下町ノ夏

思い出したくて、思い返したくて、文字にしたくて!

下町ノ夏

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音楽なんて嫌い。

2016年に下町ノ夏という名前で活動をはじめました。 今年4月で7年、8年目に突入しました。 よくがんばった、と言いたいです! なぜここまでがんばったのか、 ライブに来てくれるからです。 それだけです。 たったそれだけで私は音楽を続けられました。 逆に、それがなければすぐ辞めています。 この活動は、辛いことの方が多いです。 私は小さい頃から音楽を習っていたことはありません。音楽の学校も出ていませんし、勉強も出来ないし頭も悪いです。 今活躍している周りの人た

    • スカイブルーおじさん

      自転車でスーパーに向かい、駐輪場で鍵をかけていたとき、「ねえちゃん!それねぇおい!」と、後ろから男性の声が聞こえてきた。少し大きめの声だ。私は知っている。こういうとき、大声の主と目を合わせてはいけない。昼夜を問わず、関わらないのが一番だ。 それでも、「いいなぁ!えぇ?」と声が散乱してくる。怖がりながらもチラッと振り返ると、自転車を持ったおじさんが明らかに私に話しかけていた。 「あ、私ですか?」 「うん、今、そんな鍵あるんだねえ!」 私は前輪と後輪に二重ロックをかけている

      • 誰もが褒められたい

        以前、ライターの方に「感性がいいから物書き向いてると思うよ、他にはないアンテナがあると思う」とお褒めいただいた。音楽ではない違う方向から評価してもらうことなんてあまりないので、お世辞でも嬉しかった。ようし、本でも出すか。「下町ノ夏、ここにあり。」自叙伝。 私は小学二年生から中学生まで書道を習い、最終段位は四段になったところで、高校受験に専念するため辞めた。当時うろ覚えだけど、半年に1回くらいの頻度で、教室に届く冊子を確認し、どの段位に自分の名前があるかを確認して、そこで初め

        • 馬耳東風

          最近SNSで、企業や店舗を晒し上げるようなクレームが日常茶飯事で見かける。非常に悲しい気持ちになる。接客や販売の仕事を経験していると、「こんな怪しいクレームがありました」と通達が来る場合がある。たとえそれが事実だとしても、クレームばかりが目立ってしまう世の中に嫌悪感を抱くが、決して無くなることはないと思うし、寧ろこの先増えていくのではないかと思う。 そんな中、数年前から私がこじんまりと活動している 「サンカー」 簡単に言えばクレームの反対で、「誰かや何かに対して感謝や賞

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        音楽なんて嫌い。

          青と森

          インスタグラムのアルゴリズムはファッション関係ばかりになる。服が好きだ。なぜ好きかきっかけはあまり覚えてないけれど、「森ガール」だった気がする。森ガール。一気に時代を感じるワードを書いてしまった。森ガールについては各自お調べください。 東京の学生は、放課後に渋谷、新宿、原宿へと散らばっていく。私は高校から地元足立区を抜け出した人間なので、高校に入った途端イーグルアイのごとく視野が広った。おそらく友達の影響でファッション雑誌を買い漁り、原宿へと繰り出すようになったのだ。思い思

          愛用品#1

          毎年、金木犀の香りが東京の街に漂い出すと「来た、」と心の中で思う。どこかで同じ思いをしている人がいると思うだけで、秋は俄然楽しくなる。夏の暑さがあるから、秋という季節が愛おしく感じるのだ。 そんな私は「いいものを長く使う」がなかなか出来ないでいた。けれど、そんな生活の中でも、ふと気付いたら長く使っているな、というアイテムが増えてきた。音楽以外に自分が過去に発信していたものが”お笑い”と”クレヨンしんちゃん”という印象が強いために、ファンの方からは差し入れでクレヨンしんちゃん

          またひとつ、心の叫び。

          わたしは以前より「シンガーソングライターがもっと音楽に向き合える環境になって欲しいな〜」と思ってる。 最近、またXで流れてきた。とあるシンガーソングライターの心の叫び。 「プライベートな質問はやめて」 「長文のDMがしんどい」 「物販で話す時間が長い」 「ライブ後に、いつまで経っても帰ってくれない」 「出待ちしないで」 「執拗なつきまといはやめて」 「ライブ中の頻繁な写真撮影はやめて」 「アドバイスしないで」 不定期だけれどこういう訴えはよく見かける。これ

          またひとつ、心の叫び。

          原点

          初めてオープンマイクに行ってきた。オープンマイクというのは、ライブハウスやバーなどが開催しているイベントで、当日参加費を払えば楽器を弾けなくてもプロじゃなくても誰でもステージで歌えちゃう!「お店のマイクを飛び入りのお客さんに開放する」という意味のオープンマイクだ。 前々からオープンマイクは興味があって、今回は自分の身体が鈍らないようにするため、そして私のことを知らないお客さんの前で歌いたいという思いがあったので参加した。ブッキングライブでも良いけれど、ノルマが掛かったり告知

          EYE'S ON!

