ない素晴らしいコメントです。

あまりドラマの本編に触れてしまうとネタバレになってしまうのであまり深くは触れませんが、40歳以上の方々のひきこもりが増えていることはやはりう就職氷河期が要因の一つと考えられるかと思います。

私もちょうどその世代なので分かるのですが、武田鉄矢さん演じる父のように、やはりその頃の親世代の方々の「 正社員 」や「 大手企業 」に対するこだわりは強かったように思います。

親世代の方々はその方々なりに、終身雇用制や年功序列などの制度の中で働かれていたご経験から、「 正社員 」などにこだわってしまう部分は致し方ない部分もあるかとは思います。

しかし双方の摩擦を少しずつ無くしていくことの必要性を、松山さんと武田さんが演じる親子が、会話など少しずつ交流の機会を増やし、最終的にひこもりである息子が重要なある決断を下すことで上手く表現されていました。

親子であればあるほど摩擦をなくすということは情が絡んで難しい部分もあるかもしれませんが、それが成就し親子にとって良い形になったとしたら、それはトップ画像の日の出のような一筋の光になるのでしょう。


もし身内や知り合いにひきこもりの方がいてどのように接したら良いか困っている方がいらっしゃるようでしたら、

まずは「 おはよう 」など挨拶をし、ひきこもりの方ご本人の存在を肯定することから始める

とこのドラマから大切なことを教わったので、是非実践していただけたら幸いです。

■ 障害者雇用

〇 独自の感性でコーヒー包む 自閉症作者のデザイン、SNSで広がり商品に

アートが障害者の方のお仕事の可能性の幅を広げていることを示唆しているニュースですね。

しかも今回は、

Instagramでのアートの投稿
⇒一般社団法人の代表者の方の目に留まり、ドリップパックコーヒーのデザインに採用!

大きなポイントかと思います。

やはりインターネット上での発信の影響力の大きさを物語っており、とりわけ特にInstagramはビジュアル重視のSNSということもあり、アートの発信との親和性は高いですね。

アートに日々取り組んでいる障害当時者の方々はもちろんのこと、支援者や企業の担当者の方々も是非積極的にインスタ発信に取り組まれてみてはいかがでしょうか。

■ 就労支援

〇 笑顔願って制作 陶芸など2500点展示即売

本当にこういった障害者のアートに関するイベントは全国のどこかしらで毎日のように開かれていますね。

今回のこのイベントは障害者の方々のそれぞれの夢についても展示されているところが良いです。

こういった取り組みを通して障害者の方々の活躍の場を広げるきっかけとなればと思います。

■ その他

〇 65歳の再就職 運転手の「体温&シフト管理」の仕事で成功

来年4月施行の70歳就労法は企業に社員の継続雇用を強制するのではなく、他社への再就職斡旋、フリーランスや起業させて仕事を外注する方法などから企業が選ぶことができる。社員に選択の権利はない。

70歳以上の高齢者の方の働き方はこの法の施行で大きく変わっていきそうですね。

このニュースに登場する方のように今までと全く違う分野で資格取得を目指して長く安定して働くケースや、起業やフリーランスとして働くケースも増えていきそうです。

あとはこういった新しい働き方をサポートするサービスが必要となっていくとは思うので、高齢者の方のリクルートに関する業界は今後益々盛り上がっていきそうですね。

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