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邪悪生命体
2020年5月6日 19:50
いつかも話した通り、容姿の良し悪しを客観的に数値化することは不可能である。また現代日本で絶世の美女と呼ばれている人の顔やスタイルが、100年後も(それぐらいのスパンならある程度は評価されそうだが)美のトップに君臨するものとはさすがに思えない。しかし「美人は得か?」は永遠のテーマであり、これは恋愛や結婚を語る上で避けて通れないテーマだろう。そこで今回紹介するのはこちらの論文である。小
2020年5月5日 21:01
新卒で勤務した職場ではいろいろなことを学んだ。なかでも一番印象に残っているのがパートの女性たちの言葉である。今思えば既婚40〜50代のパートの女性たちがあれほど集まっている職場は後にはなく、結婚生活の難しさを学んだように思う。というより結婚の夢(そんなものなかった気もするが)が打ち砕かれた感じである。もちろん家庭や夫婦ごとに事情は違うだろう。仲のいい夫婦もたくさんいたし、後の職場ではこうい
2020年4月29日 13:20
テレビやラジオの恋愛相談企画でこんな趣旨の相談を聞いたことがないだろうか?「僕はなにをやってもうまくいかないダメな人間でしたが、彼女ができたら自分に自信がもてるようになると思うんです。どうすればいいか教えてください」記憶があまりに曖昧なので想像の産物である可能性は否定できないのだが、私は何度かこんな恋愛相談を聞いた気がする(あるいは本で読んでいたのかもしれない)。彼女ができたら自信がもて
2020年4月27日 23:42
「男も女も大事なのは可愛さや」飲み会の席で人生の大ベテランA氏が言い放った言葉である。どんな文脈だったかは覚えていない。いや、そもそも脈絡などなく、本当に唐突に言い放った言葉だったような気さえする。A氏は私と同業の人間にはとても有名な人物だったりする。だが現在は大阪府T市の元市長のような名言を残して再雇用を受けずに退職してしまった。仕事の鬼のように思われていたA氏だが、実は結婚というも
2020年4月26日 19:42
『ソーシャル・キャピタルと格差社会 幸福の計量社会学』辻竜平、佐藤嘉倫編(東京大学出版会 2014)この本の第5章に「結婚とソーシャル・キャピタル 何人と恋愛すれば結婚できるのか」(小林盾著)という論文がある。以前、同氏らの論文の中に「中卒・高卒だと交際した人数が多ければ多いほど結婚できる確率が増えるが、短大卒・大卒だと交際した人数が2.7人までは結婚できる確率が増えてそれ以降は減っていく
2020年4月22日 23:19
数年前、某バラエティ番組で胡乱な(失礼)心理学者が「どのような男性・女性が結婚しやすいか」という研究の結果を紹介していた。その口頭の紹介内容から推測するに、おそらくこの論文のことだと思われる。小林盾,能智千恵子(2016)「婚活における結婚の規定要因はなにか」『理論と方法』31巻1号こちらはオープンアクセスとなっているため、ネット環境のある人ならば誰でも読むことが可能である。この研究は
2020年4月20日 00:29
ずっと婚活をしている年上の友人がいる。最近では婚活アプリを使って頑張っているのだが、デートに漕ぎ着けても2度目がない。県内女性アカウントに絨毯爆撃をしかけたりして交際までいくこともあるのだが、まあ……今もまだ独身である。なぜ彼はモテないのか? 周囲の女性に聞いてみると「なよなよしているから」とのこと。「なよなよしている」ってなんやねん? と思った私。よくわからない。コトバンクさんでデジタル