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施工方法を間違っている筋かいの効能
こんにちは。昨日青梅市に行ってきたのですが、まだ雪が残っていましたね。結構積もったそうです。春が近くなって花粉も飛び始めていますが、これからも雪があるかもしれません。
今日は、木造住宅の筋かいの話。我々耐震診断をしている建築士は、昔の建物の筋かいの施工方法を間違っているケースを良く見かけます。診断では、耐力に加えないこともしばしば。特に、柱に付けず梁間だけで接続している筋かいは、評点に加えないで
耐震診断のグレーゾーンとは?
おはようございます。本日は雪ですね。滑りやすくなっていますので、外出の際は気をつけてお出かけくださいませ。
さて、最近よく聞く用語に、「グレーゾーン」というのがあります。様々な使い方がありますが、木造耐震診断であれば、1981年(昭和56年)6月の建築基準法改正後かつ、2000年(平成12年)6月の建築基準法改正前(5月末)までに建てられた木造住宅のことをいいます。
一般的に、1981年6月以
新築木造の壁量計算の変化 2025年改正を見据えて(1)
新築木造の壁量計算の変化 2025年改正を見据えて(2)
新築木造の壁量計算の変化 2025年改正を見据えて(3)
2025年の省エネ義務化に合わせて、木造住宅の壁量計算が変わるかもしれません。まだ決定ではありませんが、2022年10月28日に「木造建築物における省エネ化等による建築物の重量化に対応するための必要な壁量等の基準(案)の概要」が発表され、必要な壁量に関する規定案が公になりました。ま
閑話休題 建築系図書カフェを作りたい
私は、元々建築系の人間ではなく、スキでもなかったので、この歳まで建築やっているとは思っても居ませんでした。そこでサードステージに何をやるか?はいろいろ考えていました(建築はセカンドステージ)。しかし今となっては、転職も難しいので、今の仕事をしていながら何か・・・という方向で考えています。
その1つが、建築系図書カフェです。文学部(史学化)出身なので古書が好きです。古書を収集したり飾っておく趣味は
危険な木造の間取りの例(4)
第1回 北側玄関に多い例
第2回 2階建ての壁なしビルトインガレージ
第3回 階段が短辺にある建物
第4回 ビルトインガレージの外壁線が2階とずれている
近年の木造3階建てでも、まだ見られます。雨漏りや床の不陸が多いので構造設計者は避けたいですが、敷地に制限がある場合は仕方がありません。メリットとしては、車庫を広く取れる事でしょうか?
今回の建物は、ビルトインガレージ面が、他の壁などがあり
危険な木造の間取りの例(3)
第1回 北側玄関に多い例
第2回 2階建ての壁なしビルトインガレージ
第3回 階段が短辺にある建物
第4回 ビルトインガレージの外壁線が2階とずれている
第3回 階段が短辺にある建物
昭和後半に多い間取りです。間口が更に狭い場合が多いです。北側は居室にしにくいので階段にしてしまうパターンです。
間口が比較的狭くて、玄関の並びなどの短辺に階段がある建物は、実は危険です。今回の例は、北側玄関で、
危険な木造の間取りの例(2)
第1回 北側玄関に多い例
第2回 2階建ての壁なしビルトインガレージ
今回は新耐震に多い、2階建てのビルトインガレージの例です。木造3階建てだと構造計算しているので、全面に1枚くらい壁があるものが多いのですが、2階建てだとその制約がなく、壁量計算もしない場合、このような間取りの建物が建つ場合があります。揺れますし大丈夫なのでしょうか?
一応、玄関の通りの浴室に一箇所壁が作れそうですが、ガ
古い木造耐震診断ソフト
耐震診断やリフォームをしていると古い図面などとともに、昔の耐震診断書がでてくることがあります。1階しか診断しない、壁倍率ベース、など今の耐震診断のシステムからすると非常に簡素です。その中でも多く発見されるものを紹介いたします。
DOC-W for Windows
構造システムの耐震診断ソフトで、HOUSE-DOCが出るまで主力でした。東京都都市計画局建築指導部推薦ということもあり、それなりに見
古い中古住宅の購入は公庫仕様を選ぶのも手
耐震診断で、古い木造住宅を見ていると図面通りになっていなかったり壁量計算されていなかったり・・・いろいろと不備があります。経年劣化もありますし。なかなか理想的なものは少ないものです。
さて、その中でも比較的信用できる指標は、公庫仕様(住宅金融公庫)の住宅かどうかということ。公庫仕様の住宅を建てる場合、それなりに勉強して施工をするためか?全体的に同時代の平均的建物より状態や仕様が良かったりします。