          2024年4月27日 川口SHOCK ON 約5年ほどボーカルをつとめたOPUSを抜けた。 たくさんのご来場、ご視聴、本当にありがとうございました。ステージでは照明がバチバチなので、普通は遠くまでお客さんが見えないけれど、今日はより一番奥にいる方まで見たくて何度か顔に手を翳して覗いた。 SNSでもこの日のライブのMCでも、なぜ抜けるのかは伝えたので割愛するけど、あの日私がアンコール後に話した時間は約7分間であった。7分で5年を伝えるのはなかなか無茶だ。元々私はうまく説明す

          怖い人

          毎日誰かと連絡を取り合う。仕事仲間、友達、お客さん、店員さん、初めましての人。めまぐるしく人とコミュニケーションを取る。 今一番のコミュニケーションツールはLINEかSNSと思っているけれど、常々思っていることがある。 それは、 「句読点問題」 何が自分にとって問題なのかというと、 文章に句読点がないと怖すぎるゥ!!!! チャットをメインにやりとりしていたり、SNSやライブ配信のコメント見たりした時に「句読点ないのってなんか怖い人」ってことを実は常々思っていた。

          ユニークな人。

          2019年8月5日。LINEに新しいグループができた。 グループ名は、 「かたぬき(仮)」 年号が令和に変わってからまだ間もない頃、加納裕、ユサマチ、下町ノ夏の3人は上野の居酒屋にいた。マスクはせず、距離も近く、いつも通り、居酒屋が繁盛している。茄子の揚げ浸しを頬張りみんなで旨い旨いと唸っていた。元々ライブでお互いに交流のあった3人だったけど、なぜかこの3人が集まった。この時は意味が分からなかった。 居酒屋では珍しい駄菓子がメニューにあって、3人は昔懐かしい「型抜き」

          ユニークな人。

          パカパカ

          3月16日は埼玉県にあるやしおフラワーパークでのイベント出演でした。 屋台やワークショップなどが立ち並ぶ中、別ステージの音楽枠は、いつもお世話になっているデュオのこころ道さん、公私共に切磋琢磨しているりささん、今年高校を卒業して音楽の専門学校に入学したパーカッションの誠也くん、そして絶賛花粉症の私。 去年も出演させてもらったけど、前週に雪が降ったとは思えないくらいの暑さ、風、そして綺麗な菜の花。 風っていつもより+40%くらい動くのが疲れると思ってる。耐える体幹と、呼吸

          赤えんぴつin武道館の話

          ※ネタバレなし 赤えんぴつin武道館へ行った。 赤えんぴつというのは、バナナマン扮する"四畳半フォークデュオ"のことで、バナナマンの単独ライブでは必ず「赤えんぴつ」というコントがあって、ライブハウスで歌っている設定で、実際にオリジナルソングも披露する。 バナナマンを好きになったきっかけは、2010年頃の約14年前。お笑いが好きだった友人から「バナナマンのラジオが面白いから聴いて」と言われ聴いたことが始まり。そこからDVDを借りてコントを見始めたら、それはそれは綺麗に沼に

          赤えんぴつin武道館の話

          全然変わんねぇな、人生。

          2023年終了。 応援してくれた方、ありがとうございました。 アルバム1枚、シングル1枚、 MV3本、ワンマン2本、ツアー。 インストア4回、野外イベントたくさん! 走り抜き年。 9月のワンマンが終わったあとは大きな動きはせず、イベントに出演したりで終了。配信もせず、SNSも告知用に変え、パーソナルな部分の発信は以前よりも控えることに。本当は好きなことがたくさんある。もしかしたら、この"好き"をずっと言い続けていたら何か仕事が舞い込むかもしれない。誰かが手を差し伸べてく

          全然変わんねぇな、人生。

          八潮と蒲田、そして人生の主役になれ。

          M-1が近付いてきた… 私は、一年で一番感動するM-1グランプリという「漫才の日本一を決める大会」を観るために生きていると言っても過言ではない。悲しいとき、つらいとき、やめたい時「いやでも今年のM-1は誰が優勝するか知りたいな」と思って毎年生きている。 今年は、クリスマスイブ。いざ、正座。 今月の18日、19日はイベント出演2days! 18日は「八潮朝市」に出演。 埼玉県の八潮駅前で開催されたマルシェの中で演奏させてもらった。主催の方のタイムテーブルの作り方がありが

          八潮と蒲田、そして人生の主役になれ。

          最近、急に乾燥し始めた気がします。ついこないだまで半袖を着て「はやく涼しくなってほしい〜」とか言ってたのにもう寒すぎて嫌 半袖を一枚だけ残しておく活躍されぬまま次の春 今月11日は、NO END SUMMER After Partyに出演!OPUSとしてだったけど、金本Ds聖潤さんが他仕事のため初の3人編成で。渋谷HOMEは…おそらく7,8年ぶりかと思う。もはや下町ノ夏名義だったかも怪しいほど前。 リズムボックスを使いながら、カバーとオリジナル。初見のお客様も、1曲目の