【読書術】本を1日1冊読めるようになった話
こんにちは。しろらぶです。
みなさん、読書はお好きですか?
ぼくは正直、今までほとんど読書をしてきませんでした。
本を買っても読むスピードが遅く、最後まで読めずにほったらかしにして、最後まで読んでもその内容が身についた試しはありませんでした。
そんなぼくが1日1冊読めるようになり、内容も身につくこととなった転機となった本がありますので、ご紹介します。
※小説などのストーリーものではなく、ビジネス書などを1日1冊読んでいます。
早く読めて、忘れない、思考力が深まる「紙1枚!」読書法
浅田すぐるさんという元トヨタで働いていた方の、著書です。
これまで、ぼくにとって「読書」は、1ページ目から最後まできちんと読まなくてはいけないものという先入観がありました。
しかし、この本では、読書における主役は「あなた」自身で、読者が作者に「自分が知りたいと思っていることを教えて」というスタンスでよいと書いてあり、個人的には衝撃的な考えでした。
たしかに、本を読む目的が「情報を知りたい」ということであれば、最初から最後まで読む必要はないですよね。
そもそも「正しい読書法」なんてないという気付きもありました。
「本を読むスピードが遅い」や、「読んだ内容が身についていないなぁ」という悩みがある方には、とてもおすすめの本です。
実践していること
この本を読んでからは、
知りたいことを明確にして本を開く
知りたいことだけ読む
読書ノートを作る
ということを実践しています。
まず、知りたいことが何なのか明確になっていない状態で、本を読み始めることをやめました。
目的が明確でないと、だらだら読みをしてしまって、結局、「本を読むこと」が目的になってしまいがちです。
もちろん本を読むこと自体、ストレス解消になったり、セラピー効果などがありますし、「本を読むこと」が目的であれば、最初から通して読むことも意義があると思います。
しかし、「情報を知りたい」という目的で読むのであれば、この方法がおすすめです!
次に、読書ノートを作ることをはじめました。
以下で解説しますが、これを始めてからは身につき方が格段に違います。
読書ノートの作り方
ぼくは以下の内容を盛り込んだ読書ノートを作っています。
「目的」を書く
「答え」の素材になりそうなものをメモする
「答え」を1行で書く
「答え」を分解する
簡単に具体例とともに解説していきますね。
1.「目的」を書く
先ほど書きましたが、本を読む目的を明確にしておくことは重要です。
たとえば、ぼくにとってこの「紙1枚~」の本を読む目的は、「本を早く読めて忘れない方法を知りたい」でしたので、それを書きます。
2.「答え」の素材になりそうなものをメモする
次に、「答え」のヒントになりそうな記述を拾ってメモしていきます。
「読む主役はあなた自身」「目的を明確にする」「スロー思考」「人に説明可能な読書」・・・などのように。
3.「答え」を1行で書く
「答え」は短く1行にまとめて書きます。
この1行にまとめるという行為が、結構大事です。
膨大な内容から、1行にまとめるので、少し頭を使う必要があります。
この作業で、その本について深く考えることになり、内容を忘れないことにつながっていくということですね。
たとえば、今回の本だと、「目的を明確にして、主役は読者という前提で知りたいことだけ読み、ノートにまとめる」のように書きます。
4.「答え」を分解する
それを深堀して、1行しかない「答え」の情報を補足していきます。
「具体的には?」
→「①知りたいことを明確にして本を開く」「②主役は読者であり作者の奴隷ではない」「③A4 1枚にまとめる」
「なぜ?」(それぞれに対する理由を書きます)
→「①早く、そして忘れない読書を能動的に行うため」「②目的達成のためには作者の意図に従う必要はないため」「③制約があれば深く考えられるため」
「どのように行動に移す?」
→「目的を明確にして本を開く」「知りたいことだけ読む」「読書ノートを作る」
・・・というような感じですね。
浅田さんの本にはフォーマットが載っていて、上記の内容を枠に収めて書くことを推奨されています。
人間は枠を作ることで、それを埋めたいという欲求が働くそうです。
ぼくも一応、枠のある読書ノートを作っていますが、正直、自分なりのフォーマットで作れば何でもいいと思います。
この読書ノートの一番のメリットは、「どのように行動に移す?」ということが明確になる点ですね。
今までは、読み終わった達成感もあり、本を閉じたら満足!ということも多かったですが、文字にして宣言することで格段に身につくようになりました。
まとめ
ぼくは、
目的を明確にすること
知りたいことだけ読むこと
というこの2つのシンプルなことを意識するだけで本を1日1冊読めるようになりました。
正直、この方法で「1冊読んだ」と言えるのか?という疑問もあります。。。
しかし、1冊を最初から最後まで読んで身についていなかった今までの自分からすると、身につく読書をしているだけでも意義があります。
この記事が、同じような悩みを抱えている方の手助けにすこしでもなれていたらうれしいです。
ちなみに、この本には選書術や読解力を高める方法などなど、詳しく書いてあるので、そういうことを知りたい方にもおすすめです。
読書、楽しみましょう。
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