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[エッセイ]理解者に感謝

あの時、
理解者が1人もいなかったら、
どうなっていたんだろう。

振り返ると、いつも理解者に
支えられて生きていたのだと
気付かされる。

今は昔。
小学校の頃
クラスメイトとの関係が拗れて
今で言う不登校状態だった期間がある。


昔は、登校拒否と呼んでいた。
登校を断固拒否する日を決めて
休み休み、「休みたい」と言うのが
当時の私のテクニックだった。


母親は、謎に理解がある人で、
いつも条件付きで休ませてくれた。


ある日、
学校に行きたくないと言ったら
母親にこう言われた。


「そうなの?じゃあ、
お母さん、今日お休みだから、
一緒に休んで遊園地に行こう!!」


あの時の母親より、今の私の方が年上だけど
この発想は、今も出てこない。


なんだそのアクティブ。


公務員のくせに、と言ってはアレだが、
頭の中、どうなっていたんだろう。


毎日学校にいくのが当たり前な昭和の時代に、
その価値観に染まらない珍しい人だった。


体調不良で休むとか
テキトーに学校に連絡したのち

本当に遊園地に車を走らせた。
平日の午前中、空いていて
今までで1番楽しかったんじゃないかな。


遊園地では、
フラミンゴの体色の赤さに感動したり、
いつもより余計にコーヒーカップ回したり、
ソフトクリームうま〜って思っていた記憶が残り、
なぜ行きたくなかったかの方が曖昧になっている今。


してやられた感はある。


素敵な思い出をありがとう。
そろそろ母の日の準備しよ。


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