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#140字小説方丈杯 への投稿作品⑧/6作品まとめ記事

方丈 海 氏の140字小説が ワニブックスさんで書籍化されたことを記念して
 行われていた140字小説のコンテスト【#140字小説方丈杯】に
 私は【計66作】をハッシュタグをつけて投稿するかたちで応募しました。

※詳しく知りたい方は ↓ 『#140字小説方丈杯 への投稿作品①』の
 記事をお読みください。

#140字小説方丈杯 に投稿した作品をまとめて紹介します。

※作品の解説は時間を経てからいずれするかもしれませんが……
 まず先入観などを持たずに読んでいただきたいので、あえて書きません。
※改行などはTwitter投稿時から修正しています。

日曜はホットケーキの日。
バニラエッセンスの香りが漂う幸せな朝。
毎朝テーブルに置かれる菓子パンだって甘いのに。
平日は朝食中洗濯物や仕事の支度にバタバタ動き回っているママが向かいに座ってくれるだけで特別甘い。

「月1回パパとファミレスで食べるのよりおいしいよ」
ママが泣き出した。

1月25日作 『2人きりのホットケーキの日』

※1月25日は「ホットケーキの日」らしいので
 自主お題として、140字小説を創作しました。

彼氏に隠れ腐女子だということがバレてしまった。
ひかれるかと思いきや、意外に寛容な態度。
「この際だから告白するよ。俺の趣味もBLで…」
えっ!? 腐男子人口少なめだよね。
偏見かもしれないけど、もしかしてバイ…?
性的志向は自由だから受け入れるよ。
「BBA LOVEでさ」
熟女好きと言え。

1月26日作 『リアルな恋愛とは別腹』

あなたのことが大好きです。
ずっとあなただけを見ていました。
つきあってください。

「おぉ、ラブレター?」
「そうだけど…この後にひと目ぼれからの約100日間が事細かく記されていて」
「えっ!? きもちわるぅ」
「ねー。出だしの3行だけで勝負してくれていたらデートくらいはしてたかも」

#monogatary  1月26日のお題 「出だしの3行“だけ”で勝負!」
1月26日作 『無駄な労力と過度な熱意』

#monogatary ○月○日のお題「○○○」と書かれているものは
 monogatary.com さんで毎日12時に発表されるお題から着想を得て
 140字小説としてしたためたものです。

↑ 想田翠 の投稿ページもよければご覧になってみてください。
※ほぼ毎日投稿しています。
 毎回背景・フォントなども物語に合わせて選択しています。

進学率を誇れない進学校なのに校則は厳しかった。
最寄り駅からダッシュ必須な門限ギリギリラインの車内はガラガラ。
同じクラスでは君と私だけの7分間。
「肉まんみたい」と私のほっぺたをつねる君。
私は知ってる。
モテる君がスキンシップをするのは私だけということと
君が本当は早起きなこと。

1月26日作 『遅刻予防で1本前の電車はぎゅうぎゅう』

※1月25日は「中華まんの日」なので
 自主お題として、140字小説を創作しました。

君と出逢ったのはマスク生活が始まった頃だった。
黙食徹底を謳う学食では愛の言葉さえ不要不急扱いされて。
近づきたくてもソーシャルディスタンスを保つ必要があって。
キスさえ躊躇われるような…青すぎる春を3回経た。

そして、やっと今日、コンサートでは声出し解禁になったらしいよと部屋に誘った。

1月26日作 『声出し解禁』

※Twitterのトレンドで「声出し解禁」があがっていたので
 自主お題として、140字小説を創作しました。

「傾向と対策教えてよ」
「何もやってないよ」
「でも、いつも結果出してるし」
「まぐれだよ」
あの頃のテスト前の会話と同じだ。
婚活パーティーで驚異のカップル成立率を誇る彼女は、ちゃっかり良い点を取っていた。
受験と一緒ね。 良いところに入り込むには、ライバルは少ない方がいい。

1月27日作 『合格通知をもらうまで』

※1月27日は「求婚の日」らしいので
 自主お題として、140字小説を創作しました。

以上のように、#140字小説方丈杯 への投稿を
6作品まとめたものを記事にしました。
他の記事と合わせてお楽しみいただけたら幸いです。

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想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
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想田翠
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