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変えるために。変わるために。

 幼稚だと笑われようとも、ここからでなければ、きっと駄目なんだ。



 今までしてこなかった、その代償なのだろう、考えようと思っても、頭の中で空回りして、何も考えてないわけではないはずなのに、結果的に何も考えられずにいる。

 それがそう簡単に治るとも思えないし、そうやすやすと上手くいくことなんてないと思うのだろうけど、少しだけ、長く、考えてみた。

 具体的にどうすればいいかはわからなかった。なににつけても臆病なこの性格も、変化を嫌ってしまうこの感性も、今更、どうこうするにはあまりにも遅すぎた。

 だけど、ふと。

 今の自分を、ここまで地面に縫い付けるものを、解き放つことはできないのかと。

 そう思った時に、こうしてみようと思ったことが、少しだけ。


 自分に絶望しない

 自分に失望しない

 自分に満足しない


 きっと直さなければいけないところはいくらでもあるだろうし、言葉にはしきれないほどの渦を巻いていることだろう。すぐに直せはしない、もしかしたら直らないこともたくさんあると思う。明日からも、きっとできないことは出てくるし、落ち込むこともあるはずだ。

 その中で、生きていくために。まずはここから始めてみようかと思った。

 明日には忘れているかもしれない。いきなり上手くいくはずもなくて、また落ち込むかもしれない。気が付けばいつも通りになってしまって、また泣き言を言ってばかりになるかもしれない。前向きにはなれないかもしれない。今から不安ばかりが募る。でも後ろを向いてでも、前に進めるようになれればいい。

 上司に言われたのだ。「少し考えてみろ」と。その言葉に込められた期待とは、多分違う答えだろうと思う。だけど、それでも、自分を変えようと、少しでも思えたのは、その言葉のおかげだから。

 いつかは、「考えなければならない」ではなくて、「考えたい」と言えるように。まずは、この思いを、忘れないようにしたい。



 文筆乱れてお目汚し。失礼致しました。

 本城 雫



いつも見ていてくださって、ありがとうございます。 役に立つようなものは何もありませんが、自分の言葉が、響いてくれたらいいなと、これからも書いていきます。 生きていけるかな。